2017年12月28日木曜日

AI技術は人を本当に幸せにするのか

http://nge.jp/2016/11/23/post-136386
ついに我々ライターは失業か?国内初のAIライティングツールの実用開始
2016年11月23日 加来 秀一

かなりまずい。
いよいよ国内でも、人工知能(AI)がライターの仕事を奪いにやってきた。
メディアコンテンツのテキストをAIに書かせるメディアが登場したのだ。
まだ色々と不具合があるようだが、AIの進歩と学習能力を考えると、あっという間に、ネット上の記事のほとんどがAIによって作成されていた、という事態になりかねない。

本格的に、WebコンテンツをAIに書かせる
国内で始めて本格的にAIでWebコンテンツの記事を作成しはじめたのは、株式会社ビットエーが運営する『BITA デジマラボ』だ。
source:https://www.value-press.com/pressrelease/172999
同社は米Articoolo.Incと提携し、人工知能ライティングツールである『Articoolo』を利用して、Webコンテンツの記事をAIで作成して公開することを開始した。
『Articoolo』はまだ日本語に対応していないため、当面は英語で記事を作成させて、人間が日本語に翻訳するという方法で運営する。
この運営で日本語の記事を作成するためのフィードバックを開発元におこなうことで、日本語による記事作成技術の開発に役立てるという。

日本語への対応ができていないが、手間が削減できている
『Articoolo』の活用方法はおおよそ次のような段取りになる。
まず、生成させたい記事のキーワードを『Articoolo』に入力する。
すると『Articoolo』がインターネット上から情報を収集して自動的に記事を作成する。
このとき、『Articoolo』は記事を作成するだけでなく、要約やリライト、タイトルの生成まで行う。貼り付ける画像の指示も行えるという。
そしてできあがった英文の記事を、人間が日本語に翻訳する。
この手順を踏むことで、従来よりもコンテンツ作成の手間を削減できるという。

AIの進化と学習能力を考えると脅威
まだ『Articoolo』が生成する記事の品質は満足できるレベルではないとしているが、日々学習を重ねることで、品質が向上しているというから驚異だ。
『Articoolo』のようなAIライティングツールが、日本語に対応するのは時間の問題だろう。
しかも、疲れを知らない学習能力を持っているため、使えば使うほど品質が良くなってくるはずだ。
我々ライターは、AIでは書けない記事とはどんな記事だろうか、と真剣に考えねばならない段階になっている。
たとえばイベントの取材や人物へのインタビューといった仕事だろうか。
本当に脅威である。

 人工知能の発展は私達がどうあがいても止めることは出来ない。
 しかし、影響を最小限に留めることは出来る。例えばAI技術の導入に伴う解雇を厳しく禁止する規定を導入することだ。ローマ教会はこの問題に沈黙しているようだが、私は沈黙すべきではないと言いたい。
 AI失業は社会の不安定を招きかねないリスクすらある。そのためにも日本は1984年レベルの税体系に戻さねばならない。すなわち、法人税の1984年レベルの納税義務化と過去に遡っての納税命令、非正規雇用の強制正規雇用命令だ。
 さらに環境税の導入も待ったなしだ。その中には原発についても二酸化炭素排出規制と同様に厳しく課税対象にすべきだ。自動車についても規制をかけるべき時期に来ている。

 その他にも日本は極端なまでに規制緩和と称してタクシーの新規参入をやらせた。
 その結果、タクシー会社の倒産という結果を招いている。タクシー会社に時限付きの免許を与えると同時に、自動車課税の強化と同時に地域のバスネットワークの整備を図り、タクシー会社に参入させると違う。
 タクシー会社の新規参入で、タクシーの減車につなげる利点がある。規制緩和で言うなら、普通免許で運転できる小型バス(当然だが、排気ガス規制を強化すべきだ)の開発を行い、事業乗り換えが容易にできるようにすべきなのだ。