2016年8月24日水曜日

ポケモンGoは新たなネット依存症を生み出す

「ポケモンGO」中毒を示す12の兆候


 スマートフォンを見つめている人とぶつかることが多くなったとしたら、新しいモバイルゲーム「ポケモンGO(ゴー)」のせいだ。この拡張現実(AR)を活用したアプリが、プレーヤーに通りや公園などの公共の場をうろつかせている。彼らはスマホのカメラを使い、小さなスクリーンを通して実世界をのぞいているのだ。
 アプリの中で現実の画像に仮想のポケモンが重ねて表示され、プレーヤーは「ポケストップ」で入手した「モンスターボール」を使ってそれを捕獲する。控え目に言っても、まさにセンセーションだ。ゲームのダウンロード数は700万を超え、任天堂の株価は急騰している。しかし、気をつける必要がある。以下の12項目に心当たりがあるなら、それはポケモンGOをプレーしすぎている動かぬ証拠だ。
1. 47本目の街灯柱にぶつかっても、もはや足に痛みを感じない。
2. 「イシツブテ」「フシギダネ」「ニドラン」といった単語が口をついて出てくる。
3. マイルではなくキロメートルで距離を計算し始める。(訳注:米国では距離の単位にはマイルが使用されているが、ポケモンGOではキロが使用されている)
4. こんなに多くの時間を外で過ごしたのはサマーキャンプ以来だ。
5. 最近グーグル検索したのは「レアなポケモンはどこでみつかるか」だ。
6. 「アスレジャー(アスレチックとレジャーを組み合わせた造語)」というトレンドが急に魅力的に感じ始めている。
7. 10代の子から「ストライク」を捕まえる唯一の方法はカーブをつけてモンスターボールを投げることだと聞き、カーブの投げ方を教わるためだけに別の10代の子と友達になった。
8. スマホの電池がすぐに切れるため新たに購入した予備のバッテリーはスマホの3倍の大きさだ。
9. 全ての会議をポケストップ近くの社外の場所に変更するようアシスタントに依頼した。
10. 運転中、ルアーモジュール(ポケモンを集めることができるアイテム)が使用されたたくさんのポケストップがある通りを見つけたため、カーナビが提案したルートを無視した。
11. 妻や夫になぜ全く電話に出ないのかとあきれられている。最後に受け取ったメッセージは「くだらないポケモンゲームをプレーしているなら、もう帰ってこなくていいから」だ。
12. チー ム「ミスティック」が所属するポケモンジムの向かいに住んでいている友人に頼んで家に泊まらせてもらっている。なぜなら、ジムの「地位」を維持するため CP1468に進化させたニドランを配置していて、72時間ぶっ通しでポケモンをトレーニングした揚げ句、チーム「インスティンクト」にジムが乗っ取られ たら、ものすごくいやだからだ。

 私はiPhone6のユーザーである。
 だが、あえてスマホのゲームは入れていない。馬鹿らしいからだ。今回のポケモンGoについても馬鹿らしいとしか思えない。
 ただですらネット依存症が増えている。そのためにまともに子育てもできないなど被害者が増えてきている。そんなことでいいのだろうか。

ネット依存、あなたは大丈夫? 8つの診断ポイント
(更新 2014/4/22 07:00)
 成人の推定患者数271万人、中高生で51万8000人も存在するネット依存。インターネットをしないとイライラする、やめようと思ってもやめられない、などの症状で、程度によっては日常生活にも支障をきたす。
 パソコンや携帯電話・スマートフォン(スマホ)などIT機器が普及し、インターネットがどこでも使える今、自身がネット依存に陥っていないか、下記8つの質問で確認してみよう。

1.あなたは、自分がネットに心を奪われていると感じていますか。つまり、直前にオンラインでしていたことを考えたり、次のオンラインセッションをワクワクして待っていたりするようなことです。
2.満足を得るためには、ネットを使っている時間をだんだん長くしていかなければならないと感じていますか。
3.ネット使用時間を制御したり、時間を減らしたり、完全にやめようとしたけれども、うまくいかなかったことが何度もありましたか。
4.ネット使用時間をひかえようとしたり、完全にやめようとすると、落ち着かなくなったり、機嫌が悪くなったり、気持ちが沈んだり、またはイライラしますか。
5.はじめに考えていたよりも、長い時間オンラインですごしてしまいますか。
6.ネットのために、大切な人間関係、仕事、勉強や出世の機会を失いそうになったことがありますか。
7.ネットへのはまり具合を隠すために、家族、治療者や他の人たちに対して、嘘をついたことがありますか。
8.問題からのがれるため、または、嫌な気分から解放される方法としてネットを使いますか。嫌な気分とは、たとえば、無気力、罪悪感、不安、落ち込みなどです。

 チェックが5つ以上あれば、ネット依存が強く疑われるので、治療に取り組む医療機関を訪れよう。

※週刊朝日  2014年4月25日号より抜粋

 しかも、この種の問題にのめり込んでいるのはネット右翼と言われる人種に極めて多い。
 彼らはヘイトを喚くことで在日コリアンからの反発や反論をいわば自らの歪んだ心の寂しさを見たさんとしている。どんどんネットに依存していき、その結果は取り返しの付かない醜態になってしまう、そう、相模原の障がい者施設襲撃殺人事件のような結果に…。
 寒気がするのは私だけだろうか。