2017年4月12日水曜日

セックスビジネスを止めることは、児童ポルノの規制にもつながる

少女に売春させ逮捕 人気AV女優・森野琴梨の“転落人生”
日刊ゲンダイ    2015年2月27日

 人気AV女優がまさかの転落だ。
 大阪府警は25日までに、児童買春・ポルノ禁止法違反などの疑いで、大阪市東住吉区の女優・五熊真名実容疑者(27)を逮捕した。昨年8月、大阪市内で女子高校生(16)を男(48)に引き合わせ、ワイセツな行為をさせたという。男からは2万5000円を受け取り、少女と折半していた。調べに対し「お金を稼げるのでやりました」と容疑を認めているという。
 府警によると、五熊容疑者はモデル募集サイトで知り合った女性たちを、撮影モデルとして男性客に約150回紹介。“仲介料”として最近2年間で、約100万円を稼いでいた。また、少女たちに下着をはかせ、その使用済み下着をブルセラショップやネットオークションで売りさばく“商売”も行っていたという。
 五熊容疑者は2006年に「森野琴梨」の名前でAVデビュー。身長150センチ前後の小柄な体とEカップを生かし、ロリロリ妹系として人気に。ほかにも「倉木百合子」や「沢田りほ」「みほ」などの芸名で、約330本のAVに出演。最近は、自らの個人撮影会も行っていたという。

「デビューした18歳の時は、ロリコンもので人気でしたが、27歳にもなってそれは通じない。稼げなくなって、いろんなことに手を出してしまったようです」(AV関係者)

 熟女モノに転身できなかったのか。
(倉野注:人道上許しがたい犯罪であるため、社会的制裁の一環として今回は匿名報道はしておりません。ただ、罪を償ったら私はこの人物については取り上げません)

 最後のヒトコトが余計である。
 そもそも問題なのは、この種の下半身系ビジネスが未だに通っているのだからおぞましい。しかも、無修正動画で下半身を晒すなど330本の下半身ビデオに出ていた事実に戦慄せざるを得ない。自分の性をさらけ出して情けないと思わないのか。
 それと同じようなことをやらかしていいのだろうか。無論応じた女子高生や女性たちはもっての外なのだが、斡旋した五熊も買った男性も許しがたい。更に問題なのは、このような下半身ビデオで稼ぐセックスビジネス業界そのものである。
 AV、ソープランド、キャバクラ、ホストクラブ、ガールズバー、デリバリーヘルス等、その実態はまさにいかがわしい。更に見えにくいようにこれらはどんどん悪質化しており、電話で女性を男性の家に派遣させて下半身ビジネスをやらせるなど、巧妙になっている。
 はっきり言って、私はセックスビジネスに係る人達に対しては哀れだと思っている。そのような手段でしか生きられないことは、人間としての尊厳を奪われているとしか思えない。 「バッキービジュアルプランニング」なる下半身ビデオ制作会社に至っては人工肛門を取り付けざるをえない暴行が行われ、非人道的な下半身ビデオにつながりかねない危険なシロモノである。ちなみに代表だった栗山龍は摘発され懲役18年がくだされたが、私は個人的には終身懲役刑でも足りないと考える。しかも求刑時に栗山は薄ら笑いすらしていたのだからおぞましい。このような輩は自称首相の安倍晋三被告・安倍昭恵被告やハジシタ、石原某、田中康夫被告らと一緒に福島第1原発で死ぬまで無償かつ裸一丁で放射能除去にあたってもらおう。メルトダウンした燃料棒を素手で拾わせてもやり足りないほどの怒りがある。
 だが、政府は同時に考えてもらわねばならない。最低でも包み隠さない写真を使った性教育の即時導入(これにはサイバー及び現実社会におけるセックスビジネスの摘発に協力する事と引き換えに海外のヌーディズム団体の支援を得る事)と、セックスビジネスの規制強化を急がなければならない。この規制強化は、私自身が個人的におぞましいと考える児童ポルノの撲滅につながるのだ。では、彼らはどこに仕事を求めればいいのか。
 私は彼らの中にも何らかの精神疾患を抱えている人がいる可能性があると思う。そのものたちには支援を行うと同時に、働ける部分からまっとうな仕事をしてもらうことが大切だと考える。そして、この種の取り組みは一刻もはやく動かねばならない。
 具体的な規制は以下のものとしたい。

1.ラブホテル・キャバレー等の事実上の風俗店及び派遣型風俗について、営業を時限付きの届出制にし、その期限までに介護福祉・障がい者福祉への転業を図る他、通常の所得税・消費税に加えて3割増しの税金を課す事で転業を一気に促す。従業員に介護福祉士の資格を取得させて移籍させ、新規入場を認めない他、AV女優の風俗店への派遣なども認めない。
2.ラブホテルについては障がい当事者・ホームレス向けの低所得者向け住宅に転換し、そのサポート部門としての雇用で風俗関係者の雇用を図ること。施設の設置が過剰な場合、ラブホテルの営業スペースのうち、7割を介護福祉施設に改装し、3割は相談カウンターに改装させる。
3.ソープランドについてはグループホームに切り替えること。
4.ホストクラブ・ガールズバー・セクシーレストラン・ホステスについても介護福祉事業への研修を義務化する事。なお、精神疾患当事者については治療を優先して行うが、セカンドオピニオンを行った上で認めるか否かを決定する。
5.アパグループなどのビジネスホテルが閉鎖した場合は、即座にホームレス・障がい当事者などの低所得者向け住宅にして30年間貸出し、彼らの社会的自立を促すこと。
6.パチンコ施設・カジノ施設などの賭博場も1の規制を飲ませること。営業は週1回のみ認めるが、それ以外は認めないし、換金も禁止する。
7.陰で違法行為が行われていた場合は摘発時に高額の罰金を科す。

 皆さんに言いたい、セックスビジネスに関わる人達はある意味哀れな人達なのだ。
 そのような手段でしか生きられない、盗撮でしか生活の糧を得られないことはある意味哀れなことなのだ。そのような違法な手段で稼いだ不正な利益は厳しく裁くべきだが、その世界から足を洗いたいと願う者たちを責めてはいけない。彼らにも、彼女たちにも償いの後に再挑戦の機会があることを強く望む。
 そして、彼ら彼女らを救う真剣な提案を考えてほしい。薬物依存症当事者について、私の知り合いは『昨日を失い、明日が生きられるかわからず怯えている』と指摘していたが、彼ら彼女らもまた同じような状況にあるのは明らかだ。