2017年4月4日火曜日

JR東日本は思い上がっている~四季島よりやるべきことがある~

 この所JR東日本の常磐線の怠慢運営がひどい。

JR常磐快速線と常磐線で一時運転見合わせ 人身事故
2017年3月10日23時50分
朝日新聞
 JR東日本によると10日午後10時23分ごろ、松戸駅構内の常磐快速線で発生した人身事故の影響で、同線の品川―取手駅間、常磐線の綾瀬―我孫子駅間と上野―土浦駅間のいずれも上下線で運転を見合わせていたが、同11時36分に全線運転を再開した。


 朝のダイヤに1分遅刻なのにもかかわらず謝罪がないのは当たり前、しかも緊急停車のおまけ付きだ。更に23分遅刻してその場しのぎの対応に終止する有様が毎日毎日まかり通る。
 私はお客様相談室に苦情のメールをこの所送っているが、回答が全くできていない回答ばかりで、『何年何月までにこうこうこういったことをします』が普通の企業の回答なのだが、それが全く出来ていない。JR東日本の夢物語に付き合う暇はない。呆れて国土交通省に通報している。
 何故ここまで厳しく言うか。JRにかぎらず鉄道会社は遅延に対する損害賠償を免罪されているからだ。それは同時にお客様に対して誠実なダイヤを運営する義務を担っているのだ。
 ホームドアやホーム柵の設置は待ったなしなのは言うまでもない。こういった事故をなくすには必要不可欠な投資なのにJRは怠ってきた。それでいて、株主には媚びまくるのだからどうしようもない。更に問題なのは、車内で何も言わない呆れた沈黙の羊共である。こういった輩がJRの怠慢運営に免罪符を与えているのだ。彼らもいわば怠慢運営の共犯者そのものなのであり、許されない。
 私は3月6日の悪質な『23分』遅延に考えを変えた。今までは何も言わないようにしていたが、改善がない以上、毎日時間を管理して1分でも遅刻があったら厳しく指摘することにした。遅延の口実には濃霧もあった。これについては各国の企業に呼びかけて濃霧でも運行できるフォグランプの改良を行うべきだ。
 ヒントはNHKが放送する『超絶・凄ワザ』のようなやり方が最適だ。消費電力を現行よりも1/2にした上で濃霧でも普通に走れ、製造コストも今までの1/2にするものを条件にすればいい。それで中国でも韓国でもアメリカでもいい、各国の企業が開発すればいいのである。大学も参加していい。
 こういった遅延が日常茶飯事である以上、特別料金を必要とする特急の運行の中止とグリーン車の運営中止、普通電車の130km/h運転の実施を今すぐ行うべきだ。そして、ホーム柵を緊急で設置すべきだ。
 ダイヤはそもそもお客様への最低限の約束であり、厳守は当然だ。出来ないのなら出来ない理由を述べて改善を今すぐ実施し、謝罪すべきだ。
 出来るのなら、最大限のリカバリーの努力をしなさいという話だ。JRが堕落しきっているのは、『民営化』に反対した国労を不当に排除し、イエスマン共を周囲に集めはびこらせて現実の声から目を逸らした結果だ。労働組合の排除については本田技研工業創業者の本田宗一郎氏も『労働組合は会社の神経だ。労働組合に勝った勝ったと喜んでいるようでは経営者は終わっている』と激烈な批判を浴びせている。
 JRは本田氏のこの言葉の意味を思い知るべきだ。私は『1分の遅刻は10分の遅刻に匹敵する』と何度も指摘してきた。だが、その意味をわかっていない人達があまりにも多い。そこでJRには『今後はたとえ1分であっても遅刻はいかなる理由であっても抗議する』と厳しい姿勢を明確にした。
 それでいてこんなアホな事をしているのだから信じがたい。

2泊で90万!豪華列車四季島に「無理無理」と嘆く庶民
2017年3月23日 11時1分 R25

 5月1日から運行が始まるJR東日本の寝台列車「トランスイート四季島」の内部が3月16日、報道陣に公開され、その豪華さがネットで話題となっている。
 10両編成の四季島は、客室が17室で定員34人。1号車と10号車が展望車となり、ラウンジとダイニングがそれぞれ1両ずつ、残りの6両が客室となる。
 その客室のなかで最高級の「四季島スイート」は1室限定のメゾネットタイプで、ヒノキ造りの専用浴室も備わっている。2泊3日のツアーならその料金は一人90万円ほど。また、客室以外ではドレスコードがあり、Tシャツにジーンズ、短パンなどといったラフな姿で乗ることはできない。
 とにかく豪華な四季島。ツイッターでは、

「人生で一度は乗ってみたい四季島…」
「四季島に乗って休暇を楽しめるくらい稼げる人間になりたいわね」

 などと、憧れの気持ちをツイートする人が続出。また、

「ぬるめの鉄オタだけど、宝くじ当たっても雰囲気になじめなさそうだから乗りたくないな」(原文ママ)
「う~ん、ボンビーな私には、考えられないよ。 乗れるものなら、乗ってみたいよ、豪華と聞くと、余計に。ハァー。無理、無理。夢の夢」

 と、あまりにもゴージャスで庶民には手が届かないとガックリきているネットユーザーも多かった。
 一方、JR西日本も6月17日から新しい寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風」の運行を開始する。こちらも四季島に負けず劣らずの豪華さで、

「四季島といい瑞風といい、機関車を省いた分、客車の意匠に力入れてて良い」
「列車の外観的な好みで言えばトワイライトエクスプレス瑞風のほうが好きだけど、公開されてる写真を見る限り内装はトランスイート四季島のほうが好みかもw」

 と、四季島と瑞風を比較する鉄道ファンも少なくないようだ。
 そんな四季島だが、3月20日の試運転中に栃木県日光市の線路上で立ち往生してしまうというハプニングが発生。せっかくの豪華な旅を最高のものにするためにも、運行の日までにトラブルはしっかり解決してほしいものだ。
(小浦大生)(R25編集部)

ハッキリ言ってやろう。
 そんなくだらないセレブ向けの車両を開発する暇があったら、まずは庶民向けの車両を開発しなさいと厳しく指摘したい。更に混雑解消のために、東京都内に大規模なオフィスを構える企業向けに首都圏郊外のGMS・百貨店跡地にオフィスを立ち上げて移転させるべきだ。千葉県でも柏駅前にあったそごうが、千葉駅前にあった三越・パルコが、茨城県でも取手市の郊外にイオン跡地がある。更に横浜・本牧にはイオンの空きテナントがたくさんある。こういった場所を耐震補強工事した上で大企業の本社を誘致してしまえばいいまでの事だ。更に突っ込んで言えばイズミヤ跡地も使える(牛久市の場合は1F以外は空いているのでJRが2F以上を借りて東京都に本社を構える企業を誘致してしまえばいいまでのことである)。
 それによって、JR東日本の深刻な混雑の解消につながるのは言うまでもない。更にJR東日本自身が率先して混雑解消と地域創生の観点からやれることがある。仙台市にあったさくら野百貨店跡地にJR東日本の本社を移転させ、東京の本社は他の企業に売却し、東京の運営本部についてはJR上野駅構内の再開発で出来たスペースに移すべきだ。
 そういった努力もなしにセレブ向けのサービスだけには率先してずば抜けているとは、流石JR東日本、頭の付け所がお粗末としか言いようがない。