2016年10月1日土曜日

緊急コメント・『聲の形』は優生学を正当化するアリバイ作品にすぎない



 アメーバブログでQ太郎女史のブログが復活したため、コメントをさせていただいた。
 その際に大今良時の『聲の形』批判に触れたので、Q太郎氏から批評を要請された。
 そこで、この場を借りて改めて行いたい。ただ、映画そのものについての評価は基本的に回避させていただきたい(映画についてはDVD等が出たら確認をする予定)。私は原作の持つ危険性から、何度も危険であると指摘をしてきた。
 実は拙ブログで何度も繰り返してきたが、この作品には深刻な3つのミスが有ると以前私は指摘した。

 1.取材能力の皆無
 2.道徳的欠落
 3.批判を受け入れない独善性

 取材能力の皆無についてはスマートフォンの登場から遡って調べれば、人工内耳に保険の適用がされており、登場するヒロインの難聴は改善できる可能性が遥かに高い。
 そのことを書かない段階で、大今は障がい当事者を明らかに侮辱しているとしか思えない。しかも母親が手話通訳者ということからも知ろうと思えば把握できていた。
 道徳的欠落とは、いじめ加害者の首魁に祭り上げられた主人公だけを批判し、取り巻き共への作品内への制裁がなかった道徳的な責任追及のなさである。
 特に批判を受け入れない独善性は、原作での映画作成に対して厳しく評価した評論家を出したことで、自身への批判に対する居直りであることをいみじくも露わにした。
 更に私は多くの市民団体と対話を重ねてきた。拝聴を専門とするボランティア団体も厳しい評価だった。
 その他にも障がい当事者の家族の会からもブーイング、私がお世話になっている社会福祉士の方も激怒する有様だった。
 更にはひきこもり問題に取り組む私の知り合いの会社経営者も、障がい当事者の一般就労に取り組む人達もこの作品に対して深刻な危機意識を持っている。
 そして、今のネオナチジャパン体制に当てはめてみれば、唯一当てはまる思想がある。
 そう、姿を変えた優生学そのものなのである。しかもこの優生学は今までの日本型優生学と違い悪質度は際立って高い。
 元フジテレビの長谷川豊が人工透析へのヘイトを吐いてテレビ大阪の番組を降板されたほか、在特会の高田誠や相模原障がい当事者施設連続殺傷事件の被疑者(裁判が行われていないので断言できないが)、土浦・荒川沖連続殺傷事件の元死刑囚がガザツ(もしくはそうだと思われる)な方なのに対して、『聲の形』は巧妙な優生学なのである。
 私は連載時から何度もこのブログで批判を繰り返してきた。『倉野 イカロスの翼 聲の形』で検索すればそこそこヒットすると思う。
 そもそも、美少女障がい当事者を出した段階である意味危険なリスクである。
 「生い立ちが不幸だ、かわいそうだ」という強者の視点にみんな陥ってしまう危険性がある。
 障がい当事者は合理的配慮という最小限の補助輪によって社会的自立を目指していく。私はその道を見つけたが、いずれそのような人は増えていく。
 そういった人に対して極めて無礼である。
 更に一歩踏み込んで主人公の生い立ちや生き様を踏まえて解析すれば、明らかな発達障がい当事者である(ただ、私は精神科医ではないので断言はできないが私自身の発達障がいの経験から)。
 「かわいそうかわいそう」で終わらせ、問題点が見えなくなる危険性があると私は危惧してきたが、その危険性は更に高くなったと言わざるをえない。
 生活者としての観点がぼろぼろに抜けているのだ。
 これでは結果として優生学を正当化するアリバイ作品にすぎないのだ。
 これでいいとは、私は思えない。

 1985年に上映された映画『やがて…春』ではいじめ加害者への厳しい制裁と反省を描いている一方で、傍観者達の罪も厳しく突いている。
 その描写力と比較すると、『聲の形』は皇居の周りをジョギングして皇居の中の人の生活を妄想するようなものなのである。
 更にもう一つ、突っ込んでおこう。アニメ映画『どんぐりの家』では難聴当事者の要素だけではなく、知的障害などの問題も描いている。
 こういった優れた過去の作品があるのに、今の作品はそれすら乗り越えることが出来ていない。

 更にこの作品が明らかに低レベルなのは、無断でアニメーション動画がYoutubeにアップデートされている(ただ、これらは炎上キャンペーン動画の一種にすぎない)他、原作に至ってはZIPファイルが無断で上がっている。
 私自身はこの作品については立ち読み・あらすじ及び感想ブログでしか知らないのだが、ハッキリ言ってひどいの一言に尽きる。
 宮﨑駿氏はこの作品に対してどう思うのだろうか。

 大今は『手塚賞』を受賞しているが、本家本元の手塚治虫氏は『どろろ』で差別に苦しみながらも生きようとする青年を描いた他、『アドルフに告ぐ』ではナチス・ドイツに人生を翻弄された二人の男を描いている。
 こうした作品に触れてきた人達には『聲の形』原作の内容はなんと思うのだろうか。 
 

2016年9月30日金曜日

東京五輪を中止すべき理由~今からでも遅くない、トルコ・イスタンブールに譲渡せよ~

高齢者だらけのゴーストタウンに......オリンピック後に東京が直面する恐ろしい未来図


「TOKYO」――。2013年9月7日、「運命の日」。ブエノスアイレスで開かれたIOC総会でジャック・ロゲ会長 (当時)は2020年夏季オリンピック開催地を、こう宣言した。現地でプレゼンテーションを披露した安倍晋三「首相」や滝川クリステル、太田雄貴のみならず、 日本中が歓喜熱狂した瞬間だった。
 この年、昭和の名横綱・大鵬が世を去り、福知山花火大会の爆発事故では62名が死傷。福島第一原発の汚 染水漏れが発覚、トラブルの深刻さを示す評価尺度は「レベル3」に引き上げられ、「国の借金」は初めて1000兆円を超えた。オリンピック開催決定はそん な暗澹たる世相を吹き飛ばす「福音」となった。
 特に浮かれまくったのは経済界。東京都はオリンピック開催の経済効果を13年から20年の 7年間で計2兆9609億円と試算したが、SMBC日興証券は約4.2兆円と上方修正。「ご祝儀相場」はこれに留まらず、森記念財団は国民の消費拡大と企 業活動の活発化など「ドリーム効果」を加算し19兆4000億円とぶち上げた。揚句の果てにみずほ総研は28.9~36兆円にまで吊り上げた。
 結局あれから2年、日経平均株価は20000円台を回復したものの、市民レベルの暮らし向きは一向に変わることなく今に至る。一体あの騒ぎはなんだったんだろう。
  3月に出版された『東京劣化』(松谷明彦/PHP研究所)はそんな違和感を抱き始めた人々に、あるいはいまだに希望を捨て去れない人たちに冷酷な現実を突 きつける。著者は大蔵省主計局、大臣官房審議官等を歴任した財政学、人口減少研究における第一人者である。具体的に試算されたデータとマクロ経済学、社会 基礎学の法則を駆使し、「東京オリンピック」前後に起こりうる「東京の現実」を暴き出している。
 まず人口構造の悪化はすさまじいことにな る。2010年に対し2040年には東京の高齢者は143.8万人増加し、1119.5万人に達する。人口は6.5%減に対して高齢者は53.7%も増加 する。すでに高齢化のピークにある秋田県は人口は35.6%減だが、高齢者も4.5%減るのとは対照的だ。40年、東京の労働力高齢化は全国一となり、労 働力、作業能率は能率は劣化する。
 出生率は2012年時点で東京は1.09と全国で最低(全国平均は1.4)。生涯未婚率(2010年) は男女ともに最多で男性25.25%(全国平均20.14%)。女性17.37%(全国平均10.61%)。東京は今ですら全国でダントツの少子高齢化の 進んだ人口劣化都市なのである。
 これから予想される「東京劣化」の第1は、首都・東京のスラム化。急速な高齢化は経済成長率、貯蓄率が大 幅に低下する。結果、公共・民間のインフラを良好な状態に維持することがはるかに困難となるというのだ。本来ならインフラを計画的に整理縮小すべきなのだ が、それどころかオリンピック開催とその派生効果によって、インフラは一段と膨張を続けている。東京オリンピックの売りのひとつは既存のインフラをフル活 用する「コンパクトな大会」と言われるが、実際は32競技のうち既存のまま使うのは8施設に留まり、あとは新設か仮設・改修が余儀なくされ、関連施設の総 投資額は4500億円にのぼる。そのあおりで適切な維持更新のできないインフラが年々増加し、東京の街がスラムと化す恐れが出てくる。1970年代の ニューヨークはインフラの劣化により約100万人もの市民がニューヨークを脱出したという。脱出したのはまず富裕層と身軽な若い世代だった。同じことが東 京で起これば高齢化と財政の悪化は避けられない。
 さらに東京では今後大量の高齢者が住まいを失う可能性が高い。東京の高齢者の4割は借家 住まいだが、年金収支は急速に悪化して、給付水準は大幅に引き下げられる。近い将来、家賃の払えなくなった高齢者が街に溢れだすことになる。しかも、老人 ホームは今でさえ圧倒的に不足、近隣県の施設に預かってもらっている状態だ。都心では土地代を合わせて一床当たり2000万円にもなると言われている。 40年に老人ホームの需要は約30万人にのぼり、近隣県でも預かれなくなるとさらに100万床が必要で、コストは20兆円もかかる。新たに建設することは 難しく、東京に「高齢者難民」が大量に発生する可能性は極めて高い。これを回避するためには必要不可欠なインフラに限定して整備するべきなのだが、オリン ピック関連のインフラ整備がこれを妨げる。
《今更ではあるが、オリンピックの招致は愚かな選択であったと言わざるを得ない》と著者は書く。
  意外に思えるのは、東京の文化や情報の発信力が弱まる、という指摘だ。「極としての東京の劣化」と著者は表現しているのだが、今後東京の税率は地方よりも かなり高くなり、反面、公共・福祉サービスは地方に比べて貧弱にならざるを得ない。失業も増加する。すると地方から東京を目指す若者は減少し、逆に東京か ら地方に移住する人が増加する。そうなれば財政収支はさらに悪化し、ますます東京は敬遠されるという悪循環に陥るというのだ。これまで、ファッションや文 化の独占的な発信地であった東京の存在意義は薄れていく。ヘタをすると麻布も表参道も白金も「総巣鴨化」しかねない。
 生活環境も劣化す る。今世紀半ばには東京の人口減少は本格的になり、下水道、廃棄物処理システム、鉄道などは人口悪化が採算性の悪化をもたらし、適切な維持管理は困難にな り生活水準は悪化する。例えば鉄道の沿線人口が減少すれば路線を廃止、短縮せざるを得ない。鉄道のなくなった地域は価値を失い、ゴーストタウン化する。
  都市の国際化という観点から見ると、東京は「中流都市」へと劣化する。東京に集中する日本の株式市場、外国為替市場はミラー市場と呼ばれ、ニューヨーク、 ロンドン、シンガポールで形成された価格を映すだけで、固有の価格、他市場に影響力のある価格を形成する機能を持たない。外国の通信社はかつて東京に支社 を置いていたが、北京支局の無人事務所化している。電話だけが置かれていて、海外からの電話は北京にそのまま転送されている。欧米先進国の企業も東京から 撤退し、中国や東南アジアに移転した。もはや情報を得るうえで意味がない都市とみなされている。
 加えて、海外留学の激減、外地勤務を嫌う ビジネスマンの増加により東京の国際化はますます停滞し、いずれ先進国は東京に目を向けなくなるという。「中流都市」どころか「世界の田舎」だ。世界に対 する東京のアピールと国際化を目論んだ東京オリンピック開催は皮肉にもその目論見にブレーキをかけることになる。
 オリンピック前後に起こる東京の劣化とは、《最も確かな予測といわれる人口推計と、そうした人口変化がもたらす必然的な事象から論理的に導かれた『確実な危機』なのです》と筆者は念を押す。
  本書からは離れるが、そもそもオリンピック開催が「打ち出の木槌」と考えること自体間違いだとする指摘は他にもある。米経済誌「フォーブス」の元アジア太 平洋支局長ベンジャミン・フルフォードの最新の著作では、経済学者のジェフリー・G・オーウェンのリポートを紹介している。曰く
《オリンピックのスタジアム建設などに伴って生じる雇用は、完全雇用ならば他の雇用を奪って生じたことになるため意味はない》
《1996年のアトランタでは、一時的に雇用が増えたものの短命に終わり、観光資源としても他の観光地への客を奪っただけに終わった》
《2000年のシドニーでも建設された施設がその後及ぼした経済効果はむしろ支出を増やすものになっている》
 というもの。東京も同じ轍を踏むことにはならないだろうか。
 歓喜と喝采に沸いたブエノスアイレスの奇跡は、本当に人々に僥倖をもたらすのだろうか。ひょっとして、あの「TOKYO」の一声は、東京劣化のカウントダウンだったのかもしれない。そういえばあの時、ロゲ会長も仏頂面だったし。
(相模弘希)


 私はだから、トルコ・イスタンブールに五輪の運営権を譲渡すべきだと何度も指摘してきた。
 五輪にこだわりたいというのなら、私は以前から指摘したようにスペシャルオリンピックスの誘致を行うべきだった。
 そして、こんな恐ろしい状況が今や日本中にはびこっているのだ。

売春、シニア婚活パーティ、ストーカー...年老いても“性“に振り回される高齢者の悲哀

 65歳以上の高齢者の人口増加が止まらない。2013年には団塊世代の中心である昭和23年生まれが高齢者の仲間入 りをし、日本の4人に1人が高齢者、という老人大国になった。また、昨年7月に厚生労働省が発表した2013年における日本の平均寿命は、男性が 80.21歳、女性が86.61歳と、初めて男性が80歳越えをした。
 現代日本では高齢者の仲間入りをしてからも人生はまだまだ続くのだ。そんな高齢者たちの、あまり報道されない裏の部分を取材したのが『老人たちの裏社会』(新郷由起/宝島社)だ。
  万引き常習、DV、暴行事件、孤立死......。さらに、同書には、老いてもなお衰えることのない性欲を持て余す高齢者たちの姿も描かれている。たとえ ば、それが現れているのが、婚活パーティ。パートナーに先立たれた高齢者が低予算で気軽に異性と出会えるパーティは自治体や民間が主催して各地で開催され ているが、セックス目的の参加も少なくないらしい。
 とくに男性はその傾向が強く、作者が潜入したシニア婚活パーティは、女性は50代半ば から60代が中心、男性陣で60~70代だったが、「夫婦生活は極めて重要」と話す男性が非常に多かったという。一方、女性の側は「60過ぎたらアッチの 方は考えないわよ」という意見も多く、すれ違いが生じているケースも少なくないらしい。参加者の中にはこんな体験談を語る女性たちもいたという。
「二度目の食事の後で『二人だけになれる所へ行きましょう』と誘われたけど、『もう少し飲んでいたい』とやんわり断ったら、サッサとお勘定して出て行っちゃってそれっきり。結局、男はいくつになってもカラダ目当てなのかしら」(64歳女性)
  もっとも、女性のなかにも年老いてセックスの歓びに目覚めたケースはある。本書には62歳でホテヘル嬢デビューを果たした女性も登場する。小柄で細身の小 池美幸さん(63・仮名)。15年近くセックスレスの夫は、近年、病が進行し、下半身が不自由に。そんなある日、ふと手に取った女性誌のセックス特集を読 んで、カーッと体が火照り出した。
「ものすごく久しぶりの感覚で、自慰までしてしまった。我に返ってから『このまま、主人しか知らずに女の人生を終わりたくない!』との気持ちがお腹の底から湧いてきたんです」(美幸さん)
 その勢いに任せ、広告ページに載っていた風俗店に電話をかけて、初勤務へと至る。温和な上得意客に当たり、不安も吹っ切れた。最近は週に1~2回、夫のデイサービス利用の合間に「女を取り戻している」そうだ。
  一方、高齢男性をターゲットにして金を稼ぐ"後妻業"ばりの女性もいる。3000万円ものカネを貢がせたのは68歳で離婚歴2回の吉川輝子さん(仮名)。 しかも、体の関係はナシで、だ。きっかけは6年前。腰の手術で入院した際、病棟で一回り年上の男性と親しくなった。相手はバツイチで子供とも疎遠。輝子さ んに入れあげてしまい、先に退院してからは足しげくプレゼント持参で見舞いに来るようになったという。
「モノなんていくらもらっても、この 歳になると嬉しくなんかないのよ。好みでもないノーブランドのバッグなんて、転売もできずにゴミになるだけ。年を取るほど先立つものしか必要じゃないし、 欲しくなくなる。だから『商品代金の分、いくらかでも現金の方が嬉しいわ』って本音を漏らしたのね」
 すると翌日には現金10万円入りの封筒を渡されたのだ。
「大喜びよ!貯金を切り崩す生活だったから、『ものすごく助かるわぁ』って、思わず涙ぐんじゃったのよねぇ」
 元生保レディの輝子さん、マメな電話やメールでのやり取りもお手のものらしく、こんなテクニックを同書で披露している。
「と にかく、いい気分にさせるのよ。上手に話を聞いて、認めて、褒めて、『あなたはほかの男性とは違う』と、自尊心をくすぐるの。そして、たまには母親のよう にして少しだけ叱ってあげる。若い娘のように、わざとスネてみせる。あとは多少の手料理で十分よ」と、テクニックを披露。「小金を抱えて使い道のないジイ さんなんて、ごまんといるのよ。ちょっとの笑顔で10万、20万出すのなんて屁にもならない。100万や200万なら『仕方ない』で済む相手だってね。少 し痛い目を見ても、男は見栄っ張りだから決して自分が『騙された』とは思いたくないのよ。そのさじ加減、欲張り過ぎずに恨まれない程度の金額の見極めが肝 心」
 このコメントを読んでいると、逆に寂しい高齢男性が世に溢れている現状が見えてくる。1万件におよぶ死後の整理に関わってきた遺品整理専門会社「キーパーズ」代表の吉田太一氏によれば、孤立死の多くが男性だという。
「多 くの中高年男性にとって、離婚や死別による伴侶との別れは、文字通り生命線を断たれるのと同じ。なかでも今の60~70代は高度経済成長期にがむしゃらに 働いてきた世代で、プライベートに費やした時間が乏しい。家事や子育ては専業主婦の妻任せで、子供との繋がりも薄く、仕事以外での社会性が培われていない 場合が少なくない」(吉田氏)
 
 男性が年老いてなお、女性を求めている背景には、前述した性欲ももちろんあるだろうが、一番大きいのはこうした孤独への恐怖ではないだろうか。前述の婚活パーティでも、男性の参加者には「女が生活の面倒を見て当たり前」という意識が根強いと作者は分析している。
 男性は、ストーカーに走るケースも少なくない。同書には、高齢者のストーカー被害にあった女性の証言も登場する。
  婚活パーティで68歳の男性と知り合った59歳女性は、一度だけ一緒に映画に出かけ食事をした後、交際の申し込みを受け、それを断った。しかし男性からの 熱烈アプローチは止まず、連日の電話攻撃を受けるハメに。それも一切無視するようにしたところ「本人と数日連絡が取れない」と通報した男性により、女性の 自宅にパトカーと救急車が出動する事態となった。
 20歳巨乳ファミレス店員は、常連の白髪頭の60代後半とおぼしき男性からのストーカー 被害にあった。コーヒーのおかわりや追加注文で彼女だけと話をしたがり、彼女がレジにいるタイミングを見計らって会計をする。そして勤務後に従業員出入口 から出てくる彼女を待ち伏せするように。しまいには、どうやって探し出したのか、女性のブログまでウォッチされ、彼女が居酒屋での様子をオンタイムでアッ プした直後、店に花が届いた。
 実は、作者自身もこの高齢男性の欲望の標的になっている。なんと取材を続けるなかで取材対象者の高齢男性3人が"シニアストーカー"に変貌、彼らから鬼電、鬼メールを送られまくるという事態に発展したのである。
  1人目、69歳のAさんは自宅マンションのローンも完済しており、孫もよく遊びに来る。携帯電話の待ち受けは4歳になる孫娘。しかし話を聞くと「バブル全 盛の狂乱時代、彼は都内に洒落たカフェバーを3軒展開し、大変羽振りがよかった」と典型的な"バブルの成功体験"を持っており、しかも、「バブル崩壊とと もに暗転。店は1軒のみ残せたが、経営は超低空飛行が続いた。閉店時にはおよそ1000万円の借金が残った」という。これまた典型的な"バブルのあおり" を受けていた。
 当時、家庭を顧みることがなかったツケもあって、子供たちからは軽蔑され、家には居場所がなかった。そんなときに作者から 取材を受けたのであるから、舞い上がってしまったのだろう。「〈今日は日本橋まで歩いてきました〉〈皇居の二重橋がきれいです〉など、『散歩しかすること がない』日々の日記」や、「今、自分がどこにいて何をしているか、つぶさに行動記録」したものがオンタイムで送られてくるメール地獄に陥ってしまう。
  2人目、80歳を超えたBさんは初対面から3時間で「あなたはラッキー。私には今、たまたまカノジョがいないの。出会えたのは運命。一緒に暮らしません か」とシワシワの手を添えて告白してきたという。さらには艶っぽい声で「あなたもまさか、取材だけで私に会いにきたわけじゃないでしょう」と囁いてきたと いうのだ。
 その気はないと丁重に断ったうえ、会うのは今日で最後だと告げたにもかかわらず、「〈今週末に箱根までドライブはいかがです か?〉〈○○のコンサートをご一緒できればと思います〉など、1~3日おきにお誘いメールが来る」事態に。"迷惑で気持ちが悪い"と、はっきりと断ると 「元気で長生きの秘訣はね、物事を自分の都合のいいように解釈すること」とまったく懲りた様子がない。
 3人目のCさん(74歳)は作者の 取材時、賃貸アパートで20年近く一人暮らしをしており「『来客は久しぶり』と、押し入れから防虫剤の臭いのする客用座布団を取り出して勧めて」きた。早 い昼食をごちそうになりバス停まで見送ってもらったがその翌日から電話攻撃が始まった。3日目からは1日に5回以上、電話が鳴るように。
「と りあえず出ると、とりとめもない話を一方的に続けられる。途中で遮って『忙しいし、もう話す事もない』と告げると、『迷惑かけちゃったね、ごめんね』と 言って切るのだが、ホッとしたのもつかの間、30分~数時間後に再びかけてきては、『どうしてるかな、と思って』と続く」......完璧にストーカーと 化してしまったのだ。
 留守電にも「一段落したら電話してくださ~い。待ってま~す」と何度も吹き込まれるように。作者は意を決して「もう 二度とかけてこないでほしい」と強い調子で通告し、翌日から電話を不通状態にした。そして、4日間の海外滞在から戻ると......なんと「留守電に50 件を超す"声"が吹き込まれていた」という。
 人間は老いて生殖能力がなくなっても、肌の触れ合いなどのコミュニケーションの一環として性的欲求が存在し続けるという。「老いて心は寂しさで満たされ、体は性に飢える一方であれば、『生涯現役』であり続けるのは苦行の道に他ならない」と作者は憂う。
  しかし、こうした状況に陥っているのは、もっぱら男性たちなのだ。仕事をリタイアすることで、社会との関わりが極端に少なくなり、配偶者に先立たれたり離別されれば、孤独はいっそう強まる。体は老いてゆくのに性的欲求は残り続けていくのであれば、それが充足されない渇望も日々大きくなり、現実と理想の ギャップは開いてゆくばかりだ。
 対する女性は、配偶者の離別や介護などをきっかけとして、現実に女を取り戻し、どんどん前向きになっていくケースも少なくない。その様子は、長年、夫と家庭を支え、抑圧されてきた女たちの反乱のようにも見えてしまうのである。
(高橋ユキ)

 はっきり言っておかねばならない。
 歳相応に成長しなければならない。男性はある意味、世の中にちいさいころあまりもまれたことがない。だから、ちょっと突かれたら過剰反応する。ひきこもりで圧倒的に多いのは男性と言われるのも当然であろう。
 だからこそ、30代から男性は会社とは違う肩書を社会貢献活動で作っていくべきなのだ。社会貢献と言っても何もそう難しく考える必要はない。特技を活かす社会貢献もある。例えばNPOの会計を支援するのも立派な社会貢献だ。今では80歳のシニアでも活き活きとしていて、NPOを立ち上げているのだ。
 そういう方向に社会を持っていくべきなのは明らかで、五輪なんかやっている暇はない。今すぐに五輪開催権を潔く返納すべきだ。

2016年9月24日土曜日

絶食系男子がここまで進化したのは社会の融通のなさがある

 【全文】なぜ嫌婚? 独身たちの主張なき抵抗

2015年9月15日(火)17時7分配信

誰もが結婚するのが当たり前だったのは、40年前のこと。
いまどき「結婚してこそ一人前」とはさすがに言われないが、相変わらず、結婚しないでいることには「理由」を求められる。
それでもなぜ、未婚化が進むのか。
社会学者の水無田気流さん、恋愛ブロガーのはあちゅうさん、男性学を専門とする田中俊之さんの3人が語る。
(Yahoo!ニュース・AERA編集部)
水無田気流(みなした・きりう)/1970年生まれ。詩人、社会学者。 個人の幸福と家族規範の関係について精力的に調査・分析。著書に『「居場所」のない男、「時間」がない女』など。
はあちゅう/1986年生まれ。ブロガー、作家。 慶應義塾大学在籍時にカリスマブロガーと呼ばれる。電通、トレンダーズを経てフリー。著書に『半径5メートルの野望』など。
田中俊之(たなか・としゆき)/1975年生まれ。武蔵大学社会学部助教。 「男性学」を専門とする。著書に『<40男>はなぜ嫌われるか』など。

皆婚から嫌婚へ
水無田 若い人たちが結婚しないのは主として経済的な理由からであるのは統計調査でも明らかですが、ここ30年くらいで「一生結婚するつもりはない」、つまり積極的に結婚しようとしない独身者は、男性が約5倍、女性が約2倍に増えています。
はあちゅう 29歳の私の周りには、結婚を後回しにしている女性が多いです。大学院を出て、バリバリ働いているような子が多いかな。
水無田 都市部に住み、仕事を持ち、経済的に困窮していない。「家庭を運営する能力がある」と一般的にはみなされるのに結婚したがらない人たちのことを、私は「嫌婚派」と名付けました。週刊誌AERA(朝日新聞出版)の2015年6月22日号(独身男女622人調査でわかった「嫌婚」の正体)
では、年収がある程度以上ある人たちを対象に調査し、「嫌婚派」にはどんな志向があるのかを分析しています。

考えなければ結婚しない
田中 その「嫌婚派」も、主義や主張があって結婚しないというわけではないのでは。例えば夫婦別姓でいたいから籍を入れないとか、結婚制度に反対だから未婚を貫くとかではなく、特に理由もなく結婚していない。逆に言うと彼らは、特に理由なく結婚していくこともあり得るでしょう。僕は39歳になるまで結婚していませんでしたが、なぜかと聞かれたら答えに困ります。もしかしたらもっと早く結婚していたかもしれないし、ずっと結婚しなかった可能性もある。結婚しない決定的な要素が何かは、本人たちに聞いてもなかなか答えが出ないのではないでしょうか。
水無田 「今の若者は結婚しない」と嘆いている人の多くは、1970年代の高度経済成長期の感覚を引きずっているのでしょう。当時は生涯未婚率から逆算すると、一番高いときで男性98%、女性97%が一生に一度は結婚していた。先進国でも驚異的な婚姻率で「皆婚時代」と言われ、結婚していない人には何らかの理由や原因があると考えるほうが普通でした。70年代の日本人は、何も考えなくても適齢期になるととりあえず結婚していったわけですが、今は何も考えなければ結婚しないという状況になっている。
はあちゅう 頑張らないと結婚できない、みたいな感覚はありますね。

趣味や仕事は成果が見えやすい
水無田 「嫌婚派」は、最も大事にしたいものは「趣味」だと答えた人が多かった。結婚すると生活を変えなければいけないことが透けて見えるから、おもしろい仕事や一人でいる自由など優先順位の高いものがあると、なかなか結婚が優先順位の第1位にはならない。
はあちゅう 趣味や仕事は、成果が見えやすいからおもしろいのだと思います。ゴルフや料理って、かけた時間やお金に成果がついてきて、どんどん上達していきますよね。でも恋愛は頑張ったぶんだけ返ってくるものではないし、成果や成長も見えづらい。成果主義が浸透した社会でみんな「自己成長マニア」みたいになってしまっていて、フェイスブックでも、投稿内容の質よりも「いいね!」の数を気にしている。そういう気質の現代人からすると、恋愛はコスパが悪いととらえられてしまうのかも。

成果主義時代のコスパ感覚
水無田 結婚もまさに、成果主義を阻むものですね。相手ありきだから、自分でコントロールできる人生の領域が狭まる。子どもができるともう、しっちゃかめっちゃか。仕事をしながら結婚して子どもを2人産んで、仕事も家事も育児も完璧にやろうとしたら、一人でいたときの自由な時間がほぼ灰燼に帰すくらいに生活が変わってしまうわけで、多くの女性が「時間貧困」に陥ってしまいます。男性のほうも、稼いできたお金を自分の趣味だけには使えなくなる。日本の世帯はお小遣いシステムが圧倒的に多いので、月3万円程度のお小遣いと称する小銭で生活することになるなら、それまで趣味に打ち込んできた人からすると「結婚はコスパが悪い」ということになると思います。
はあちゅう 自由や成長という犠牲を払ってまで結婚するのだと考えたら、結婚相手に求める理想が高くなるのは当然ですよね。 

70年代は「お膳立て婚」だった
水無田 経済が右肩上がりで「皆婚」だった時代は、はっきり言って、誰を選んでもハズレがなかった。誰と結婚しても、夫が働き、妻は専業主婦で、子どもを2人ほど育て、家を建てて……といった安定した生活が待っていた。となると、それほど真剣に選ばなくても、周囲の人たちにお膳立てされるままに、多くの人たちは結婚していったわけです。お見合い結婚と恋愛結婚の数が反転したのは60年代半ば以降ですが、70年代の「皆婚時代」は果たして本当に恋愛結婚ばかりだったのかというと、かなり疑問が残ります。
田中 今のように何人か付き合ってから見定めるという恋愛スタイルもなかったでしょうし。
水無田 お見合い結婚と恋愛結婚の中間くらいの「お膳立て婚」だったのでは。企業は社員のお嫁さん候補として、未婚のお嬢さんを「お預かり」する感覚で採用し、同じ“いけす”の中で職場結婚して、上司が仲人になっていた。女性にとって結婚は「生活保障財」で、愛のために結婚したという人は少数派のはずです。それなのに、結婚には大恋愛が必要だという前提が、なぜかまかり通っていませんか。

大恋愛をしたという見栄
はあちゅう 本音はどうあれ、大恋愛の末に結婚したという建前は必要なんじゃないですか。結婚って「一生守ります」と誓いを交わせるくらい好きな相手が一瞬でも存在した証しになるからです。自分は一生続くほどの大恋愛をしたんだ、という見栄のようなものがあるのでは。
田中 なるほど。自由に恋愛をしていい社会で、大恋愛を経験したことがないというと成果が出せていない印象があるし、「あの人には愛される能力がない」「愛する能力がない」といった否定的なイメージも持たれがちですよね。
水無田 一生涯、安定した愛情を抱けないと、欠陥人間のように見られてしまうのは大きな問題ですね。だって恋愛って、うんと能力がいるものじゃないですか。90年代に恋愛結婚の前提がいよいよ本格化し、今は9割以上だと言われますが、「お膳立て婚」から「自己責任婚」になり、自分の責任で相手を探すようになってきてからは、結婚相手の理想像に対するこだわりが強くなり、妥協できなくなってきているように思います。
はあちゅう SNSなどで他人のスペックが見える化されるので、勤め先やファッションがどうとか、イクメンになりそうな人がいいとか、最高の理想像を頭の中で思い描いてしまいがち。

理想のハイパーインフレ
水無田 今年6月に週刊誌AERAが実施した独身男子の座談会でも、結婚相手に対する理想は「ハイパーインフレ状態」だと感じました。「共働きしたいので意識が高い人がいい」(37歳、サービス業)とか「社会常識のある自立した女性が理想」(36歳、コンサルティング会社勤務)とか。女子磨きを適度にとどめている「原石級」の女性がいい、とまで! つまり、男性には年収や学歴、女性には容姿や家事能力といった条件にプラスして、お見合いの釣り書きには書かれないような能力を求めている。やはり相手に対して恋愛感情が湧かないと結婚はしたくない、ということと深い関連があるようです。
はあちゅう 大恋愛の末に結婚したいという理想はあるけど、結婚したいくらい情熱的になれる相手が見つからない。女性誌の恋愛特集には「何年も彼氏がいない“日照り続き”の女子はどうすれば恋ができますか」というものが多くて、やっぱり自分の時間が楽しくて、相手のことを考える時間が削られるから、恋愛しづらい。恋愛の末の結婚がよしとされているのに、まず恋愛ができない。水無田 恋愛を経ねばならないプレッシャーというのが、かえって結婚を遠ざけていますよね。「お膳立て婚」から「自己責任婚」になり、相手のことを自ら調べて「恋愛するに値する相手かどうか」を、SNSなどさまざまな情報から確認するところから始めなければならない。
はあちゅう 知らなくていいことまで知ってしまったり、余計な情報も入ってきたりしますよね。

SNSで恋愛力が試される
水無田 SNSの衆人環視のもとで恋愛や結婚の能力が試され、欠陥のある相手を選ぶと「情弱(情報社会に疎い人)だ」と見下されてしまう現実があります。第1志望の大学や企業に入れなくてもそれなりに人生を頑張れるけど、恋愛や結婚がうまくできない人間だとみなされるのはつらいことです。周りの目を意識するからこそ、相手の理想がどんどん上がっていくのでしょう。
田中 それもあるでしょうが、本当に結婚したくて高い理想を並べているわけではなくて、単なる「言い訳」なんだと思いますよ。僕は冒頭から言っているように、結婚しない理由は特にないのだと思っています。「なぜ結婚しないの」と聞かれて「何となく」と答えるよりは「理想の相手が現れないから」と答えたほうが、周りの人に納得してもらいやすい。だから理想を高く設定し続けなければならないんでしょう。

「男性不況」の到来
水無田 サラリーマン世帯でも共働きが多数派となった今、結婚したからといって男性が大黒柱の役割をひとりで背負わなくてもいいはずだと思うでしょう。ところが現実は、女性の6割は非正規雇用。年間を通じて給与所得がある女性でも7割が年収300万円以下です。子どもを産むと正社員だった女性でも6割が離職し、無収入になります。女性が出産後も仕事を続けるのは難しいから、何としてでも安定した稼ぎがある男性と結婚したい、という方向に流れていく。女性にとって結婚が「生活保障財」である状況が変わらないのです。20代、30代の男性の給与水準が下がっていて、昇給もかつてのようには見込めないという話を大学の授業ですると、女子学生の反応は「私もしっかり稼げるようになろう」ではなく、「大変、そんなに優良物件が減っているんだったら、もっと婚活を頑張らないと」です。
はあちゅう 以前テレビ番組で女子大生と結婚やキャリアについて話したとき、結婚後は仕事をしたくないという専業主婦願望が思った以上に強くてびっくりしました。都内の大学に通っている女子学生でそのくらいなら、地方はもっと多いだろうと。
水無田 最近は、製造業など男性向けの職場や雇用が減る「男性不況」で、女性の就業が多い医療福祉などの第3次産業が全就業者の7割を占めています。今年度の大卒新卒者の内定割合は女子が男子を上回りました。それなのに、女性が出産してからも働き続ける環境が整っておらず、育児の担い手は母親だという価値観が根強い。職場でも育児の場でも「ジェンダー・セグリゲーション(性別分離)」が高い、つまり男女で役割の差が大きい社会が続いています。
田中 学生時代までは男女の差を意識せずにきたのに、就活や仕事、結婚で男女差を思い知らされるという話はよく聞きます。
水無田 結婚・出産・育児をしている先輩たちが突然、ジェンダー・セグリゲーションの高い社会に放り込まれて右往左往する姿が、若い世代に結婚に二の足を踏ませているのかもしれません。政府は女性活躍を推進していますが、女性が職場に進出していくなら、同時に男性の地域社会や家庭への進出も促さなければなりません。

ない袖は振れない男
田中 大学生にデート中の食事の支払いについて調査すると、男子の半数が全額もしくは自分が多めに払ったほうがいいと答えました。一方、女子は4分の3が割り勘か自分が食べた分を支払えばいいと答えています。結婚するための費用は、結婚式、結婚指輪や婚約指輪、新婚旅行などをゼクシィの言う通りにそろえようとすると600万~700万円はかかります。これらを自分で払えないのに結婚するわけにはいかない、とプレッシャーを感じる男性もいるのではないでしょうか。「ない袖は振れない」と言いますか。
はあちゅう いまどき、そんな気概のある男性、いますか?
田中 気概というか見栄ですね。女性がしたいことを尊重するというより、俺がこうしてあげたいということですから。女性に気持ち良く結婚式をさせてあげられない俺、結婚指輪を買ってあげられない俺には結婚する資格がない、と。
水無田 経済的なことだけでもないようです。前述のAERAの調査をさらに分析すると、女性は男性のほうからアプローチしてほしいと考えているし、男性は自分が気に入った女性を口説いて付き合いたいと思っていました。

払ってほしい女
はあちゅう そうであってほしいですね。
水無田 え、はあちゅうさんも?
田中 プロポーズされたい?
はあちゅう されたいです。
田中 へえ~。自分からではダメなんですか?
はあちゅう はい。何となく合意があったとしても、プロポーズはしてほしい。デートでも男性に払ってほしい派です。昭和の男性像に惹かれるんです。ネットでそう書くとたたかれますが(笑)。
水無田 調査結果と同じです。参考になりますね(笑)。今は男女とも自分と同レベルの学歴、職歴の相手と結婚したいという「同類婚志向」が進んでいて、男女の年齢差も初婚は平均1.7歳差と縮んでいますが、やっぱり男性が「半歩先」。年収差も、飲食の割り勘比率も、近接はしてきていますが、同等にはならないんですね。結婚観や恋愛観が「昭和レジーム離れ」をするには、時間が必要ですね。
田中 そこは論理ではなく、感情や志向の部分なので、なかなか変わらないですよね。
はあちゅう 恋愛中って相手を減点方式で見てしまいがち。子育てしてくれなさそう、家事してくれなさそう、だから結婚できないかも、と減点しながら見定めるわけですが、結婚したら相手を加点で見ないと、自分が負け犬になったような感覚になってしまう。だから結婚によって、相手との関係を前向きに考えられるようになる気がします。
水無田 私は夫と大学院生時代から9年くらい付き合っていたんですが、入籍したほうが各種控除を受けられてお得だし、生活費や資料代も折半できると説得されて結婚しました。
はあちゅう コスパですね(笑)。
水無田 2人とも非常勤講師で、大海の荒波を手漕ぎボートで進むような生活から少しでも楽になりたかったからですが、結婚してしまうと「これは愛がないと続かない」と実感しました。愛かコスパの二択というよりは、両方のバランスがそれぞれの夫婦に必要だと思いますね。

恋愛と結婚は両立しない
田中 恋愛は感情だからコントロールできないものなのに、それを結婚という制度に押し込めてコントロールしようとするわけですから、そもそも恋愛と結婚は両立しない気がします。結婚には安定性が求められるが、感情は不安定だし人間関係も不安定。そこに窮屈さを感じるのは当然では。結婚と恋愛の中間くらいの形態でお墨付きがもらえるようなものがあるといいですよね。
水無田 愛という移ろうものが、たった一人の相手に死ぬまで永続するという前提が結婚ですよね。愛ゆえに結婚するなら、愛がなくなったら離婚するのが誠実だという考え方もあります。
はあちゅう フランスのPACS(連帯市民協約)のような「ユルい結婚」がいい。日本では結婚にまつわる手続きが面倒すぎます。例えば姓が変われば法人登記している会社の代表名も変えなければいけないし、株の名義変更、パスポート再発行など、さまざまな役所や機関に出向いて手続きをしなければいけない。
田中 2人とも姓を変えなくても結婚に似たようなものを選択できれば、手続きの面倒さが省けるということでハードルは下がるのかもしれません。
水無田 それでも日本では教会や宗教の縛りがあまりないから、結婚自体は書類が受理されさえすればできます。結婚を重荷にしているのは、手続きの問題よりも「規範」では? 女性のほうが男性の姓に変える慣例や、「一家の大黒柱」と「専業主婦」になるというテンプレートに対するプレッシャーが大きい。かつ、大恋愛の末の結婚でなければならない、といった「規範」が先立っている。田中 かくかくしかじかのことをしなければ結婚だとはみなさない、という厳しさがありますよね。

結婚したら勝ち?
はあちゅう 結婚しなくても不都合はない、と思いたいですが、恋愛コラムを書いていると、「結婚もしていないくせに恋愛を語るな」などと批判されることが多い。結婚しなければ説得力がないとみなされるのはすごく悔しいですね。結婚が「勝ち」だと考えている人があまりに多いから、結婚という型にはまったほうが楽だと感じることがあります。社会人がスーツを着るのは、スーツを着ない人が少数派なので「なぜスーツを着ないのか」と聞かれるよりも、着たほうが楽だから。それと同じで「なぜ結婚しないのか」と30代後半や40代でずっと聞かれ続けるくらいなら、とりあえずしておくか、という動機で結婚するかもしれません。結婚したくてたまらない、というロマンチックな動機とはほど遠い。
田中 結婚が「勝ち」で、テンプレートの家族が幸せだというイメージが強いから、未婚者や離婚経験者のことをたたきやすい風潮がある。叩いている人たちに考えてほしいのは、自分がそうなれなかったときに自分で自分をいじめる状況をつくってしまっているということ。家族の定義を狭めておくことは、そこから外れた人をたたいてスッキリすること以外に、誰にとってもメリットはありません。水無田 家族の一員や会社の正社員といった「所属」はあっても、内実はけっこう乖離していることもあります。結婚していても家庭内別居状態で仮面夫婦を続けるような形は昔からあり、かつてはそれに耐えなければならない重圧も強かった。今はその重圧はかろうじて軽減されてきているけれども、それで得られるものはかつてほど大きくはない。自分の自由な時間を犠牲にしなければいけなかったり、給与水準が下がっている中で一家を支えなければいけなかったり。男性も女性も旧来の昭和的な家族観にこだわっていると、負担ばかり重くて、幸せになれる可能性は高くなくなるような気がします。
田中 では新しい夫婦像は何かというと、大人がわかっていませんよね。大黒柱ではない男性の生き方や、専業主婦ではない女性のあり方のモデルを示せていない。子どもの頃から見ている「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」などのアニメや、洗剤や食品のCMは、いまだにサラリーマンと専業主婦の夫婦モデルが主流のままです。そんな環境で若者が勝手に「新しい夫婦像はこれだ」というものを出してくることは考えにくい。ではこれから結婚はどうなっていくかというと、自分たちなりに心地いい家族をそれぞれにつくっていくしかないと思う。一人で生きていきたい人は独身でいればいいし、結婚したい人はすればいいし、自分の母親とうまくいっているのであればそれも家族だし。

仕事から逃避婚
はあちゅう 結婚って宗教のようですよね。みんなが結婚によって幸せになれると信じているから、自分も信じることで救われる、みたいな。あとは人生に何らかの区切りやリセットができるような期待とか、仕事がつまらなくなったときの逃避とか。どれも結婚そのものの魅力とはいえないように思います。
田中 だいたい、結婚していない人をワーワーと責めたり急かしたりすること自体が、結婚というものが弱体化していることを証明しているじゃありませんか。僕は結婚に「ありがとう」、「お疲れさま」と言いたい。プロ野球のどんなスーパースターだって、いつか引退する時がくる。かつてスターだったからといって常にポジションを用意しておくとチーム全体にすごく迷惑がかかってしまいます。もちろん結婚もかつてはスターだったが、今の日本においてスターであり続けることはできない。まだ引退はしなくていいけれど、中心選手ではないということをわかっていただいて「ありがとう」とみんなで伝えて、徐々に引退への道を示していけたらいいですよね。
水無田 人間は、自分の幸福の源泉だと信じているものを捨て去ることがなかなかできない。それが形骸化していたとしても認めたくないから、旧来の結婚観・家族観という怪物がずっとうごめいています。しかし、その結婚観がどのように生まれたかというと、多くの人が主体的に選択した結果とは言いがたいように思います。70年代の「皆婚時代」に結婚について客観的に考えていた人がどれほどいるでしょうか。今の若い世代のほうがよっぽど、恋愛や結婚について真剣に考えざるをえない状況にあるように思います。それなのに「皆婚」のプレッシャーから自由になる一番の方法が結婚することだというのは、すごく矛盾していますし、悲しい現実ですよね。
(C)Yahoo japan・朝日新聞出版

 今回は嫌婚という言葉を取り上げる。
 過去私はこのような記事を書いた(これとてもごく一部なのだが)。

http://wing-of-icarus.blogspot.jp/2014/10/blog-post_20.html

http://wing-of-icarus.blogspot.jp/2015/04/blog-post_18.html

 この中で私は神崎桃子なる自称『恋愛サバイバル教官 コラムニスト』をこき下ろしたが、この現実をまるで分かっていないから結婚を『気合が足りない』というアホな30年前の精神論に持ち込んで逃げる。これでは絶対に勝てるわけがない。
 結婚が難しくなっているのはインターネットの普及に伴うことも影響しているのは、今回取り上げた記事からしても明白だ。性情報はその中でどんどん拡散され、とても口にするのも憚るようなところをあけっぴろげに披露する海外の若い女性を見ればどんな男性でもやらなくていいというのが落ちである。
 インターネットの普及という現実から目をそらしているのが神崎ではないか。そして社会が結婚結婚をうるさく叫べば叫ぶほど、男性サイドは強く反発する。その形が嫌婚になっているのではないか。しかも結婚の本質を今の人達は知っていて、コストパフォーマンスで判断する。だから、結婚できる経済力があったとしても結婚しない。
 私は社会の融通のなさがここまで事態を悪化させたのだと指摘する。結局社会を作るのは私たち一人一人である。出来ないものは出来ないと素直に認めればいい。それを補い合う関係が今の社会にあるのだろうか。






2016年9月17日土曜日

多くの市民の懸念の中、『聲の形』上映強行を行った講談社・京都アニメーション・松竹・朝日放送・ポニーキャニオン各社に抗議を表明します

 倉野でございます。

 私はあるNPOと協力し、障がい者の就労に関する研究に関わっています。その中で痛切に感じていることは、障がい者である以前に、生活者であるという観点があまりにも日本の障がい者行政には欠けているということです。
 その観点から言いますと、最近のメディアの不勉強ぶりには開いた口がふさがらない思いです。
 その象徴というべき作品、『聲の形』が、 京都アニメーション、ポニーキャニオン、朝日放送、クオラス、松竹、講談社の「共同制作」、エースコック・ソフトバンク・シーメンスの協賛によって上映された事に拙ブログとして抗議を表明させていただきます。
 『聲の形』については私が交流している方々の中でも大変な懸念を持っておられる方が多く、直ちに視聴可能年齢を22歳以上に制限すべきであると明言いたします。それぐらい、このアニメ映画の危険性は高いということです。
 また、文部科学省が『聲の形』とタイアップして「心の声を考えよう」キャンペーンを行っていることにも9月4日付で抗議しましたことを公開いたします。 

抗議内容 映画『聲の形』タイアップへの懸念
内容
 お疲れ様です。私は発達障がい当事者で、小学時代から中学時代までいじめの被害を受けてきたものです。
 今回文部科学省が『聲の形』とタイアップして「いじめをなくそう」という運動を開始したとのことですが、この『聲の形』は明らかに人工内耳が使える主人公が使えないなど、差別的な表現が目立つ他もう一人の主人公も明らかな発達障害当事者である疑いが濃く、二重の意味で障がい当時者を侮辱する内容となっております。 文部科学省がやるべきは、映画『やがて…春』、アニメ映画『どんぐりの家』を小中学校で上映する取り組みではないでしょうか。この2つはいじめや障がいについても取り上げております。 これらに対し、9月6日までの返信を求めます。よろしくお願い致します。


 残念ですが、抗議に対して文部科学省は無視する不誠実な振る舞いを示しましたので、抗議文をここに公表し、厳しく抗議の意を表明いたします。
 理由は、以下のブログでも明らかですが、拙ブログの記事も示します。

【ネタバレあり】障害者を“記号化”する健常者の「レイプ・ファンタジー」~大今良時『聲の形』

「加害」と〈悪〉をすり替える『聲の形』は「擬似障害者ポルノ」にすぎない。

「あまちゃん女優」をも“政治利用”する『聲の形』の饒舌なるエクスキューズ

「漫画の都合」で〈被差別者〉を振り回す『聲の形』大今良時インタビュー

 倉野記事

 講談社のおぞましき矛盾~「聲の形」は許されて「境界のないセカイ」は許されない二枚舌ロンリ~.

 この寒気をおぞましいと思わずしてなんというのか

「聲の形」が破たんした3つの理由

 「聲の形」について


 レイプファンタジーとは言いすぎですが、それでもこのブログ管理人が憤慨した痕跡であると私は理解しています。
 そもそも、この大今氏は母親が手話通訳だから間接的に話を聞いて考えたのでしょうが、障がいの現場を見ていないがために限界が有るのです。その限界を埋める努力が見られない以上、私はこの作品に対して不快感を表明せざるを得ません。また、スマホ普及時に高校生だったという設定から遡ってみれば保険で人工内耳が使えるわけで、現実を直視していないのは明らかです。ヒロインを盛り上げるがためにわざと過酷な設定にしているのでは障がい当事者への侮辱であるとしか思えません。
 皮肉な意味で障がいをコメディにするようなものであり、障がいを物笑いにしないでもらいたいと強く言いたくなります。障がい当事者の中には、社会的自立を目指し日々頑張っている人もいるのです。この作品は、そういった人たちの努力に水を差す結果に終わるでしょう。上から目線の発想が、障がい当事者の反発を招くのです。明らかな優生学的暴論に基づいた思想では、マイノリティの声に耳を傾けることなど出来ません。
 私は多くの障がい当事者と関わってきましたがメディアへの不信感が極めて強いと考えております。今回の上映強行は、彼らのメディアへの不信感を決定的なものにするだけだと警告しておきます。
 エースコック・ソフトバンク・シーメンス各社には協賛よりもできることはあります。障がい当事者を積極的に正規雇用などで雇い入れることです。それこそが障がい当事者への励みになります。

 また、もう一つの問題点を厳しく指摘します。
 主人公の石田将也については、精神科医ではないので断言はできませんが明らかに発達障がい当事者です。私自身、アスペルガー症候群当事者ですので、二重の意味で侮辱された感が極めて強いです。

 ですが、大切なのは今後障がい当事者の生活をどうするかという観点です。
 相模原の障がい者殺傷事件でメディアは何故かそのことをおざなりにしています。生活の質をどう考えるかが必要なのです。おそらくこの体たらくでは、第二の『聲の形』 は必ず出てくると警告せざるを得ません。障がい当事者の息遣いですらも、今のメディアは「触らぬ神に祟りなし」のように扱っています。
 そうなった元凶は、過激な極左などの自称人権保護団体の抗議もどき、そしてネットファシスト(いわゆるネトウヨと称する連中)のヘイトスピーチなのですが、それ以上にメディアはあまりにも障がい当事者を知ろうとしていないのです。それでいいとは私は思いませんし思えません。その歪んだ結果は、『感動ポルノ』という現実とはおよそかけ離れたシロモノになります。それでいいのでしょうか。
 私はおかしいと思います。 

※なお、拙ブログはレイシスト、極左からの引用について堅く禁止しております。言及も含め認めませんのであしからず。

2016年9月12日月曜日

いのちを粗末にするエンターテインメントへの違和感

 『聲の形』、『四月は君の嘘』、『進撃の巨人』が最近映画(アニメ)化されている。
 うちアニメ化されて地上波で流れたのは『進撃の巨人(進撃の巨人中学校も含めるが、後者はコメディになっているので害はない)』、『四月は君の嘘』だが、これら3つの作品に共通しているのは講談社が発行元ということばかりではない。命を明らかに粗末にしたその場しのぎのエンタテインメントという面で完全に一致している。
 単に『絵がすごい』『ストーリーがすごい』程度でアニメ化されるのなら、それには大きな問題点がある。流れることで社会にどういう影響があるかということだ。木村拓哉のドラマで出てきたバタフライナイフがいい例だろう。結果殺傷事件が起きてしまった。言葉の恐さをあまりにも軽く見た結果、人は暴走するのである。

 明仁天皇が生前退位を事実上表明した。
 それは彼なりの判断であり、様々な事が囁かれているのだがここではそれを述べない。しかし、彼はいわゆる昭和天皇の病気やご逝去に伴い生まれた社会の自粛ブームに疑問を持っていた事を明かしている。皇室一つとってもこんな影響があるのだから、たかがアニメや映画だと思ってはいけない。例えば私は渡辺淳一の『失楽園』や『愛の流刑地』については道徳上の観点から批判的だ。これらはいずれも『純愛』という名前で不倫行為を正当化しているとしか思えない。その事によって傷つく人もいるのだということを免罪符にしていいのだろうか。
 不倫によって人生に大きな影を抱えている評論家にあの佐高信氏がいる。そのことを踏まえると、私は不倫はしたくないし、する気もない。その佐高氏は渡辺に批判的だったのもそうした実体験ゆえなのだろう。
 言葉の重みを全くわかっていないから、命の重みを全く理解できていないから、安易に言葉を発するのだろう。そういう愚か者がもはや日本中はびこっている。お笑い芸人で言えば北野武、松本人志、島田紳助、ヘイトスピーチ傀儡で言えば高田誠、安倍晋三、橋下徹、曽野綾子がその代表格なのだろうが、あまりにも無知で、バカで、愚かで無責任だ。彼らは言葉によって最後罰されるのではないか。

 カトリック教会の式典で使われる言葉で締めたい。

わたしは、思い、ことば、行い、 怠りによって、たびたび罪を犯しました。

 この言葉を、言論者達は噛み締めねばならないのである。それを自覚する以上、とても弱者へのヘイトスピーチなどできるわけがない。

2016年9月6日火曜日

障碍者を支援しない殺人鬼 大嶋明

 北九州市では生活保護受給者を減らすために強引な手法が用いられた。
 その結果は多くのマイノリティの死につながった。その悪辣さはもはや日本中に飛び火してしまっている。代々北九州市には長年に渡り厚生省から監査指導課長が派遣されており、国の強引なコストカットの方針で違法な運営がまかり通ってきた。「北九州は保護『適正化』の実験場と言われるのは情けないではないか。
 今回の書人両断は、悪質極まりない役人の名の殺人鬼を断罪する。
 
2006年6月4日(日)「しんぶん赤旗」

北九州市 餓死の現場

生活保護 2回求められた行政

申請書も渡さず


 電気、水道、ガスが止められ二度にわたって生活保護を求めた男性(56)に北九州市は保護の申請書さえ渡しませんでした。男性は餓死しました。一人暮らしの市営団地から遺体が発見されて一週間がたち、市民からは、「これは行政による人殺しだ」との怒りが広がっています。(佐藤高志、矢藤実)
 亡くなった男性の住んでいた門司区の四階建て市営団地。子どもの姿はなく、独居老人が多く生活しています。
 近所の人の話では、男性は昨年八月にタクシーの仕事をやめ、月三百円の町会費も払えなくなりました。身体障害者手帳(四級)の交付を受けていました。
 同じ団地に住む女性(82)は話します。「やせ細って歩くのも大変だったみたい。出歩いているところをほとんど見たことがないわ」
 昨年九月には電気、水道、ガスを止められていました。同月三十日、住宅供給公社の職員が男性を訪問した際、はうようにして出てきたといいます。
 区役所の担当者は、この時点で男性宅のライフラインがとまっていることを把握。しかし、担当者は同月三十日、生活に窮した男性が二男をつれて門司 区生活保護課を訪れ生活保護を求めた際、「二男に援助してもらいなさい」と。結局、申請書すらもらえずに帰宅することになります。
 昨年十二月、切羽詰まった男性の電話が区役所に入ることになります。「二男も生活が苦しく、もう援助できないといっている」。役所は「別の親族もいる」などと、男性に保護の申請書を渡すことを拒みました。
 男性が亡くなったのは、一月下旬と推測されています。遺体が発見されたのは四カ月後、五月二十三日のことでした。
 保護課の担当者はいいます。「市の保健師が男性を診察したが、即座に命にかかわることはないと聞いていた」「区の対応は適法」
 生活保護法は憲法二五条に基づいて生活に困っている人は誰でも申請することができる権利を認めています。市社会保障推進協議会の飯田富士雄事務局長は「この事件は、市が生活保護を必要とする人の申請を拒むことから起こった」といいます。

生活保護 申請受け付け相談件数の13%

面接で根掘り葉掘り聞かれ

餓死したのは、この男性だけではありません。四月には、道路一本、川一つ隔てた別の市営住宅で女性二人が餓死し、同居の女性(47)が飢餓状態で発見された事件がありました。
 団地に住む女性(79)は「誰がいつ病気になってもおかしくない。せめて仲よしの友達をつくっておくことが唯一の自衛手段ね」といいます。
 「悔やまれてならない」と話すのは自治会長の井上泰明さん(64)。「人道的な問題でしょう。隣近所は、なんとか助けたいと協力しているのに、市の対応は不満です」
 同市では、生活保護の申請前に「相談を」といって長時間の調査をおこない、申請をなかなか認めないのです。
 「まだ六十四歳だから働けるだろう」「(DVが原因でも)別れた夫から仕送りをもらいなさい」「貯金が十万円あるからダメ」
 プライバシーまで踏み込んで根掘り葉掘り聞かれる面接に「死んだ方がましだ」と涙を流す相談者は後をたちません。
 北九州市は、厚生省(当時)の指導のもとで保護率を抑制、現在政令市で最下位水準です。
 二〇〇五年度では七千三百八十三件の相談のうち、申請が認められたのは、わずか九百五十一件の12・88%。相談件数が、ほぼ同じ福岡市と比べても半分以下の件数です。
 北九州市の“差別的”保護行政の理念が端的に表れているのが、同市発行のしおり。「生活保護とは」という説明には、「国が最低限度の生活を保障するとともに、一日も早く自分の力で生活していけるように援助する制度」と憲法二五条、生活保護法の文字も抜け落ちています。
 「生保行政によって、もう一人たりとも“殺させない”」―。六月二日、日本共産党は記者会見を開き、北九州市の異常な生保行政の実態を告発。党の対策会議を立ち上げました。
 八幡生活と健康を守る会の吉田久子事務局長は話します。「生活が苦しくなった人にとって生活保護は最後の命綱です。人を見殺しにする血も涙もないやり方を私たちは、絶対に許しません」

 まともだったころのテレビ朝日の報道ステーション(2006年11月30日)の放送内容を引用する。

『弱者切り捨ての格差拡大〝ヤミの北九州方式〟とは?(特集2006年11月30日放送)』
 北九州市では今、生活保護を求めても申請書すら渡してもらえないという問題が起きている。福祉担当の現役職員が驚くべき実態を告発した。「課長から怒られるので、とにかく生活相談に来る人を追い返さないといけない」。
 2006年1月にJR下関駅が全焼した火事で放火の罪で逮捕・起訴された被告は裁判の中で信じられない動機を語った。「北九州市で生活保護を申請しようとしたが断られた。行くところもなく金もないので放火して刑務所に行きたいと考えた」。しかし被告が申請に出向いた北九州市小倉北区役所は「保護を受けたいというお話はなかった。京都まで帰る旅費がないということだった」と、主張は食い違う。
 しかし、北九州市ではこの件に限らず、生活保護行政を巡る問題が続発している。「生活保護率を減らすために、とにかく申請書を渡さない。追い返す法的な根拠はないからとにかく相手を威圧して怒鳴って追い返す。いわゆる水際作戦っていうのを徹底しているように思う」と職員が話すように、とにかく申請させないことで生活保護の数を抑えようとしているという。
 各都市で生活保護世帯の割合が増える中、北九州市だけ横ばいの状態が続く。これを支えているのが「申請書は12枚までというノルマ」だという。独自に入手した内部資料には「申請率を抑える」という目標が具体的な数字を挙げて書かれている。生きていくための最後の砦「生活保護」に数値目標は必要なのか。
 北九州市・大嶋明自称保護課長は「企業さんにしろ団体さんにしろ事業計画をたてて臨まれると思うが、そういったものと理解していただければ一番近いのかなと」とノルマ主義を否定する。
 しかし、弁護士らが相談会を開いたところ、申請書さえもらえず追い返されたという相談が相次いだ。北九州市が水際作戦をとった背景は、40年前にさかのぼる。炭鉱閉山に加えて暴力団組員の不正受給などが横行し市の生活保護率は全国で最も高くなった。事態を重く見た市は不正受給を臭わせる相談者を徹底的に排除し数値目標を導入した結果、生活保護率は、ピーク時の5分の1にまで下がった。しかし一方で本当に保護が必要な人まで追い返す弊害が現れている。
 「保護を受けている高齢者の方が亡くなったり孤独死されたりすると1件減ってよかったというふうに喜ぶような福祉事務所もある」と現役職員は話していた。


 「北九州のやりかたは普通です」と北九州市保健福祉局生活福祉部保護課の大嶋明「保護課長」(以降被告)は、男性と門司区のとの対応についてNHKの報道で「説明」した模様だ。自分の手下で直接の殺人者の小倉北福祉事務所自称保護第二課長・榎田寛被告は、報道ステーションの下関駅放火事件についてのインタビューで、「保護を受けたいという話は一切ございませんでした」と堂々と嘘をついていた。榎田を見逃した大嶋の罪は極めて重い。さらに大嶋はこんな悪質なうそをついた。
 「9月に次男さんと福 祉事務所に来られました。このときは生活保護の話しではありませんでした」「12月に、次男は面倒見切れなくなったので『保護を申請したい』と言われました。生活保護の説明をして長男から面倒を見てもらえるか相談してと、納得してかえっていただきました」としたが、実態は申請書を交付せず、受付自体を拒絶する犯罪行為だった。大嶋はいわば彼を殺した殺人鬼そのものであった。こういう犯罪者を見逃しのは断じて許しがたい。
 そこで記者が「水道、電気、ガスの3つのラフラインが とまっているのは、職権で保護すべきでは」「不況の中で生活保護がふえているとき、北九州市は横ばいなのは異常ではないか?」と厳しく追及したところ大嶋被告からは「ふつうです」とあきれた暴言だ。市議会での保健福祉局長答弁も「ライフラインが止まっていることのみをもって『急迫の状態』とはしない」と国際法にも違反する暴言である。

 その罪、命をもって償う覚悟はあるのかと大嶋に問いただそう。まさにこれは殺人鬼以外の何物でもない。

2016年8月30日火曜日

文藝春秋社再建案~この会社の再生なくして、日本の再生はない~

 文藝春秋社の薄っぺらさはもはや救いようがない。
 北星学園大学の正統教授であられる植村隆氏が文藝春秋社が発行する「週刊文春」によるヘイトスピーチで名誉毀損被害を受けたことに対し、民事訴訟を起こしたがあろうが事か渡米中の植村氏に違法な取材犯罪を働いた。東京都知事選では鳥越俊太郎氏への誹謗中傷記事を流すなど悪質な犯罪行為を犯した。
 更にこの会社は過去、マルコポーロ事件でアウシュビッツのガス室はなかったとデマを流す、山口県光市の母子暴行致死事件で被告人の元少年の実名を違法に公開する犯罪を犯した。よろしい、この恥ずべき犯罪者集団に、再建のレシピを私が提供してやろう。

1.会社更生法を潔く申請し、新旧分離を行った上でアジア太平洋資料センターが6割出資、ロイター通信ジャパン、ワシントン・ポスト、北海道新聞社、中日新聞社、沖縄タイムス社、琉球新報社の6社が全体の4割を出資し、国連傘下の国連大学出版局と提携し、書籍の独占販売契約を交わす。旧・文藝春秋社はイオン、JAが出資する形で社名を社会再生機構に変更し、社会基盤の再生ビジネスのみに専念する。
2.明石書店、あすなろ書房(子供向け本の販売)、梓出版社(千葉県松戸市)、岩崎書店、旺文社、大月書店、偕成社、かもがわ出版、暮しの手帖社、高文研、小池書院、徳間書店、芳文社と合弁で販売会社を設立し、優先して合弁先の書籍を受け入れると同時にハラスメントブック、ヘイトブックやその作者については絶版処分にする。
3.週刊文春については事実上廃刊にする。ヘイトスピーチに関与した関係者は全員過去にさかのぼりメディア事業への関与を禁止する。また、編集部は暮しの手帖が継承し、生活者を支援する週刊誌として再生させる。社会問題を取り上げる雑誌は高文研出身者、かもがわ出版関係者が編集すること。また文藝春秋の作品については過去にさかのぼり出版にそぐうか否かについての検証を行い、明らかにふさわしくないと判断したものは出版対象から外すこと。
4.合弁先と経営統合を行う。まず、合弁会社と販売会社が経営統合し、新・文藝春秋ホールディングスを立ち上げる。その後、文藝春秋社が参加し、経営統合を実施する。
5.新会社の出資比率のうち、アジア太平洋資料センターは4割、残るメディア有志は2割を維持する。
6.新会社はワシントン・ポストと合弁でワシントン・ポストジャパンを立ち上げる。
7.週刊文春の再生以外に以下の雑誌についてはこのような再生の措置を行う。
隔週刊
    Sports Graphic Number そのままで残す。
月刊
    本の話 PR誌
    CREA 女性誌 上記二誌はそのまま残す。
    文藝春秋 明石書店、大月書店関係者が編集を行う形で残すがヘイトスピーチ関係者は全員排除する。週刊金曜日から記事の配信を受ける。
    オール讀物
    文學界 上記二誌はそのまま残す。
隔月
    別册文藝春秋 文藝春秋に統合し、廃刊する。その代わりに暮しの手帖を販売すること。

8.出版については合弁先の書籍を優先して受け入れると同時に、「自由主義主観」関係者、石原慎太郎、猪瀬直樹、櫻井よしこや百田尚樹などの悪質なヘイトスピーチ関係者については全員排除すること。
9.法人として、植村正統教授及び鳥越正統東京都知事に謝罪すると同時にしかるべき慰謝料を払うこと。また、顧問として迎え入れること。
10.斎藤貴男氏を代表取締役社長として迎え入れること。ジャーナリストとしても実力があることは明らかで、新・文藝春秋が権力に媚びないジャーナリズム路線に回帰したことを鮮明にすること。
11.新会社は積極的に市民ジャーナリストの採用を進めること。
12.合弁先であってもヘイトブックは引き継がない。断固として廃刊措置を講じる事。
13.経営統合後2年後をめどに新ブランドの雑誌を作っていく。漫画レーベルについては一つにまとめると同時に内容も見なおすこと。
14.本社を東京から関東近郊のイオン・ダイエーなどのGMS跡地に移転し、東京の施設は1箇所以外すべて撤退する。
15.ヘイトスピーチ関係者で事実上戦力外通告を受けた余剰人員は旧・文藝春秋社を改組して作る農業法人(JAグループが過半数出資し、イオンは5%出資すること)に全て回し、長野県・富山県・福井県・鳥取県で集団農場を運営すること。
16.旧・文藝春秋社は悪事を償うべく過去の悪行を明らかにしたうえで反省の念を表明して社会的企業として存続すること。旧・文藝春秋社は東北地方の廃校舎に本社を移転し、地方再生のために力を注ぐこと。

2016年8月24日水曜日

ポケモンGoは新たなネット依存症を生み出す

「ポケモンGO」中毒を示す12の兆候


 スマートフォンを見つめている人とぶつかることが多くなったとしたら、新しいモバイルゲーム「ポケモンGO(ゴー)」のせいだ。この拡張現実(AR)を活用したアプリが、プレーヤーに通りや公園などの公共の場をうろつかせている。彼らはスマホのカメラを使い、小さなスクリーンを通して実世界をのぞいているのだ。
 アプリの中で現実の画像に仮想のポケモンが重ねて表示され、プレーヤーは「ポケストップ」で入手した「モンスターボール」を使ってそれを捕獲する。控え目に言っても、まさにセンセーションだ。ゲームのダウンロード数は700万を超え、任天堂の株価は急騰している。しかし、気をつける必要がある。以下の12項目に心当たりがあるなら、それはポケモンGOをプレーしすぎている動かぬ証拠だ。
1. 47本目の街灯柱にぶつかっても、もはや足に痛みを感じない。
2. 「イシツブテ」「フシギダネ」「ニドラン」といった単語が口をついて出てくる。
3. マイルではなくキロメートルで距離を計算し始める。(訳注:米国では距離の単位にはマイルが使用されているが、ポケモンGOではキロが使用されている)
4. こんなに多くの時間を外で過ごしたのはサマーキャンプ以来だ。
5. 最近グーグル検索したのは「レアなポケモンはどこでみつかるか」だ。
6. 「アスレジャー(アスレチックとレジャーを組み合わせた造語)」というトレンドが急に魅力的に感じ始めている。
7. 10代の子から「ストライク」を捕まえる唯一の方法はカーブをつけてモンスターボールを投げることだと聞き、カーブの投げ方を教わるためだけに別の10代の子と友達になった。
8. スマホの電池がすぐに切れるため新たに購入した予備のバッテリーはスマホの3倍の大きさだ。
9. 全ての会議をポケストップ近くの社外の場所に変更するようアシスタントに依頼した。
10. 運転中、ルアーモジュール(ポケモンを集めることができるアイテム)が使用されたたくさんのポケストップがある通りを見つけたため、カーナビが提案したルートを無視した。
11. 妻や夫になぜ全く電話に出ないのかとあきれられている。最後に受け取ったメッセージは「くだらないポケモンゲームをプレーしているなら、もう帰ってこなくていいから」だ。
12. チー ム「ミスティック」が所属するポケモンジムの向かいに住んでいている友人に頼んで家に泊まらせてもらっている。なぜなら、ジムの「地位」を維持するため CP1468に進化させたニドランを配置していて、72時間ぶっ通しでポケモンをトレーニングした揚げ句、チーム「インスティンクト」にジムが乗っ取られ たら、ものすごくいやだからだ。

 私はiPhone6のユーザーである。
 だが、あえてスマホのゲームは入れていない。馬鹿らしいからだ。今回のポケモンGoについても馬鹿らしいとしか思えない。
 ただですらネット依存症が増えている。そのためにまともに子育てもできないなど被害者が増えてきている。そんなことでいいのだろうか。

ネット依存、あなたは大丈夫? 8つの診断ポイント
(更新 2014/4/22 07:00)
 成人の推定患者数271万人、中高生で51万8000人も存在するネット依存。インターネットをしないとイライラする、やめようと思ってもやめられない、などの症状で、程度によっては日常生活にも支障をきたす。
 パソコンや携帯電話・スマートフォン(スマホ)などIT機器が普及し、インターネットがどこでも使える今、自身がネット依存に陥っていないか、下記8つの質問で確認してみよう。

1.あなたは、自分がネットに心を奪われていると感じていますか。つまり、直前にオンラインでしていたことを考えたり、次のオンラインセッションをワクワクして待っていたりするようなことです。
2.満足を得るためには、ネットを使っている時間をだんだん長くしていかなければならないと感じていますか。
3.ネット使用時間を制御したり、時間を減らしたり、完全にやめようとしたけれども、うまくいかなかったことが何度もありましたか。
4.ネット使用時間をひかえようとしたり、完全にやめようとすると、落ち着かなくなったり、機嫌が悪くなったり、気持ちが沈んだり、またはイライラしますか。
5.はじめに考えていたよりも、長い時間オンラインですごしてしまいますか。
6.ネットのために、大切な人間関係、仕事、勉強や出世の機会を失いそうになったことがありますか。
7.ネットへのはまり具合を隠すために、家族、治療者や他の人たちに対して、嘘をついたことがありますか。
8.問題からのがれるため、または、嫌な気分から解放される方法としてネットを使いますか。嫌な気分とは、たとえば、無気力、罪悪感、不安、落ち込みなどです。

 チェックが5つ以上あれば、ネット依存が強く疑われるので、治療に取り組む医療機関を訪れよう。

※週刊朝日  2014年4月25日号より抜粋

 しかも、この種の問題にのめり込んでいるのはネット右翼と言われる人種に極めて多い。
 彼らはヘイトを喚くことで在日コリアンからの反発や反論をいわば自らの歪んだ心の寂しさを見たさんとしている。どんどんネットに依存していき、その結果は取り返しの付かない醜態になってしまう、そう、相模原の障がい者施設襲撃殺人事件のような結果に…。
 寒気がするのは私だけだろうか。




2016年8月18日木曜日

妥協はできない時だってある

 今回は久々に私事ということで。

 私は現在、仕事をしながら土日はとある場所で世代間交流のボランティアをしている。家の中にいてもあまりいい気持ちがないほか、最近の犯罪の原因にある世代間の感覚の違いを痛感している。
 去年のトラブルが引き起こした精神的な後遺症は今でも残っている。結婚はすでに諦めているところがある。今、私が置かれている立場はあくまでもパブリックな存在である。もしここでそのパブリックな立場を破って安易な道を選ぶのなら、残された人たちは見捨てられたことになる。私は見捨てることはできないのだ。
 そんな彼らのために私ができることは、私の本来あった幸せを捨てることしかなかった。去年起きた出来事、そしてネットでの根拠なきヘイトが私にやるべき道を導いてくれた。今、イスラム国事件によってイスラム教徒はレイシストによって根拠の無いヘイトを吐かれている。私はそういうことは許せないし我慢できない。
 妥協できない時とは今なのだ。


国内のイスラム教徒 大阪で炊き出し「人に優しく、平和に暮らすのが本来のイスラム教」
朝日新聞デジタル  |  執筆者: 花房吾早子
投稿日: 2015年02月02日 08時19分 JST 更新: 2015年02月02日 08時19分 JST

国内のイスラム教徒も怒り 「言動、理解できない」
 関西に住むイスラム教徒(ムスリム)の有志が1日夜、大阪市内でホームレスへの炊き出しをした。「イスラム国」に拘束された後藤健二さん(47)とみられる遺体の映像がインターネットに投稿されたこの日、「人に優しく、平和に暮らすのが本来のイスラム教だと知って」と活動した。
 昨年11月、「日本人のために何かしたい」と有志で話し合って始めた。この日で6回目。パキスタンや日本など様々な国籍のムスリム約20人が参加した。カレーやコロッケ、ケーキやクッキーなど100人分を手作りし、ホームレスに「寒いですね」などと声をかけながら振る舞った。
 日本人人質事件について、参加したマレーシア出身の会社員ゾルカナイン・ビン・ハサンバセリさん(40)=大阪府河内長野市=は「僕たちは『人を殺していい』なんて教わっていない。『イスラム国』の言動は理解できない」、インドネシア出身の主婦フィトリアナさん(34)=大阪市=は「イスラム国はイスラム教徒の代表ではない。イスラムは助け合いを大切にする宗教です」と話していた。
 炊き出しは今後も月1回のペースで続けるという。
(朝日新聞デジタル 2015/02/01 23:32)

「おい、イスラム国!」“初のエジプト人力士”大砂嵐を悩ませた心ない野次……- 日刊サイゾー(2015年2月2日18時00分)

「例のシリアの人質事件で肩身が狭くなっている。外出を控えさせた方がいいのではないだろうか」

 角界から、こんな話が聞かれる。エジプト出身でイスラム教徒初の力士、大砂嵐金崇郎に心配の声が上がっている。関係者によると「大砂嵐にコメントを求めようと待ち構える記者の姿があった」という。
 大砂嵐は多数の死者を出したエジプト混乱の際、たび重なる取材を受け、テレビ番組で「平和的解決が難しい」という見解を述べた際、それが誤解されて一部から批判を浴びたことがある。過敏になりがちなイスラム教がらみの問題でも、何か見解を出すのは危険だという周囲の不安がある。

「首相官邸の周辺では、日本の外交の脆弱さを非難する活動家がデモを繰り返しているんですが、中には右翼系の連中で“大相撲からイスラム教を追い出せ”と叫んでいる者もいて、国技館の千秋楽では遠藤に敗れ、8勝7敗と勝ち越したものの“おい、イスラム国!”と心ないヤジが飛びました」(関係者)

 大砂嵐は大相撲への強い憧れから宗教の壁を乗り越えた人気力士だ。母国で相撲を始め、世界ジュニア選手権3位の実績を挙げた学生時代、日本の相撲部屋に何度も手紙を出したが、色よい返事はなかった。そこでエジプト革命後の11年に来日、体験入門に押しかけた。
 当初はどこの部屋にも断られたが唯一、大嶽部屋から「宗教は関係ない」と迎え入れられ、翌年に晴れて初土俵を踏んだ。本名のシャーランにちなんだ砂と嵐の当て字を使ったシコ名で、同年5月場所は7戦全勝で序ノ口優勝。13年に幕下優勝で十両に昇進した。イスラム教徒初の力士とあって世界中からの注目を浴びたが、一方で文化の違いに苦しみ、断食を行うラマダーンの時期でも平常通りのスケジュールをこなし、体調を崩すこともあった。
 スポーツ紙の担当記者は「今回の事件が影響したか、ラマダーンでもないのに体重を4キロほど減らしたらしい。ストレスがたまって、携帯電話のスイッチを切ったままにしていたとか」と話す。

「今回、見解を話すのは難しいから、取材は断っている状況。いつもなら観戦に来ているタレントにウキウキで興味を示すような陽気な男だが、今場所では、そういう雰囲気は感じられなかった。以前は出稽古によく出ていたのに、最近は人に会うこと自体を避けるようになっていて、親方によるとイスラム関係のことが気になるらしく、エジプトの友人とチャットしてばかりで、日本語の勉強もおろそかになっているほど」(同)

 部屋にはイスラムをからかうイタズラ電話もあったと聞く。今年のラマダーンは6~7月で名古屋場所にも重なっているが、それ以前に、世界中を騒がすイスラム国による事件の悪影響が心配だ。
(文=ハイセーヤスダ)

 こんな彼らをレイシストは鬼畜呼ばわりしている。
 こんなことがあっていいのだろうか。私は絶対に許すことはできない。私は残された時間はまだあるが、次世代を担う若者たちに差別をゆるさない強い精神を持った思いを託したい。それが、私に残されたミッションだと今は思っている。
 そんな思いはいつか必ず後を追いかける人たちに受け継がれる。私の仲間には宗教もスポーツも問わない、そこにあるのは差別を許さないという心ひとつでいい。

2016年8月15日月曜日

71年目の敗戦記念日(光復節)におけるメッセージ

 全世界に向けて、以下のメッセージを送ります。

 戦後71年、日本は戦争の災から何とか回避することができていました。
 その中で、派兵を画策する一部の犯罪者共に圧倒的多数の市民の良識、そして日本国憲法の力によって日本はアジアとの和解を維持することができていました。
 しかし、その和解が桜蘭のように崩壊の危機に陥っています。
 信念も理念も何もない、あるとすれば勇ましい言葉だけの自称政治家共によって言葉が空虚に踊り、日本は世界からの信用を失っているのです。
 そのことに対し、日本国民として真摯に反省し、謝罪いたします。誠に申し訳ございません。

Japan had avoided somehow from evil of war for 71 years after the war.

 As for Japan, some offenders who scheme for sending troops in it were able to maintain reconciliation with Asia according to the good sense of the citizen of an overwhelming majority, and the power of the Constitution of Japan.

 However, the reconciliation has fallen into the crisis of collapse like a phantom. 

 Supposing neither a belief nor an idea had anything, language danced the would-be politician of only brave language vacantly, and Japan has lost the trust from the world.

 To that, I examine myself earnestly as the Japanese and apologize. I am very sorry.

 71 年们从第二次世界大战,日本能从战争的災设法逃避了。

 在里面,策划派兵的一部份的犯罪小子们根据绝对的多数的市民的明智,然后日本宪法的力日本能维持和亚洲的和解。

 但是,那和解像幻想那样掉进到崩溃的危机。

 如果信念和理念也什么都没有,走的话,只有勇猛的话语的自称政治家都因此话空虚地跳舞,日本是正错过着从世界信用的。

 对于那个事,作为日本公民而真挚地反省,道歉。实在抱歉。

 제 2차 세계 대전부터 71년 지나고, 일본은 전쟁의 災에서 어떻게든 회피 할 수 있고 있었습니다.

 그 중에서, 파병을 획책 하는 일부의 범죄자 함께 압도적 다수의 시민의 양식, 그리고 일본 헌법의 힘에 따라서 일본은 아시아와의 화해를 유지 할 수 있고 있었습니다.

 그러나, 그 화해가 환상과 같이 붕괴의 위기에 빠지고 있습니다. 

 신념도 이념도 아무것도 없는, 있다고 한다면 용감한 말만의 자칭 정치가 함께 따라서 말이 공허하게 춤추고, 일본은 세계에서의 신용을 잃고 있습니다.

 그 일에 대하여, 일본민으로서 진지하게 반성 하고, 사죄합니다. 정말로 죄송합니다.

Durante 71 anos de Segunda Guerra Mundial, Japão tinha evitado de alguma maneira de mal de guerra.

 Como para o Japão, alguns ofensores que planejam por enviar tropas nisto puderam manter reconciliação com a Ásia de acordo com o senso bom do cidadão de uma maioria opressiva e o poder da Constituição de Japão.

 Porém, a reconciliação entrou na crise de colapso como um fantasma. 

 Supondo uma convicção nem uma idéia teve qualquer coisa, idioma dançou o político que pretende ser de só idioma valente vagamente e o Japão perdeu a confiança do mundo.

 Para isso, eu me examino seriamente como o japonês e me desculpo. Eu sinto muito muito.

Porque 71 años de la Segunda Guerra Mundial, Japón había evitado de algún modo del mal de la guerra.

 En cuanto a Japón, algunos delincuentes que conspiran para enviar a soldados adentro podían mantener la reconciliación con Asia de acuerdo con el buen sentido del ciudadano de una mayoría abrumadora, y el poder de la Constitución de Japón.

 Sin embargo, la reconciliación ha caído en la crisis del fracaso como un fantasma. 

 Suponiendo que ni una creencia nor una idea tenían algo, la lengua hizo bailar al aspirante a político de la solamente la lengua valiente distraídamente, y Japón ha perdido la confianza del mundo.

 A eso, me reviso seriamente como los japoneses y me disculpo. Lo siento muy.

Pour 71 années de seconde guerre mondiale, le Japon avait évité d'une façon ou d'une autre de mal de guerre.

 Comme pour Japon, quelques offenseurs qui intriguent pour envoyer des troupes dedans étaient capables de maintenir la réconciliation avec Asie d'après le bon sens du citoyen d'une majorité irrésistible, et le pouvoir de la Constitution de Japon.

 Cependant, la réconciliation est tombée dans la crise de chute subite comme un fantôme. 

 Ni supposer une croyance ni une idée avait n'importe quoi, la langue a dansé d'un air distrait le politicien prétendu de seulement langue courageuse, et le Japon a perdu la confiance du monde.

 À cela, je m'examine sérieusement comme le japonais et m'excuse. Je suis très désolé.

Für 71 Jahre von Zweitem Weltkrieg hatte Japan irgendwie von Bösem des Krieges vermieden.

 Wie für Japan waren einige Täter, die dafür intrigieren, Truppen darin zu schicken, fähig, Versöhnung mit Asien dem guten Sinn des Bürgers einer überwältigt Mehrheit, und die Macht der Verfassung von Japan, zufolge beizubehalten.

 Aber die Versöhnung ist in die Krise des Sturzes wie ein Phantom gefallen. 

 Weder annehmend einen Glauben noch eine Idee hatte alles, Sprache tanzte den Möchtegernpolitiker von nur mutiger Sprache geistesabwesend, und Japan hat das Vertrauen auf die Welt verloren.

 Dazu untersuche ich mich als der Japaner ernsthaft und entschuldige mich. Mir tut es sehr leid.


http://www.dailymotion.com/video/x2p1r37


2016年8月12日金曜日

パソコン故障とスマホから思うこと

 去年1月にパソコンが故障し、8万円かけて修理してきた。
 今私の使っているパソコンは、3年前のお年玉企画で地元の大手量販店で5万円もしないで購入したものである。結果として、13万円かかったことになるが私は後悔していない。それだけ長く使えばいいまでのことだし、今回の故障でわかったこともある。
 まず、パソコンの故障の原因に、私の近所で違法なステルス接続を行っている犯罪者がいることが明確になった。だが、暴きだすのにはかなり難しい。犯人探しは敢えてしないが、こんな悪いことをしていいのだろうか。
 みんなに迷惑をかけて良心が曇っているとしか思えない。

 それから、スペックの良さばかりにみんな飛びついて、絶えず新しいものにあおられているということも今回の故障で分かった。
 そんなに新しいものでいいのだろうか。
 例えば、Windows8.1。私はWindows7だが、もし使えるのならLINUXでもいいと思っている。ただし、セキュリティソフト等が充実することが条件だが、本当におかしいとしか思えない。 「新しいこと」のどこがいいのだろうか。
 その新しさには環境的なValueはあるのだろうか。一つ一つを、厳しく考えてほしい。iPhoneでパネル修理に5980円する程度なら、私は喜んでパネル修理に出す。

 それに、もうひとつ問いかけたい。
 スマホである。今の皆さんは便利さに振り回されているとしか言いようがない。そのスマホの使い方、果たしてどれだけの人生の価値があるのだろうか。パズルゲームアプリ、その意味は何なのだろうか。
 何を使いたいのかというコンセプトが全く見えていない。
 さらにそのスマホを作る過程でも正当とはいえない搾取が行われている。それでいいのだろうか。

 みなさんには最後にこの文を今回掲載したい。今のサイバー社会は正しいのだろうか。私は悩んだ末に、絶食系男子宣言をしたがこの決断の過程に、多くの人との議論があった。

Gregory’s iPhone Contract

Janell Burley Hofmann, July 08, 2013
journal

Dear Gregory
Merry Christmas! You are now the proud owner of an iPhone. Hot Damn! You are a good & responsible 13 year old boy and you deserve this gift. But with the acceptance of this present comes rules and regulations. Please read through the following contract. I hope that you understand it is my job to raise you into a well rounded, healthy young man that can function in the world and coexist with technology, not be ruled by it. Failure to comply with the following list will result in termination of your iPhone ownership.
I love you madly & look forward to sharing several million text messages with you in the days to come.
1. It is my phone. I bought it. I pay for it. I am loaning it to you. Aren’t I the greatest?
2. I will always know the password.
3. If it rings, answer it. It is a phone. Say hello, use your manners. Do not ever ignore a phone call if the screen reads “Mom” or “Dad”. Not ever.
4. Hand the phone to one of your parents promptly at 7:30pm every school night & every weekend night at 9:00pm. It will be shut off for the night and turned on again at 7:30am. If you would not make a call to someone’s land line, wherein their parents may answer first, then do not call or text. Listen to those instincts and respect other families like we would like to be respected.
5. It does not go to school with you. Have a conversation with the people you text in person. It’s a life skill. *Half days, field trips and after school activities will require special consideration.
6. If it falls into the toilet, smashes on the ground, or vanishes into thin air, you are responsible for the replacement costs or repairs. Mow a lawn, babysit, stash some birthday money. It will happen, you should be prepared.
7. Do not use this technology to lie, fool, or deceive another human being. Do not involve yourself in conversations that are hurtful to others. Be a good friend first or stay the hell out of the crossfire.
8. Do not text, email, or say anything through this device you would not say in person.
9. Do not text, email, or say anything to someone that you would not say out loud with their parents in the room. Censor yourself.
10. No porn. Search the web for information you would openly share with me. If you have a question about anything, ask a person – preferably me or your father.
11. Turn it off, silence it, put it away in public. Especially in a restaurant, at the movies, or while speaking with another human being. You are not a rude person; do not allow the iPhone to change that.
12. Do not send or receive pictures of your private parts or anyone else’s private parts. Don’t laugh. Someday you will be tempted to do this despite your high intelligence. It is risky and could ruin your teenage/college/adult life. It is always a bad idea. Cyberspace is vast and more powerful than you. And it is hard to make anything of this magnitude disappear – including a bad reputation.
13. Don’t take a zillion pictures and videos. There is no need to document everything. Live your experiences. They will be stored in your memory for eternity.
14. Leave your phone home sometimes and feel safe and secure in that decision. It is not alive or an extension of you. Learn to live without it. Be bigger and more powerful than FOMO – fear of missing out.
15. Download music that is new or classic or different than the millions of your peers that listen to the same exact stuff. Your generation has access to music like never before in history. Take advantage of that gift. Expand your horizons.
16. Play a game with words or puzzles or brain teasers every now and then.
17. Keep your eyes up. See the world happening around you. Stare out a window. Listen to the birds. Take a walk. Talk to a stranger. Wonder without googling.
18. You will mess up. I will take away your phone. We will sit down and talk about it. We will start over again. You & I, we are always learning. I am on your team. We are in this together.It is my hope that you can agree to these terms. Most of the lessons listed here do not just apply to the iPhone, but to life. You are growing up in a fast and ever changing world. It is exciting and enticing. Keep it simple every chance you get. Trust your powerful mind and giant heart above any machine. I love you. I hope you enjoy your awesome new iPhone. Merry Christmas!

xoxoxoxo
Mom
 なお、和訳はこうなっている。

グレゴリーへ、
メリークリスマス!あなたは今日からiPhoneの所有権を持つことができます。やったね!責任感のあるお利口な13歳なので、こ のプレゼントはあなたに相応しい。しかし、このプレゼントと受理すると同時にルールや規則が付いてきます。以下の使用契約をゆっくり読んでください。私の 親としての仕事も分かって欲しい。あなたを健康で豊かな人間性を持った、現代のテクノロジーうまく活用していける大人に育てなければならないといことを。 以下の規則を守ることができなかった場合、あなたのiPhone所有権も無くなります。
あなたが大好きでたまりません。あなたと何百万個ものメッセージ交換をするのが楽しみです。
[/intense_lead]
1.これは私の携帯です。私が買いました。月々の支払いも私がします。あなたに貸しているものです。私ってやさしいでしょ?
2.パスワードはかならず私に報告すること。
3. これは「電話」です、鳴ったら必ず出ること。礼儀正しく「こんにちは」と言いなさい。発信者が「ママ」か「パパ」だったら必ず出ること。絶対に。
4. 学校がある日は7:30pmに携帯を私に返却します。週末は9:00pmに返却します。携帯は次の朝の7:30amまで電源オフになります。友達の親が直 接出る固定電話に電話出来ないような相手ならその人には電話もSMSもしないこと。自分の直感を信じて、他の家族も尊重しなさい。
5. iPhoneはあなたと一緒に学校には行けません。SMSをする子とは直接お話しなさい。人生のスキルです。注:半日登校、修学旅行や学校外活動は各自検討します。
6.万が一トイレや床に落としたり、無くしたり、破損させた場合はの修理費用は自己負担です。家の芝生を刈ったり、ベビーシッターをしたり、お小遣いでカバーしてください。こういうことは起こります、準備していてください。
7.このテクノロジーを使って嘘をついたり、人を馬鹿にしたりしないこと。人を傷つけるような会話に参加しないこと。人のためになることを第一に考え、喧嘩に参加しないこと。
8.人に面と向かって言えないようなことをこの携帯を使ってSMSやメールでしないこと。
9.友達の親の前で言えないようなことをSMSやメールでしないこと。自己規制してください。
10. ポルノ禁止。私とシェアできるような情報をウェブで検索してください。質問などがあれば誰かに聞きなさい。なるべく私かお父さんに聞いてね。
11. 公共の場では消すなり、サイレントモードにすること。特にレストラン、映画館や他の人間と話す時はそうしてください。あなたは失礼なことをしない子です、iPhoneがそれを変えてはいけません。
12.他の人にあなたの大事な所の写真を送ったり、貰ったりしては行けません。笑わないで。あなたの高知能でもそういうことがしたくなる時期がやっ てきます。とてもリスキーなことだし、あなたの青春時代・大学時代・社会人時代を壊してしまう可能性だってあるのよ。よくない考えです。インターネットは あなたより巨大で強いのよ。これほどの規模のものを消すのは難しいし、風評を消すのも尚更難しい。
13.写真やビデオを膨大に撮らないこと。すべてを収録する必要はありません。人生経験を肌身で体験してください。すべてはあなたの記憶に収録されます。
14.ときどき家に携帯を置いて出かけてください。そしてその選択に自信を持ってください。携帯は生きものじゃないし、あなたの一部でもありませ ん。携帯なしで生活することを覚えてください。流行に流されない、FOMO(自分だけが取り残されるていると思ってしまう不安感)を気にしない器の男に なってください。
15.新しい音楽、クラシック音楽、あるいは全員が聞いている音楽とは違う音楽をダウンロードしてください。あなたの世代は史上もっとも音楽にアクセスできる世代なのよ。この特別な時代を活用してください。あなたの視野を広げてください。
16.ときどきワードゲームやパズルや知能ゲームで遊んでください。
17.上を向いて歩いてください。あなたの周りの世界を良く見てください。窓から外を覗いてください。鳥の鳴き声を聞いてください。知らない人と会話をもってみてください。グーグル検索なしで考えてみてください。
18.あなたは失敗する。そのときはこの携帯をあなたから奪います。その失敗について私と話し合います。また一からスタートします。あなたと私はいつも何かを学んでいる。私はあなたのチームメイトです。一緒に答えを出して行きましょう。
この条件を合意してくれることを願っているよ。ここにリストしてあるほとんどの条件は人生をうまく生きるための条件にも当てはまる ものだから。あなたは常に激変していく世の中で成長しています。とてもエキサイティングで気を引く体験だと思う。できるだけシンプルに物事を考えて行ってください。どんな機械やガジェットよりも自分のパワフルな考え方と大きな心を信じてください。あなたが大好きなのよ。あなたの素晴らしいiPhoneを楽しんでね。
母より。
翻訳 打村明

2016年8月6日土曜日

単なる賄賂ニッポソ女 島尻安伊子


自民党沖縄支部、TBS社員のホテル代負担

http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20141224-1413170.html

 元内閣府政務官の島尻安伊子自称参院議員(49)が代表を務める政治団体「自民党沖縄県参院選挙区第2支部」が、取材で出張していたTBS社員の昨年6月のホテル宿泊代を、政治活動費から支出していたことが24日、政治資金収支報告書や関係者への取材で分かった。
 取材経費を政権与党が負担したことになり、TBS広報部は「不適切と判断したので、代金を24日までに支部に支払った。今後は記者教育を徹底する」と話している。
 収支報告書や情報公開請求で入手した領収書の写しによると、同支部の政治活動費の項目にある「組織活動費」に、昨年6月24日付で「記者宿泊代」として1万5000円がカヌチャベイリゾート(同県名護市)に支払われたとの記載がある。
 この日付は、安倍晋三自称首相や岸田文雄自称外相、小野寺五典自称防衛相(そもそも防衛庁であって、大臣ではありません。正確には自称防衛庁長官です)らが参加して同県糸満市で開かれた沖縄全戦没者追悼式(倉野注:憲法を守らないため安倍自称政権については日本国憲法及び国際法に乗っとり正統性を一切認めません)の翌日。参院選を翌月に控えていた。
 同支部の会計責任者は「支払った経緯は分からないが、事務的なミスだ。専門家と相談し、収支報告書の訂正も含めてきちんと対応したい」と説明している。(共同)
 [2014年12月24日19時35分]

 これを人は賄賂というのである。
 当然受け取ったTBS記者はもちろん逮捕されるべきだが、違法な利益供与を行った島尻も逮捕されるべきなのだ。島尻は沖縄県民に基地の無条件返還を言いながら名護市辺野古への大型基地移転に賛成する公権力犯罪を犯した。この大きな罪を地元の琉球新報が厳しく批判している。

沖縄新報社説
公約撤回 犠牲強要は歴史的背信だ 辞職し有権者に信を問え
2013年11月26日
 公約は有権者との約束だ。それを裏切るなら、そもそも公約をする立場に立つべきではない。自民党国会議員3氏が米軍普天間飛行場の辺野古移設容認を表明した。
 たやすく圧力に屈し、主張を撤回するなら政治家の資格はない。屈服でないと言うなら、容認が正しいと判断した根拠を堂々と有権者に訴え、審判を仰ぐのが筋だ。いずれにせよ先に容認した2氏を含め、自民国会議員の5氏全員、職を辞して信を問うべきだ。
 首相官邸も自民党本部も「オール沖縄」の民意を知りつつ、力ずくで屈服させた。暴政は植民地扱いに等しく、許しがたい。

暴政の先導役
 宮崎政久氏は会見で「状況が変化」したと釈明した。だが「変化」したのは党本部の圧力の度合いと宮崎氏の意思だけだ。いったいいつ、世論調査で辺野古移設容認が県民の過半数になったのか。
 比嘉奈津美氏は「(普天間)固定化の可能性が非常に高いというので(容認を)判断した。県民の命の方が大事だ」と述べた。だが、移設すれば北部の東海岸を垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが飛ぶことになる。「県民」の中に東海岸の住民は入らないのか。
 国場幸之助氏の弁も奇妙だ。確かに石破茂「幹事長」に対し、県外移設の公約について「組織人としてふさわしくなく、何らかの措置があるなら甘んじて受ける」と述べた。だが「辺野古移設も含むあらゆる可能性を排除しない」のだから、辺野古容認には変わりない。
 「県外移設はあり得ない」と主張する政府・与党の説得に応じ、「辺野古移設実現に全力を尽くす」と発表する会見に同席しておいて、「県外を求める公約は変えない」と言うのは無理がある。
 国会議員に政府・与党が次に求めるのは、辺野古埋め立て申請を承認するよう仲井真弘多「知事」(本来の知事はこの段階で伊波洋一氏です)を説得する役であろう。
 沖縄の有権者たちから票と信頼を得た議員たちが、政府・与党の先導役として沖縄に基地を押しつける作業にいそしむのか。議員たちが自らの保身のため、沖縄に犠牲を強要する姿を見るのは悲しい。
 森本敏自称「前」「防衛相」は普天間基地の移設先について「軍事的には沖縄でなくてもよいが、政治的には沖縄が最適の地域だ」と述べ、海兵隊の常駐場所は沖縄でなくてもよいと暴露した。基地に反対する本土の民意は重く見るが、沖縄の民意は無視していいということだ。本土のために沖縄は犠牲になれというに等しい。

分断統治
 その犠牲強要のシステムに県民は気付いた。だからこそ普天間の県内移設に全市町村長が反対し、全市町村議会と県議会が反対決議をした。そこへ政府・与党が分断のくさびをうちこんだのだ。
 古今、植民地統治の要諦は「分断統治」(divide and rule)とされる。支配層が、支配される側をいくつかのグループに分け、対立をあおり、分裂・抗争させることで統治の安定を図る仕組みのことだ。支配層は善意の裁定者のごとく、涼しい顔をしていられる。
 沖縄の世論が割れていればいるほど、政府・与党と防衛・外務官僚はそのような「高み」にいられるわけだ。今回、その分断統治の試みは成功しつつある。
 国会議員たちは、沖縄を代弁するのでなく沖縄に犠牲を強要する側についてしまった。民意に背いただけでなく、沖縄戦の犠牲者たちへの歴史的背信でもある。
 この局面で、政府と自民党本部の狙いはもう一つあろう。沖縄に抵抗は無駄だと思わせることだ。力ずくで公約を撤回させたのは、沖縄に無力感を植え付け、抵抗の気力を奪おうとしているのだ。
 だがそれはまた、彼らが沖縄の抵抗を恐れていることの裏返しでもある。当然だ。日本が民主主義を標榜(ひょうぼう)する以上、主張の正当性は沖縄の側にあるのだから。
 沖縄の将来像を決めるのは自民党本部や官邸ではなく、沖縄の民意だ。その正当性を自覚したい。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-215799-storytopic-11.html

 この厳しい断罪に自称国会議員共はなんの反論もできなかった。
 そして、2014年の不正選挙の中でも沖縄県民は裏切り者をすべて断罪した。これが国民の正当な声なのである。そして、今回の参議院議員選挙でも厳しく断罪された。ネオナチジャパンはその現実を直視し、沖縄の民の声を潔く受け入れる義務があるのにかかわらず基地建設強行犯罪を犯している。
 これを人は公権力犯罪というのである。


【沖縄から】「国の先兵」「即刻辞任を」島尻被告(自民)暴言に怒り ほか/沖縄タイムス
2014-02-06 16:20:11 | 沖縄
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=62044
「市長の移設阻止は、地方自治法上問題」。普天間飛行場の辺野古移設をめぐり、島尻安伊子自称参院議員がまた、民意と離れた発言をした。「県外移設」の公約を翻した上、推進に突き進む県選出議員の発言に、名護市民や平和団体の代表らは怒り、あきれ、「即刻辞任」を求めた。
 辺野古埋め立て承認取消訴訟原告団団長の安次富浩さんは、怒りを隠せない。
 「そもそも県外移設を掲げて当選した人。なのに、辺野古に基地は造らせないと訴えて市民が選んだ稲嶺進市長を厚かましく、手のひらを返したように攻撃するとは。やっていることはまるで真逆だ」と不信感をあらわにし「一体、誠意はどこにあるのか。公約を破った以上、早急に辞任してもらわないといけない」と語った。
 ヘリ基地いらない二見以北十区の会共同代表の浦島悦子さんも「あまりにひどい。この人は一体、どこの人なの」と怒りに震えた。「自民党国会議員の県外移設からの公約翻意も、県連の方針転換も、振り返ればこの人が先んじたこと。まるで政府の先兵だ。とても県選出の議員とは思えない」とあきれ果てた。
 沖縄平和運動センターの山城博治議長も「県外移設の公約を捨てただけではなく、基地を押し付ける政府のスポークスマンに成り下がった。沖縄を代表する政治家と思われては恥ずかしい。即刻辞職すべきだ」と求めた。
 また、質問の中で名護市長の権限に触れたことに、「稲嶺市長が移設を阻止すると断言していることへの焦りだろう。政府は市長権限で阻止されることを恐れており、沖縄選出の議員を利用してくぎを刺したつもりではないか」と語った。
 県統一連の中村司代表幹事は「『市長の行政権限の乱用』というが、民意に顔を向けず、地方自治をつぶそうとしているのは政府側だ。地方自治法を知らない、本末転倒の発言だ」と厳しく批判。
ケネディ駐日米大使の来県時の12日や、県議会が開会する14日に、抗議活動を予定している。
 「暴走する安倍自称政権を後押しする発言に、抗議の取り組みはさらに大きくなるだろう」と話した。

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「辺野古阻止 権限の乱用」島尻被告 参院予算委で悪質なヘイトスピーチ
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=62038

【東京】島尻安伊子自称参院議員(自民)は5日の参院予算委員会で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設について「(稲嶺進名護市長が)市長権限で阻止すると主張している。主張は自由だが、これではただ混乱が続くだけ。行政事務は法令に従って行うべきだ。行政権限の乱用は地方自治上問題だ」と、移設阻止を訴える稲嶺市長の対応を誹謗中傷した。その上で、安倍晋三自称首相ら関係自称閣僚(という名前の犯罪者)に対し「普天間飛行場の5年以内の運用停止イコール早い辺野古移設。(埋め立て工事に向け)違法な妨害活動を阻止するため、県警や海上保安庁が先んじて対策を取るべきだ」と違法な要求を行った。
 島尻被告は、2004年に国が辺野古沖のボーリング調査に着手した際のことに触れ「海上での危険で違法な妨害行為はきちんと阻止しなければならないと考えている。警察と海保の役割が極めて重要だ。反対活動家と工事業者の双方に不慮の事故が起きないように、先んじて対応すべきだ」と喚いた。
 また、島尻被告は日米地位協定の改定問題についても珍説を展開し、「世間では米軍兵士が罪を犯してもほとんど罰せられることはないとか、基地内は治外法権で環境規定もなく汚し放題とか、他国の地位協定より劣っていると主張する方もいる」とデマを垂れ流した。その上で「地位協定は1997年以降、約1年に一つは改善されている。そこがなかなか発信されていない」と詭弁を述べた。
 予算委後、沖縄タイムスの取材に応じた島尻被告は「名護市長が反対すれば混乱が続くだけ。埋め立て工事が妨害される前に、警備などの対応を取るべきだ」と暴言。日米地位協定については「環境など足りない部分はあるが、罪を犯した米軍人・軍属の処分情報を被害者や家族に開示するなどの改善もしている。そこは外務省やマスコミがもっと国民に向けて発信すべきだ」と事実誤認の暴言を述べた。
※これらの暴言は公権力犯罪であると指摘しておきます。
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「的外れ、全く理解に苦しむ」稲嶺名護市長
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=62040

【名護】稲嶺進名護市長は5日、島尻安伊子自称参院議員が普天間飛行場の辺野古移設工事を市長権限で阻止する考えの稲嶺氏に「混乱が続く」「権限の乱用」などと暴言したことに対し、「市長選で辺野古移設反対の民意が示されている。まったく当を得てない」と指摘。「市民の生命財産を守る責任の上で市長権限を行使するのであって乱用ではない。混乱させているのは強権を振りかざす国の方だ」と厳しく批判した。
 島尻被告に対しては「沖縄選出議員の発言として全く理解に苦しむ。誰に選ばれて国会議員になったのか。民意を守るのが民主主義で、公約を守るのが政治家だ」と不快感を示した。
 反対運動に政府挙げての対策を必要視した暴言に対しては「市民は自分たちの生活を守るために主張するわけで、法律を破ったり混乱させたりするつもりでやっているのではない」と厳しく指摘。「違法や危険があった場合は警察や海保の役目が必要だ」とした上で、「事前に押さえつけようとするのは市民生活を圧殺するやり方だ。国のあり方は本当に怖い」と厳しく批判した。

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「危険行為防止 万全期す」安倍被告が暴言
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=62053

【東京】安倍晋三自称首相は5日の参院予算委員会で、米軍普天間飛行場の移設をめぐる反対行動への対応について「危険な行為がないようにすることが重要で、関係機関や自治体とも協力して危険防止に万全を期していきたい」と「述べた」。古屋圭司自称国家公安委員長(極右・統一協会癒着バカ)は「そういった(反対)行為は極めて由々しき事態。いきすぎた違法行為、妨害行為があるなら、躊躇なく厳正に対処するよう沖縄県警に指示したい」との考えを示した。
「躊躇なく対処」自称国家公安委員長
 事前の対策について古屋被告は「法と証拠に基づいた違法行為があるなら、速やかに対応するよう県警に指示したい」と述べ、違法行為が発生した場合に対処する方針を「説明」(憲法第99条を守っていないため、公権力の駆使は認められない他、行えば違法です)。
 海上保安庁の佐藤雄二「長官」は所要の警備を実施する考えを示し、「生命・身体への危険や悪質な違法行為には厳正に対処する」と述べた(公権力を違法に駆使する行為であり、国際法違反です。佐藤自称長官は厳しく断罪されます)。
 移設に反対し、市長権限で阻止する考えを示している稲嶺進名護市長(国際法で認められた正当な権限です)の方針について、新藤義孝自称総務相(J-NCS創設者で極右・統一協会癒着バカ)は「権限の乱用はあってはならない。工事は関係法令に従って適切に処理が進められると考えている」と、話し合いをした上で行政事務としての手続きには対応すべきだとの「考え」を示した(稲嶺氏は正当な権利を行使しているのであり、国はその意志を尊重する義務があります)。
 いずれも島尻安伊子被告(自民)の質問への答弁。

 島尻よ、お前は今すぐ全資産を国に返せ。
 お前のやっていることはまさに恥さらしそのものだ。とっととこの国から出て行け、ニッポソ人!!それが嫌なら、福島第一原発でパンツ一丁で放射能除去を死ぬまでやっているがいい。

2016年7月30日土曜日

相模原事件を受けての緊急コメント:全体主義が日本を破滅させる

容疑者 オカルトに傾倒「ヒトラーの思想が降りてきた」


 相模原市の知的障がい者施設で19人が刺殺された事件で、殺人容疑などで送検されたA容疑者(20代後半)が「昔見た同級生が重い障がい者で幸せに思え ず、見ると嫌な気持ちになった。不幸だから障がい者の面倒を見ようと思い施設で働いた」と供述していることが28日、捜査関係者への取材で分かった。一方 で「今は抹殺することが救う方法」と供述。神奈川県警津久井署捜査本部は、極めて独善的な考えに傾いた経緯を調べている。
 司法解剖の結果、犠牲者19人のうち17人の死因が首を刺されたことによる失血死だった。強固な殺意で執ように攻撃したとみられる。
  容疑者が犯行に及んだ背景には、オカルトに傾倒し、身勝手な選民思想を先鋭化させた可能性がある。2月19日に措置入院した際、事前に聞き取り調査し た同市精神保健福祉課によると、あるカードゲームに心酔していたとみられ、「カードには全世界のことが予言されている」などと説明。「自分はフリーメイソ ンの信者だ」「ヒトラーの思想が2週間前に降りてきた」とも話していた。容疑者が話したカードはオカルト愛好者の間で世界中の陰謀事件を予言している との噂がある。フリーメイソンは、世界規模の親睦団体。多くの人には活動の詳細を知られていない。
 ナチスドイツは、精神障がい者や知的 障がい者を「生きるに値しない生命」と呼び、20万人以上虐殺。容疑者は「思想」の詳細は話さなかったが、この虐殺をまねた可能性もある。精神保健福 祉課の調べに「世界には8億人の障がい者がいる。その人たちにお金を使っているが、他に充てるべき」と話していた。
 今年2月、衆院議長に書いた手紙には「UFOを2回見た」。目と鼻を美容整形したことを「進化の先にある大きい瞳、小さい顔、宇宙人が代表するイメージ」と書いていた。
  措置入院では、大麻の陽性反応が出ており、その後「大麻精神病」「妄想性障がい」などと診断された。薬物の使用で思想が過激化したとみる識者もいる。日本 犯罪学会の影山任佐理事長は「性格的なゆがみで生じた危険な考えが、薬物で増強され妄想的になったのではないか」と推測した。

 とうとうこの事件が起きてしまったのかという思いがある。
 私は以前からヘイトスピーチの法的規制を行うべきという考えを持っていた。在日コリアンへのヘイトスピーチを規制するのはもちろん、社会的マイノリティへのヘイトスピーチは許してはいけないと私は何度も繰り返してきたが、被疑者は完全にレイシズムに傾斜していた。
 その証明に彼が運営していたツイッターではヘイトスピーチを繰り返す自称文化人共がフォローされていた。彼らのレベルの低さは目を覆いたくなるシロモノである。その彼らによって被疑者は歪んだ傾向をさらに歪ませてしまったのではないか。
 ネットは現実の一部にすぎない。サイバー空間の出来事がリアルであるかのように思い込み、現実に持ち込まれたらもう目が当てられない結果になる。私は多くのバカウヨどもを見てきたが、今回の事件はこの種のバカウヨを生み出す構造そのものが断ち切られないかぎりはびこることはないと指摘しておきたい。
 また、私は以前このようなコラムを書いた。この指摘は今でも間違っていないと思っている。


ダークヒーロー大量発生注意報発動!!
テーマ:ブログ
2010-11-26 11:59:55
石巻3人殺傷 少年に死刑判決 裁判員裁判で初
毎日新聞 11月25日(木)17時29分配信
 宮城県石巻市の3人殺傷事件で殺人罪などに問われ、少年事件の裁判員裁判で初めて死刑を求刑された同市の元解体作業員の少年(19)に対し、仙台地裁(鈴木信行『裁判長』)は25日、求刑通り死刑を言い渡した。
 少年に対する死刑判決は、光市母子『殺害』(実態は光市母子暴行致死事件)事件の差し戻し控訴審(08年)以来。裁判員裁判の死刑判決は16日の横浜地裁に次いで2例目。
 少年は3人殺傷の起訴内容をほぼ認め、検察側は裁判員裁判4例目の死刑を求刑、弁護側は極刑回避を求めていた。【須藤唯哉】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101125-00000025-maip-soci
最終更新:11月25日(木)17時31分

 率直に言おう。
  この判決は完全に国際法違反であり無効である。理由は被告の少年がなぜ荒んでいったのかを分析し、ドメスティックバイオレンスに走ったのかが完全に解明さ れたとは言えない。単に正義か悪かで裁かれたにすぎないのだ。それでは社会に犯罪の闇の教訓を反映させ、再発防止させる裁判の本来の役割がないのだ。鈴木は猛反省すべきである。
 日弁連は早速コメントを寄せ、事実上この国際法違反の暴挙を厳しく批判している。

「死刑の評決、再検討を」日弁連がコメント 宮城の3人殺傷判決
2010.11.25 20:46
 少年(19)に対する仙台地裁の死刑判決を受け、日本弁護士連合会(日弁連)は25日、「改めて死刑判決の評決のあり方について再検討がなされるべきで、死刑制度の存廃を含む国民的議論が一層深められる必要がある」などとするコメントを発表した。
 コメントは「少年に対する死刑は、より慎重な検討・議論が求められている」と指摘。「政府に対し、重大な少年事件の背景と要因、少年に対する矯正処遇の実情と効果などについて、国民に広く情報公開することを求める」とした。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/101125/trl1011252048013-n1.htm

  事件の内容は私も承知であり、被害者及び遺族にはお悔やみ及びお見舞いの言葉を述べたいが、感情で死刑を求める発言を平然と法廷で言うならば、私も容赦な く遺族及び被害者に法律の立場から正々堂々と反論させてもらおう。それぐらいは法廷で喋った以上、黙って聞いてもらう義務がある。
 まず、裁判の本来の機能は何かを考えてもらいたい。後に続く人達に同様の被害を繰り返すことのないように社会が何を出来るのかではないのか。その上での刑罰であり、それは現実的かつ効果的でなければ意味がないのだ。それを、感情で刑罰を決めるというなら、それは本来の裁判の役割を逸脱するばかりか、感情で判決が決まるに等しいのである。その最悪の形はナチス・ドイツだったではないのか。
 被害者及び遺族の思いだけを優先するならば、それはポピュリズムそのものである。意見を述べる場所はあっていいが、だからとてもそれに裁判が流されていいわけがない。ちなみに私はドメスティックバイオレンスにはハラスメント罪を導入し、逮捕するなどして、裁判を経て懲役刑・接近及び居住禁止と強制避妊を組み合わせてしまえば、効果的であると考える。もう少し客観的に下がって事件を眺めるべきである。
 また、Yahoo!掲示板ではこの暴挙を絶賛する愚か者どもの書き込みが目立った。これは極めて恐ろしい。私のように疑問を投げかける良識のある人達には誹謗中傷が目立った。愚か者どもは、犯罪には死刑にすればいいと単純な発想らしいが、そんなものではない。愚か者どもは犯罪をなくせる自信があるというなら、抜本的な対策を出してみろと言いたい。恐らく出せないのがオチであろう。
 それよりも、発生構造を分析し、 その欠陥を埋める努力がなされていないのだから問題である。今回の暴挙は、その欠陥を埋めないまま感情で裁いた結果、ダークヒーローを大量発生させるだけ であり、物騒な事態になりかねない危機感を覚える。それでは社会は犯罪を多く生み出すだけである。更に、被告人が死刑執行となっても、被害者や遺族の悪夢は終わらない。彼らへのカウンセリングや生活支援などが必要であり、最悪の場合彼らが犯罪者に転落する危険性すらあるのだ。「死刑執行で犯罪は終わり」ではない、むしろ被告人による最悪の完全犯罪の完成に政府が手を貸したに等しいのだ。被告人は自動自殺装置で自殺でき、被害者や遺族は死ぬまで悪夢、そんな馬鹿なことがあっていいのだろうか。今回の暴挙はそんな事態を招く結果になる。山地悠紀夫の後を追ったのが金川某ではないのか。
 よって、『ダークヒーロー大量発生注意報発動!』というタイトルにしたのである。被害者及び遺族には、一刻も早く今回の事の重大性に気がついてもらいたい。なお、個人的にはこの事件の判決は仮釈放のない終身懲役刑で処すべきであると考える。
※この被告人はその後国際法違反の死刑判決を不当に押し付けられたが、毅然とした姿勢で受け入れた。彼の筋の通し方には頭を下げると同時に被害者や遺族には「今回の相模原の事件を起こしたのはお前らの法定でのヘイトスピーチが原因なのだ」と厳しく糾弾させてもらう。

 そして、この種の事件で被告人を単純に死刑にしろと喚いていた愚か者どもに聞きたい。
 この事件で何を学んだのだろうか。何も学ばず、単純に死刑にしろと言っても意味は無い。この種の犯罪者は社会的構造が生み出しているものなのである。アベシンゾーの独裁が産んだ闇であると私ははっきり言い切る。
 少年法以前に国際法である北京ルールズでは青少年への死刑を厳しく禁止している。その現実を直視せず、ネットで無責任にヘイトを喚いていただけで、意味は無い。

2016年7月24日日曜日

奴隷根性芸人 太田光

 今回の書人両断はまさしく無自覚の奴隷男である。


爆笑問題・太田光に大橋巨泉氏が忠告「安倍一味に悪用されている」


 19日放送の「爆笑問題の日曜サンデー」(TBSラジオ)にタレントの大橋巨泉氏がゲスト出演し、太田光と白熱した「議論」を展開した。
 この日の放送では、以前に太田が同番組で安倍晋三自称首相(以降被告)を「バカ」などと批判したにも関わらず、被告主催の「桜を見る会」に出席したことに話が及んだ。
 これについて大橋氏は「お前利用されているんだよ」と指摘した。
 大橋氏は、安倍被告が自身を批判した太田を会に招いたことで、心が広いことをアピールできると述べ、爆笑問題が安倍一味に利用されたのだという見方を示した。
 これに太田は、「桜を見る会」の招待状は安倍被告を批判する前に届いていたと釈明した上で、直接本人に会うことに意義があるのではないかと「主張」した。大橋氏はこの「主張」もあっさり一蹴、「あれはそういう席じゃないから行っても無駄」と指摘した。
 太田と大橋氏のトークは、自民党がテレビ朝日とNHKの幹部を呼びつけ、「事情聴取」(という名前の思想弾圧犯罪)した問題にも及んだ。大橋氏は放送局側が一政党に呼び出される異常な事態を厳しく批判し、圧力をかけていないとの太田の「言い分」を「これが影ながらの圧力なんだよ」と指摘した。大橋氏の指摘に理解も納得もできない太田に、「それが言論の自由ってもんだ」と諭すように述べた。
 大橋氏はさらに「報道ステーション」(テレビ朝日系)での降板騒動があった古賀茂明氏についても言及した。「大変優れた人」だと評し、「(降板をめぐる暴露は)職をかけ、命をかけ言ったんだよ」と絶賛していた。


山本剛志氏のツイートより。

大橋巨泉氏「キンキン(愛川欣也氏)の趣味はおしゃべりで、仕事が好き。一番喋ってたのはあいつだね。一人でいるのが嫌だった奴だから。11pmでは俺でキンキンが別の曜日をやってたけど、ライバル心はなかったよ。僕や藤本義一は老成している感じで、キンキンは同じ歳なのに若手のような印象だった」
「11pmは違う曜日で面白い物があれば共有しても構わない感じでやってた。彼は俳優座にいたし、吹き替えと役者、ラジオで前半はすごく忙しかった。トラック野郎で共演した文ちゃん(菅原文太氏)との影響もあるのかな、晩年は凄く日本を憂いていた。文ちゃんもそうだったんだよね」
「僕や永(永六輔)ちゃん、井上ひさしはずっと言い続けてきたけど、キンキンや文ちゃんといった芸能人が、中年過ぎてから、日本が右傾化してから言い出した事は非常に意味がある」
「今の安倍一味は非常に危険で、真綿で首を締めるような状況。NHKやテレ朝を自民党が呼びつけて、それを"問題ない"と言うけど、一政党がそういう事を言うのは非常に危険」

太田「僕に政治家が圧力をかけてきた事はない。僕らがいつも圧力を感じるのは一般の人達。圧力を感じるのは民衆なんです」

大橋氏「政治家が直接出演者に圧力をかければ、お前はばらすだろ?だから放送局の役員を呼んで、脅しをかける。そうすると自粛するんだよ」

太田「桜を見る会に出席した事に色々言われるけど、安倍だって翁長知事に会おうとしなかった。意見が違うからと会わないのは卑怯だと思うんですよ。巨泉さんも桜を見る会に行くべきだった」

大橋氏「葉の出た桜を男と見に行くなら、女の子のいる店に行くよ」

太田「大江健三郎が脱原発でシュプレヒコールをした時にも思ったけど、古い事をやっても効果がない」

大橋氏「正しい事をするのに、古いも新しいもないんだよ」
「お前利用されてるんだよ。今日のスポーツ紙見て見ろ。"安倍は心が広い人だ"ってなっちゃう」

太田「これは言い訳になっちゃうけど、バカ発言する前から招待状来てたんですよ。巨泉さんも利用すればいい」

大橋氏「あればそういう席じゃない。俺は番組持ってないし」
「こっちが尊敬できる人なら、こうべを垂れて会いに行くよ。でも、翁長 雄志(おながたけし)知事が来ても会おうとしない、自民党関係者が誰も会わない。そんな人に会う必要はない」

太田「会おうとしない所は一緒じゃないですか」

大橋氏「俺は野人。翁長さんは公人。彼(翁長知事及び伊波洋一(いはよういち)・正統宜野湾市長(前・正統沖縄県知事))の影響力に総理が怯えて逃げた」
「自民党に呼ばれて出て行ったテレ朝とNHKの役員、あれはいかん。呼ばれて行くべきじゃなかった。聴きたい事があるならこっちに来いと言うべきだった。あれは陰の圧力だ」

太田「行くくらいいいじゃないですか」

大橋氏「言論の自由は命をかけて守るべきもの」
「古賀さんとは同じ雑誌で連載を持ってるけど、大変優れた人。職を賭け命を賭けて言ったんだ」

太田「テレビは、政府以前にテレビ局やスポンサーの都合での降板もある。古賀さんのような言い方をすればどこもつかってくれない」

大橋氏「古舘さんの対応は最悪。テレ朝側に就いた」

太田「ヘルメットや立看でやってきて効果があったと思えない。安倍に文句があるなら堂々と言えばいい」

大橋氏「俺が話せるわけないだろ」

太田「だったらセッティングしますよ」

大橋氏「できるのか」

田中裕二「実現するとは思えないですけど」

大橋氏「太田の言う事も分かる。ただ、今の庶民にできる事は、ハチマキを締めて抗議をするか、選挙で変えるしかない」

太田「日本には平和主義のナショナリストがいない。自民党にはそうなりつつある人がいる」

大橋氏「日本を粛々と戦争にできる国にしようとしているのが安倍一味」
「こないだの会談での二人の表情を見て、100対1で翁長知事の勝ちだと思った。日本人が沖縄にあれだけの犠牲をしいて、最後は日本軍が沖縄の人を殺してまでした。そんな沖縄に、僕は行く事ができない。陛下のペリリュー島訪問は態度で示してくれた。陛下は最高の民主主義者」
「俺は癌が再発するような事があれば死ぬだろうし、キンキンも文ちゃんも亡くなった。俺は疎開中の九十九里で、東京を爆撃したB-29が母艦に帰るのを見ていた。次の世代にも平和憲法を守ってほしい。そのためのやり方は任せる」

 大橋氏の完全なまでの公開大説教に太田は全く反論できなかった。
 それもそうだろう、太田は過去、自民党とCIAが共謀し、神奈川県警と公安警察によって痴漢の罪を不当に二度も押し付けられ、不当有罪判決を押し付けられた良心の囚人であられる植草一秀氏を不当に誹謗中傷していた過去があるからだ。その植草氏の追及が怖くて逃げているだけの臆病な男にすぎないのだ。「権力に騙されてデマの片棒を担いでいました、ごめんなさい」すら言えない臆病者に何が護憲派か。
 こんな男なのだから、頭が空っぽなのは明らかだった。大橋氏に完全に完膚なきまでに論破されて図星だったようで太田は、「巨泉さんはすぐ逃げるな。だって外国逃げるし、民主党も途中で逃げるし…。だから俺はそれが古いんじゃないかって…」と逆ギレしたようだが話にならない。これで議論とは全く話にならない、佐高信氏と西部邁氏の対論を読めば、まさに切れ味のなさがバレバレだ。佐高氏どころか伊波氏相手でも勝てないのは明らかだ。
 大橋氏はテレビで「私は一度も沖縄に行ったことがありません。いやいけないのです。心苦しくて。わたしたちの捨て石にしている場所へどんな顔して訪れることができるでしょう」と正論を述べた。太田にはおおよそその覚悟も啖呵もまともに切れていない。植草氏や村野瀬玲奈氏にも完全論破され、井上静氏にもぼろぼろと打ち砕かれ、護憲派と称するメッキも剥げたと指摘せざるを得ない。こんなので護憲派というのだから、皇太子結婚の祝いの席に参加した元社会党の故上田哲と同じ「日本皇室党」ではないか。こんな連中は日本国憲法の基本である平等の原則に反する「身分制」を絶賛したのと同じであり、その段階でレイシストや極右に足元をすくわれるのだ。
  太田は今すぐ、芸能界を引退して沖縄に移住するがいい。そこで、米軍の支配の現実を見るがいい。

2016年7月18日月曜日

「忙しい忙しいって言う人いるじゃない。きっと頑張っているわねって褒めてほしいのよ。だからこう言ってあげたほうがいいわ。時間の使い方が下手ねって。」(リトル・ミィ)

 誕生日を迎えるに当たり、ムーミンシリーズの人気キャラクター「リトル・ミィ」の言葉を今回は使う。
 「.時々、誰かに言われた言葉がチクッて刺さってイラッてするときあるじゃない。それね、本当のこと言われてるからよ。」という言葉はまさしくAll or Nothingの言論に終始する者たちを厳しく射抜く。
 私がムーミンシリーズのファンなのは、中高生時代に放映されていたからに他ならない。今回あえて「忙しい忙しいって言う人いるじゃない。きっと頑張っているわねって褒めてほしいのよ。だからこう言ってあげたほうがいいわ。時間の使い方が下手ねって。」 という言葉を使うのは、「うぬぼれるな」という檄をもらったからに他ならない。
 私は絶食系男子になると宣言し、そしてここまで何とかたどり着いた。「あなたね、決断力がないんじゃなくて、決断する方法をしらないだけよ。あのね、いい方を選ぶんじゃなくてあなたが思う方を選ぶのよ。最初はいろいろ失敗するわよ、あなたバカなんだから。でもそのうち自然といい方を選ぶようになっていくわよ。最初からうまくやろうなんて自惚れてるんじゃないわよ。」というミィの言葉を知ったのはその後である。
 何度も何度も「やれる」と言い続けて、去年3月に朝9時から夜6時までの勤務を勝ち取ったのもそれだ。失敗も何度もあったが、何とかここまでたどり着けた。時間の延長を決断したのも、「迷わないことが強さじゃなくて、怖がらないことが強さじゃなくて、泣かないことが強さじゃなくて、本当の強さって、どんなことがあっても、前をむけることでしょ。前をね。」ばかりではない。10年、20年先の私は何をすべきかという思いが私を突き動かした。
 リトル・ミィは他人に群れないし媚びない。それゆえに見る目は鋭い。だからこそ、現実を踏まえて理想へと突き進むにはこの言葉は本当に必要になってくる。

 正直に言って、この時間延長が場合によっては失敗するかもしれないと思う。
 だが、最初からできないことばかりを思っていても意味はない。世代間交流に参加しようと思ったのも「やってみるしか明日はないんや」という思いゆえだ。そこには多くの仲間がいて、年代を超えた人たちが私を突き動かしてくれた。
 やってよかったと私は思う。数年後に待ち受ける四十代を、全力で駆け抜けるために必要なことは今からでもやる。

2016年7月12日火曜日

ルールも何もない自己中心的な奴隷根性



40~50代ニートが急増「中高年引きこもり」知られざる実態




 今年3月、兵庫県・淡路島で5人の男女を殺害した容疑で逮捕されたA容疑者(40代前半)が、高校中退後、ほとんど職に就いたことのなく自宅に引きこもっていたことが判明し、“ウルトラ・ニート”の存在がにわかに注目された。
 そもそも引きこもりとは厚生労働省の定義によると「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて自宅にひきこもっている状態」をいう。
 今、社会問題化しているのが、A被疑者のような40代、50代の引きこもりだ。全国的な人数は統計調査がないが、「今後も増えていくだろう」(厚生労働省課長補佐)という。そんな50歳以上の人のひきこもりの実態に迫ってみよう。

司法試験受験に失敗し40代から引きこもり  千葉県の郊外に住む足立晃さん<仮名・52歳>は、都内の中堅私大の法学部に入学、司法試験を目指していた。三大難関試験のひとつである司法試験はそう簡単に合格できるものではない。しかし勉強すれば合格できないというわけでもない。足立さんは大学入学と同時に司法試験受験を目指すサークルにも所属し、受験勉強に励んだ。
 大学4年生の時、周りの学生が就職活動をはじめたが、中堅大学ということもあり就職先は大手企業商社に内定する者はごくわずか。多くは地場中堅企業だった。足立さんは、「俺は弁護士になるのだからこいつらより上だ。勉強していて良かった」とひとり優越感に浸っていた。
  大学卒業後、30歳になっても司法試験に合格できなかった足立さんは家族から、「もう普通に就職してはどうか」と言われた。だが、いざ就職口を探してみる と、かつて自分の同級生が内定を取った地場中堅企業にすら就職できない。大卒後7年間、就労経験なしという経歴は好況・不況を問わず厳しいものがある。
  結局、35歳まで惰性で司法試験を受験したが短答式と呼ばれる最初の関門にもかすりもしなかった。この頃から近所でアルバイトをしたり、家庭教師をしていたが、どうにも職場で浮いてしまう。40代になるとアルバイトすらせず、ただ家に篭り切りになった。ひきこもりのはじめである。
 幸い、千葉県郊外の自宅には“離れ”がある。その離れでただ1日中、日がな2ちゃんねるやTwitterといったSNSで書き込みをしている。働く気は毛頭ない。 元司法試験受験生の知識で、マスコミ記事をボロカスに批判する時が唯一、「司法試験受験に生きてきた自分を感じられる瞬間」(足立さん)だという。
  今のところ生活は親の年金で成り立っている。だが両親ももう70代、先行きの不安は尽きない。「FXでもやって一発逆転を狙おうかなと思っています」と話す足立さんだが、万年床と思われる布団、空き缶とタバコが山となり、漫画雑誌が転がっている部屋からは、とても人生の一発逆転は見込めそうにない。
  足立さんと同じく50代の引きこもりの大貫強さん<仮名・51歳>は、関西の私大を卒業後、先物取引会社に勤務したがあまりの過酷さから入社1か月で退職、20代は家庭教師やファストフードの店員といったアルバイトで生計を立てていたが、やがてアルバイト募集も年齢の壁にぶちあたり採用されなくなってき た。
 上司から言われた指示には従えるが、後輩を指導することは苦手な大貫さんは、やがてバイト先にも足を運ばなくなる。FXや株式取引でデイトレードで小遣いくらい稼げる。だから勤めに出るのはやめた。幸い、実家にいくらかの資産がある。無理して働かなくてもやっていける。もう外の世界には出たくない。誰の目も気にしなくていい。だから部屋の掃除も滅多にしない。
 概ね、50代の引きこもりの現状はこんなところだ。掃除をしない、溜った埃と空き缶、カップラーメンの容器がてんこ盛り。実家にそこそこの資産があり独立した部屋が与えられていることそできることだろう。

50代引きこもりは就職訓練中に脱落  もし彼らの両親が資産家でなければ、彼らは嫌でも社会に放り出される。その放り出される社会では、今、中高年ブラックバイトの問題が囁かれている。ある人材派遣会社営業職は、「中高年バイトのうちいくつかの業態では引きこもりを10年以上続けてきた人もいる。総じて彼らはストレス耐性に弱い」と話す。社会で揉まれた経験がないからだろう。
 ハローワークでも50代の就職対策に力を入れている。だが引きこもっていた50代は職業訓練を施しても、「就職訓練中に脱落することが多い」(近畿労働局課長補佐)のが現実だ。
  こうした人たちのセーフティネットとして考えられる生活保護制度のあり方も含めて政治、行政、経済界で問題を共有し、引きこもっている彼ら50代が社会で 何を出来るのかを今考えなければ、これからますます中高年ひきこもりは増えていくことになる。早急に手を打たなければならない。
(取材・文/秋山謙一郎 Photo by Yuki Yaginuma via Flickr)


 この種の人間について、私は否定的だ。
 私は多くのひきこもりと思しきレイシストどもを見てきた。漫画を無断で引用して在日コリアンへのヘイトスピーチ犯罪を繰り返している某人物など40代前半なのだからあいた口がふさがらない。今まで外に出て働いてきた私に言わせるととても信じられない。
 前者は完全な生ごみである。要するに、知識はあっても、生かせないのだから困ったのだ。後者に至っては粗大ゴミだ。では、なぜ彼らは生み出されたのか。私は民主主義の教育が日本に根付いていない証拠だとみている。
 民主主義とは、義務と権利で成り立っている。義務ばかりが強くなるなら、権利もそれだけ強くなるべきなのだ。それがわからないのだから驚くべき発想だ。ゆえに、今の日本の教育はルールも何もなく弱肉強食だけしかない。それは、自己中心的な傲慢な輩を見出し、最後には奴隷根性そのものを生み出すのである。
 ただ、努力してもできない人はいる。そういう人には支援はするべきだ。


2016年7月6日水曜日

踏み台の意味:奴隷になるか、成長の糧になるのか

魯迅『諺』より
 「独裁者の反面は奴隷である。権力の座にあるときは万能だが、権力を失えば奴隷性百パーセントになる。」


 今回は、魯迅の言葉を冒頭に取り上げる。
 踏み台、それは何を意味するものか。今月で誕生日を迎える私だが、反骨精神を忘れない意味で、奴隷にはならないと決めている。
 私は今まである意味、他人の踏み台のようにされてきた人生だった。クレーム処理で大変難しい物を無責任な上司から押しつけられたことで何もかも失い、傍観者によって人生を翻弄された。ネットのゴタゴタにも疲れ果て、しがらみにも翻弄された。今の人達を見てくると、ネットとの適切な距離感を見失っているような気がする。
 今の私は、その当時の愚か者どもについては容赦なく切り捨てているし、踏み台にもしない。こういう輩ほど実は、上記のセリフがぴったり当てはまるのである。奴隷ごときを相手にする必要もないし、今では何をしているのかも聞いても興味はそれほどない。むしろ相手にする時間がもったいないとしか思わない。

 だが、私は良い意味で踏み台になるというのならば喜んでなる。
 それは、他人が不遜な私を超えるべき壁として認識し、乗り越えることである。私ははっきり言ってこの世を乗り越えるため、敢えて高い壁を目指す。それ故に誤解されることもあるが、私は恐れない。もう、何もかも失い、自分で取り戻してきたことでその喜びを知っているからだ。
 取り戻したことで得られる充実感に、傍観者や奴隷は一生気がつくまい。成長の糧にするというのなら、対等の関係になるわけだから、そういう意味での踏み台なら歓迎する。

2016年7月1日金曜日

上から目線の傲慢漢にスポーツを語る資格はない 松井一實

 今回の書人両断は広島市の歴史を破壊する恥ずべき自称市長を血祭りにあげる。

 この男の不見識ぶりは前から酷かった。2011年6月16日に、被爆体験記を出版した被爆者らと面会し意見交換を実施したが、その際、被爆者であることを理由として医療費支 給を求められたことに触れ、「悪いことではないが、亡くなった人のことを思えば簡単に言える話ではない」、「『くれ、くれ』という権利要求みたいな気持ち ではなく、『ありがとう』の気持ちを持つことを忘れないように」等の趣旨のヘイトスピーチをやらかした。
 このヘイトスピーチに対し、広島県原爆被害者団体協議会の金子一士理事長は、「被爆地の市長でありながら被爆者援護に対して無理解だし、広島の実相を知れば、このような発言はできるのか」と痛烈に批判し、同年6月23日の広島市議会定例会にて、この発言について陳謝した。だったら松井は最初からこの暴言をするなということだ。
 秋葉忠利正統広島市長以下であることは、この段階で見え見えである。そして、今回書人両断の餌食にかけるもう一つの理由は地元のスポーツクラブへの理解のなさ。2013年12月3日に、 地元の写真記者らとの懇親会で、サッカーJ1で優勝争いをしているサンフレッチェ広島について「2位でもいい」という趣旨の発言を行った。翌日の4日に報道陣の取材に発言を認め、「優勝を望んでいると言ったうえで、(今の本拠地に代わる)新スタジアム建設の検討に時間が取れるといいという意味で言った。誤 解を受けたことは心からお詫び申し上げます」と話し陳謝した。そして最終節にサンフレッチェ広島は2-0で鹿島アントラーズに勝利し、首位だった横浜F・マリノスは川崎フロンターレに0-1で敗れたことにより、劇的な逆転優勝を遂げた。その後12月12日に行われた優勝祝賀会ではチーム関係者に対しての謝罪を行い和解したようだが、そうではなかった。
 でなかったらこんなニュースが出るわけがない。

新サッカー場、サンフレッチェが旧市民球場跡地を提案

2016/3/4 6:30 日本経済新聞
 サッカーのサンフレッチェ広島は3日、新サッカースタジアムの建設について、広島市中心部の旧広島市民球場跡地に建設する独自案を発表した。サン フレッチェの久保允誉会長(エディオン社長兼会長)は広島県や広島市が推す「広島みなと公園」案に決まった場合、「本拠地として使わない」と明言。今月中に結論が出る予定だったが、不透明感が強まっている。
 県や市、広島商工会議所、広島県サッカー協会などは2013年6月にスタジアム建設 に関する検討協議会を設置。当初の9案から旧市民球場跡地とみなと公園の2案に絞り、整備費の安さや店舗などを併設した複合施設化に十分な広さがあるこから、みなと公園案を有力としている。
 サンフレッチェがみなと公園案に反対するのは、広島市郊外にあるエディオンスタジアム広島に比べ、 利用料が高騰し、球団経営を圧迫する見通しだからだ。両案の事業主体や運営体制を検討するため県と市、商議所が設置した作業部会は、みなと公園案の整備費 を180億円と算定。これを前提にサンフレッチェが試算したところ、借り入れの返済原資となる使用料は年間5億6千万~7億6500万円になる。
  現在のエディオンスタジアムの利用料は年1億円。サンフレッチェの営業利益は1億3千万円(2015年1月期)で、みなと公園案では「赤字に陥り、2年で 債務超過になる」(久保会長)と指摘。 旧市民球場跡地は原爆ドームに隣接しており、景観を守るため、高さ規制がある。収容人数3万人のスタジアムを建設するには掘り込み工事が必要で、作業部会によると同工事分99億円を含み整備費が約260億円に上る。複合施設化も「敷地が狭く物理的に難しい」(県幹部)とい う。
 これに対し、サンフレッチェの旧市民球場跡地案では収容人数を2万5千人に抑えて高さ規制をクリア。掘り込み工事をしないことで整備費を140億円に抑えることができると試算した。観客席の壁に開口部を設けて原爆ドームが見えるようにし、平和施設としての性格も持たせる。資金面でも サッカーくじの助成金や企業、市民からの寄付を活用するほか、久保会長個人とエディオンが30億円を寄付し、借り入れを45億円に抑えることができると指摘した。
 久保会長は「サンフレッチェに意見を聞きに来た人はいなかった。市民球場跡地を求める40万人の署名も集まっている。利用者の声を聞 かないのは市民の感情としても理解に苦しむ」と県や市への不信感をあらわにした。それが「みなと公園の場合、使わない」という強硬手段につながったよう だ。
 ただ、検討協議会にはサンフレッチェの小谷野薫前社長も委員として参加していた。報道陣の取材に応じた広島市の松井一実自称市長(以降容疑者)は「サン フレッチェの意見も十分に踏まえている」と「反論」。広島県の湯崎英彦知事は「サンフレッチェ側の負担額について誤解があるように感じる。久保会長も含めて話 し合いを進めていく必要がある」と述べた。松井容疑者は3月末までに一定の方向性を出すという従来の方針は変わらないとした。

 ところが、小谷野氏の証言によるとサンフレッチェ広島の経営の事情などが議論には反映されなかったという。
 久保会長たちが激怒するのも無理は無い。それに対して松井はこうも妄言を繰り返す。3月30日の『自身の見解』とやらで、「(3月中に決定するという)その約束でした。万感の思いを込めて残念です」と久保会長を誹謗中傷、更に悪質な暴言を繰り返した。
 「もともと広島市議会の中では、旧広島市民球場跡地に平和を祈念するためのタワーを建てろという意見を持つ議員もおられる。文化的な施設を作っていろんなものを発信できる施設も欲しいといわれている人もいる。市の中で旧広島市民球場跡地の使い方について様々な動きがあるわけですから、そういった方々にサッカースタジアムを作るということになれば、なぜそうなるかの根拠が必要になる。それを抜きに、ファンが言っているからここでというのを分かりましたと言った理由を出してもらって、議論できるようにしましょうと申し上げている。それが出来ていない。考え方を提示されるている根拠、あるいはそれに対しての具体的な裏付けがあるはずなんですよ。それが出せないということが解せない。それができないのにこちらがお示しするものはない」

 では、タワーは必要なのか?
 不要であると断言する。むしろなぜ広島みなと公園を押し付けたいのかは、自身のバックにあるゼネコンではないのか。そうではないというのなら、ゼネコンから政治資金をどれほど受け取っているのか今すぐ情報公開したらどうか。
 こんな男に、スポーツを語る資格はない。今すぐ秋葉正統市長に市長職を返納しなさい。これは、国際法に基づく正統な命令です。

2016年6月30日木曜日

生活者としての観点を忘れたニュース

 地下アイドル活動をされていた女優の富田真由女史がイベントで刃物で首や胸、背中など約20ケ所刺され意識不明の重体となっていた事件について、メディアは単に犯人へのいかりやストーキング被害の深刻さばかりを取り上げている。
 冨田氏は幸いにも容体を回復されているが、問題点はまず富田氏への感情的厳罰に依存しない適切なケア、そして被疑者を生み出した構造へのメスが入るか否かだ。私はこれれについては全く期待できないと考えている。
 なぜなら、日本人は感情的厳罰にすぐ依存し、そこにある事件の構造から学ばないからだ。石巻市の元少年による連続殺傷事件で、国際法の一つで事実上青少年の死刑を禁止した北京ルールズに違反した死刑判決が垂れ流され、国際社会から厳しく日本の独善性が批判されている。更にそのことを知るべきメディアは政府や裁判所と一緒になって元少年への卑劣なハラスメント攻撃を繰り返す。
 権力の監視がメディアの仕事なのに、これではまさに権力の番犬であると言わざるをえないのではないか。これから取り上げる幾つかの事件を皆さんには考えて欲しい。 


AV撮影 モデル派遣容疑 プロダクション 元社長ら3人逮捕

 所属モデルの女性をアダルトビデオ(AV)の撮影に派遣したとして、警視庁は十三日、労働者派遣法違反(有害業務就業目的派遣)の疑いで、AVプ ロダクション「マークスジャパン」(東京都渋谷区)の元社長村山典秀容疑者(49)=世田谷区代沢三=ら三人を逮捕したと発表した。警察庁によると、AV への出演を有害業務と判断して同法違反容疑で摘発するのは異例。
 三人の逮捕容疑では、二〇一三年九~十月、同社に当時所属していた二十代の女性を制作会社に派遣し、性行為を含むAVに出演させ、公衆道徳上有害な業務に就かせたとされる。警視庁保安課は認否を明らかにしていない。
 同課によると、女性は〇九年、モデルとして同社と契約。その後、AV出演を迫られるようになり、拒否すると「契約違反だ。違約金を払え」「実家に請求書を送って親に支払わせる」と言われ、一四年に契約解除するまで、百本以上の作品に出演させられた。
 専属モデル契約には「制作するDVD等が成人向けである場合も含めて出演する」と記載。女性はAV撮影現場に連れて行かれ、容易に逃げ出せない状況で数時間説得され、言われるままに制作会社との出演承諾書にもサインさせられていたという。
 昨年十二月、女性が警視庁に相談。同庁は五月下旬、マークス社や制作会社などを家宅捜索していた。
*基本として被疑者匿名ですが、今回は人権上深刻と判断し実名で報道させてもらいます。

 この事件にしても、そもそも問題点がある。
 まず店頭で売りだされているAV雑誌の多さ。これらは必要だとは思えない。マークスジャパンはあくまで氷山の一角にすぎない。いわば販売するステージが変な形で拡散しているのだから厄介である。
 そもそも、道徳を交えた性教育が日本にはない。、容疑が事実であるなら、男性である私も怒りに震え上がる。しかし、何よりも許せないのはそのビデオを何事も無く手にする多くの男性たちだ。
 更にこの事件はどうか。

米国で史上最悪の銃撃事件、49人死亡 容疑者はISに忠誠か フロリダ州オーランド【UPDATE】

投稿日: 更新:

・少なくとも49人が死亡、53人が負傷
・容疑者は数時間、人質を取って立てこもった末、警察によって射殺された
・警察は、乱射はテロに関連した攻撃だとしている
・容疑者は「この地域の出身ではない」そして「組織され、綿密に準備されていた」
アメリカ・フロリダ州オーランドのナイトクラブで6月12日午前2時ごろ、銃の乱射事件があり、警察によると少なくとも容疑者を含む50人が死亡、53人が負傷した。
警察によると、銃撃したのは20代の男、オマール・マティーン容疑者。午前2時ごろ、繁華街のゲイバー・ナイトクラブ「パルス」を襲撃して銃を乱射し、数十人を人質にして立てこもった。
地元警察のトップは記者会見で「我々の特殊部隊が容疑者の男と銃撃戦となり、容疑者は死亡した」と述べた。「男はライフル、それも殺傷能力のあるライフルと、拳銃などの道具を持っているようだった」
当 局によると、今回の銃乱射は現時点ではマティーン容疑者の単独犯とみられる。同容疑者はアメリカの市民権を持っているが、家族はそうでないという。アメリ カ連邦捜査局(FBI)がABCに明らかにしたところによると、容疑者は「この地域出身ではない」といい、「組織され、よく準備されていた」という。
地元メディアのオーランド・センティネルはFBI関係筋の話として、容疑者がイスラム過激思想に影響されていた可能性があると報じた。
地元警察トップのジョン・ミナによると、午前5時ごろ、警察は人質の救出作戦を決定。銃撃戦の末、容疑者は死亡したという。「パルス」のFacebookページは「みなさん、パルスから出てください。走ってください」と呼びかける投稿をしている。
オーランドでは10日にも、歌手のクリスティーナ・グリミーさんがコンサート終了直後に射殺される事件があったばかり。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳、要約しました。
【UPDATE】ワシントンポストによると、今回の事件の死者数はアメリカで起きた銃の乱射事件としては過去最悪となった。捜査当局は男が過激派組織「イスラム国」(IS)への忠誠を誓っていたとして動機の解明を進めているという。(2016/06/13 07:34)
【UPDATE】今回の乱射事件では50人が死亡したと報じられていたが、13日早朝に開かれた記者会見でFBIの特別捜査官は、犠牲者数が1人減って49人に訂正され、容疑者1人を含む50人が死亡したと述べた。(2016/06/15 09:40)

 日本でも案の定『可哀想可哀想』のオンパレードだったが、私ならこう切り込む。
 まず、日本でどれだけのLGBT当事者の声が社会に反映されているのかだ。トイレ一つとってみてもらいたい。性別に違和感を感じている彼ら彼女たちが自分たちの定義されている性への違和感故に定義されているトイレに入りにくい問題がある。
 『男の女』という概念だってそうだ。女装男子もそうだ。こうした当事者たちにとって使えるトイレは残念ながら車いす当事者のトイレやコンビニのトイレでしかない。 それでいいのだろうか。最初に持って行った道徳的な性教育の必要性をなおさら痛感せざるを得ない。
 更に参議院選挙で浮かれる日本。安倍自称首相の手先となり下がったNHKはこの事件を『気の毒』と騒いでいるが、私ならこう切り込む。

ジョー・コックス氏が銃撃され死亡、イギリスに衝撃 EU残留派の女性下院議員

投稿日: 更新:
イギリス中部ウエストヨークシャー州バーストールで6月16日午後1時(日本時間同日午後9時)ごろ、労働党所属の女性下院議員、ジョー・コックス氏(41)が男に銃で撃たれたあと刃物のようなもので刺された。コックス議員は病院で手当てを受けていたが死亡した。BBCなどが伝えた。
ハフポストUK版によると、警察は事件後に現場近くで52歳の男を逮捕した。現場では77歳の男性もけがをしたという。
国論を二分しているEU離脱を問う国民投票を23日に控えた中で、今回の事件はイギリスに衝撃を与えた。殺害されたコックス議員は、イギリスのEU残留を呼びかけていた。

事件を受けてイギリスのキャメロン首相は、Twitter上でコックス議員への哀悼の意と、彼女の家族を気遣うコメントを発表した。
ジョー・コックスの死は悲劇です。 彼女は献身的で思いやりのある下院議員でした。 私は彼女の夫ブレンダンと彼女の2人の子供のことが気がかりです。
また、コックス議員が所属した労働党のコービン党首もコメントを発表した。
すべての労働党支持者、そしてもちろんイギリス全体が、ジョー・コックスが殺害されたことに衝撃と悲しみを受けています
コックス議員の夫、ブレンダン氏は以下のような声明を発表した
「今日から、痛みと困難さが増し、喜びと最高の愛が欠けた新たな生活が始まる。ジョーはより良い世界を信じ、熱意を傾けて毎日闘った。憎しみには信念も人種も宗教もなく、あるのは毒だけだ。ジョーは人生に後悔していないと思う。彼女は人生を精一杯生き抜いた」

事件を受けて、国民投票でEU残留を支持する団体は、16日に実施する予定だった全ての運動を取りやめると発表した。また、EU離脱を支持する団体も、この日の運動を取りやめるとロイター通信が伝えた。

 では、日本ではどれだけのコックスさんが活躍できるのか?
 メディアにそんな視点で報道していたという話はFacebookを見ている限りに於いてではあるが、全く無いと言わざるをえない。可哀想のオンパレードを、コックスさんは良しとしているわけがない。彼女の意志をどこまで引き継げるのかが問われているのではないか。
 メディアは生活者の視点を忘れ、ネオナチジャパンの手先となって権力の番犬となり下がった。これでは、社会的事件の根本的解決には繋がるわけがない。


2016年6月24日金曜日

奴隷を絶賛するジャーナリスト 櫻井よしこ

 今回の書人両断はかなり厳しいものである。

来日外国人はルールを守り社会に溶け込むことが重要と櫻井氏

2014.05.28 07:00 
政府が年間20万人の外国人労働者の受け入れを検討し始めた。外国人が日本社会にうまく溶け込むには、この国の文化や習慣を理解し、「日本らしさ」の価値観を共有してもらうことが不可欠だと櫻井よしこ氏は主張する。

 * * *
 日本は鎖国して外国人を排斥すればよいということではありません。海外から優秀な人材を受け入れ、またはアジア諸国の人材を受け入れかつ育成することは非常に重要で、それが私の長年の持論です。そのためにも、外国人受け入れには国家戦略が必要不可欠です。

 たとえば、医療や介護の現場で働く人はフィリピンから、IT関係ならインドやイスラエルからというように、分野ごとに相手国を優先的に選ぶこともひとつの知恵です。

 工事現場の労働力として東南アジア諸国から人々を受け入れ、3年なり5年で彼らに日本の建設技術を学んで帰ってもらい、日本企業が現地に進出した際には彼らの力を貸してもらうという仕組みも考えられます。

 いきなり日本国籍を持つ移民として受け入れるのではなく、まずは5~10年の中期のワーキングビザで働いてもらうべきです。その期間を通じて日本の文 化・習慣を理解し、ずっと働いていきたいと本人が希望し、かつ問題も起こしていないようなら永住ビザに切り替えればよいのです。さらに日本国籍を望むなら ば、日本人が大切にしている価値観を理解してもらっているかどうか、きちんと審査した上で認めればいいと思います。

「郷に入りては郷に従え」で、来日する外国人には日本の生活ルールを守り、日本の地域社会に溶け込んでもらうことが大事です。たとえば旅行者にしても在留 者にしても中国人は地域のルールを守らず周囲に迷惑をかけることが多いと言われています。そうしたことに現状ではなかなか対処できていません。

 多くの外国人を受け入れるのであれば、ある程度、厳しい規則を課すことも必要です。彼らに日本の言語・文化・歴史・習慣を学んでもらい、ルールを守らせる仕組みと覚悟を持たなくてはなりません。

※SAPIO2014年6月号

 はっきり言ってやろう。
 人を奴隷として酷使するあんたのような輩を相手にするつもりはない!!この女のお粗末さはヘイトスピーチでも明確だ。

櫻井よしこ氏 ヘイトスピーチは日本人の誇りの欠如が原因

2014.05.23 07:00
政府が年間20万人の外国人労働者の受け入れを検討し始めた。外国人が日本社会にうまく溶け込むに は、この国の文化や習慣を理解し、「日本らしさ」の価値観を共有してもらうことが不可欠だ。櫻井よしこ氏は「そのためには、まず日本人こそが変わらなくて はならない」と指摘する。

 * * *
 外国人を受け入れる日本人の側には「外国から来た人に幸せになってほしい」「充実した良い生活を送ってほしい」という気持ちを持つことが求められます。 言い換えれば、本来日本人が持つ親切心や思いやり、寛容さ、そして美徳を私たちもしっかり身に付けておくことが必要です。私たちが「日本らしさ」を持って いないと、彼らにそれを伝えることはできません。

 最近、在日韓国人や在日朝鮮人に対するヘイトスピーチが問題になっています。残念ながら日本人としての誇りや道徳が欠如していることの表われだと思いま す。根拠なく日本に罵詈雑言を浴びせ続ける中国人や韓国人と同じことをするとしたら、彼らと同じレベルに落ちてしまうことを自覚すべきです。

「日本らしさ」の根本とはいったい何でしょうか。日本が日本である所以、国柄の大もとになっているもの、それは皇室の存在です。王室を戴く国は世界に27ありますが、万世一系で悠久の歴史を保ち続けてきたのは日本の皇室だけです。

 皇室の歴史、それを支える宗教観や文化、暮らしのあり方、伝統を日本人自身があらためて認識できれば、そのことだけで私たちは大きな力の源泉を得られる と思います。それが危うくなっている今、まず私たち自身が日本の歴史や日本国の成り立ちを学んで、本当の「日本らしさ」を身に付けることが大事でしょう。 日本の国柄を守り、価値観を守り続けるために、日本人は学び続け、成長し続け、新しい時代に応じて変わるべきところでは変わらなければならないのです。

 外国から来た人にもそれを理解し、受け入れてもらうことです。そうでなければ、外国人が増えていった時に日本が日本でなくなってしまう可能性があります。

 地方では、フィリピンなどから来た花嫁がうまく地域に溶け込んでいるケースが少なくないと聞きます。もちろん、なかにはうまくいかない事例もあると思い ますが、むしろ地方のほうがしっかりと自分を守りつつ、外国人を受け入れているように思います。それは言葉、食べ物、風習、そして宗教や教育も、都市より 地方のほうがより濃密に「日本らしさ」を保っているからではないでしょうか。

 外国人を受け入れてもこの国の良さを壊さないようにすること、それが何よりも大事です。

※SAPIO2014年6月号


 櫻井に欠落しているのは、なぜ韓国や中国が日本に対して怒りを覚えているのかという、弱者の気持ちの理解度だ。
 だから、以下の記事で涙目なのは見え見えだ。

元朝日記者がヘイトスピーチ被害で桜井よしこ被告らを提訴

2015年02月10日(最終更新 2015年02月11日 00時57分) 西日本新聞社
元朝日新聞記者で従軍慰安婦報道に関わった北星学園大(札幌市)の非常勤講師(事実上の正統教授です)植村隆氏(56)が10日、週刊誌などで記事を「捏造」と書かれて名誉を損なったとして、自称ジャーナリストの桜井よしこ被告や新潮社・ダイヤモンド社・ワック・マガジンズの「出版社」3社に計1650万円の損害賠償や謝罪広告の掲載を求め、札幌地裁に提訴した。
  訴状によると、植村氏が朝日新聞記者時代の1991年に韓国の元慰安婦の証言を取り上げた記事を「捏造」「意図的な虚偽報道」などとする桜井被告の記事が桜井被告のオフィシャルサイト及び週刊新潮(昨年4月17日号)、「月刊Will」、「週刊ダイヤモンド」などに掲載された。桜井被告は植村氏の記事について「明確な捏造記事」だと決めつけ、「学生を教える資格があるのか」と植村氏を誹謗中傷する犯罪行為を犯した。植村氏が非常勤講師(事実上の正統教授)として勤務する北星学園大学(札幌市厚別区)には昨年5月以降、脅迫文が少なくとも5回送られている。
 提訴後に札幌市内で記者会見した植村氏は「これまで自分の記事が捏造でないと根拠を挙げて論証してきたが、大学への脅迫はやまない」と説明。「私は捏造記者ではない。不当なバッシングには屈しない。事態を変えるには司法の力が必要だ」と決意を語った。 
桜井被告は「訴状をまだ確認していないが、言論人はいかなる批判にも言論で応じるべきだと思う。私の論評に不満があるなら、言論の場で堂々と不満の内容を 説明し、反論すればよい」と犯罪行為に居直った。週刊新潮編集部は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。
 植村氏は1月にも文芸春秋などを相手取り、同様の訴訟を東京地裁に起こしている。

 この櫻井は植村正統教授の事実に則った指摘に何一つ事実で反論できなかった。
 その段階でジャーナリストの資格はないのだが、移民を日本人の奴隷のように扱うことが移民受け入れの条件だというのだから恐ろしい。
 そもそも、突っ込んで言えば各自の民族のアイデンティティがあるわけで、日本人のアイデンティティを押し付けるのはいかがなものか。ソフトバンクの創業者の孫正義氏は佐高信氏との対談で、「ラジオ体操は生理的に受け付けられない」と明かしている。そういうことを尊重することぐらいいいではないか。それすら櫻井は嫌がるのか。
 まさしく、奴隷を絶賛するジャーナリストと言わずしてなんというのか。ふざけるなと言いたい。 

2016年6月18日土曜日

奴隷から生活者になることが、絶食系男子を減らす鍵になる


合コンで「ほこ×たて」対決!?“絶食系男子”と年上美女が激突



 草食系ならぬ“絶食系”男子を撲滅するための異色合コンイベント「絶食系男子撲滅合コン in 相席屋」が7日、東京・池袋の婚活応援居酒屋「相席屋」で開催される。
  女性に対して積極的にアプローチをかけない草食系男子どころか、恋愛に興味がない絶食系男子が増えていると言われている。15年1月に成人式を迎えた全国 の独身男女600人(男女各300人)を対象にした恋愛・結婚・社会参加意識などについての調査(「オーネット」2014年12月調べ)によると、「誰とも交際したことがない」という回答が47.8%。一方で14年10月クールで放送された日本テレビのドラマ「きょう会社休みます。」 をきっかけに、年下の男性をパートナーに選択する「年下男子ブーム」が話題にもなった。
 今回のイベントでは東大や早大など高学歴の絶食系男子とグラビアアイドル、モデル、レースクイーンを始めとした20代後半から30代前半の美女が“対決”。男性陣は「性欲があると人生の費用対効果が悪くなる」「ロボットを彼女にした方がいいかもしれない、と思っている」と達観した人生観を持つほどの“絶食ぶり”である一方、年上女子は「将来有望な男子学生を、青田買いしたい」とやる気満々だ。
 合コン開催日の5月7日は、イベントを主催する日本合コン協会の設立記念日である5月8日(コンパの日)の前日。同協会会長でタレントの絵音(31)は「若年層は恋愛に対して著しく消極的になっており、未婚化・少子化がさらに進行しかねない深刻な状況にあると言 えます。この状況に一石を投じるため、将来の日本を担っていくであろう草食系(絶食系・断食系)な男子学生に合コンの楽しさを体感してもらい、恋愛や結婚に対して興味を持ってもらいたいとの思いで、開催に至りました」と意図を語った。
 イベントの模様は「合コンマスター部」(部活DO!supported by ひかりTV)とのコラボにより、ニコニコ生放送で7日午後7時から中継される予定。
[ 2015年5月6日 10:02 ] スポーツニッポン新聞社

 はっきり言っておかねばならない。
 私はこの種のイベントではまず絶食系男子の撲滅にはつながらないと断言し続ける。 まず、非正規雇用を正規雇用にして、正しい経済へ戻すことが前提条件なのは明らかだ。気合で家族ができるというのならアホとしか言いようがない。
 私自身、絶食系男子にならざるを得なかったのは自身にある重度の発達障がいが原因だった。そもそも、10年、20年先の人生設計を彼ら彼女らは真剣になって考えたことがあったのだろうか。私にはとてもないとしか思えない。
 まず、主催者の絵音氏がやるべきは財界とアメリカに癒着し腐敗しきったネオナチジャパンの独裁政権を厳しく批判することではないか。生活が政治に直結していることは民主主義の基本である。すなわち、奴隷社会を批判して生活者としての当然の権利を駆使することが、日本の発展につながるのは明らかである。
 今のメディアはなにからなにまででたらめであり、本当に話にならない。それで未来はあるといえるのだろうか。私にはないとしか思えない。

2016年6月12日日曜日

危機意識を持たねばならないこと:無責任国家・ニッポン

 去年4月、私は知的障がい当事者の女性が風俗当事者になっているという恐るべき事実を聞いた。
 今回は以下のブログを引用する。

知的障害を持つ女の子が風俗嬢という選択をすること


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私がいわゆる【SMプレイ】というものの ホントの内容を知ったのは26歳の時だった。
当時 M嬢を生業とする女の子24人と2週間一緒に生活することとなり 彼女たちと色んな話をした。


先日、風雷社中の俊哉さんが「やろうと思っていた【39窃盗団】の上映会の予定は滞っている」と言っていた。
私はあの映画を見た時にあの時のM嬢の女の子達を思い出し、胸が潰される程に苦しくなった。


完璧ノーマルだった私は初めてSMプレイの内容を聞いた時に、ショックを受けたし物凄い吐き気をもよおした、
だけど…一番ショックだったコトは、
彼女達24人全員が虐待を受けて育ち、そしてそのうち19人の女の子は程度の差はあるが 
知的障害者だ
ということだった。

映画【39窃盗団】の主人公の一人は、父親から風俗で働かされるコトを強要されている 知的障害を持つ女の子だ。

そしてそれは、現実に、存在をしている。



人が人を救えるのか?
どうすれば私はこの女の子達を救うことができるのか?

などということを、当時の私は最初に真剣にに考え込んでしまったのだけれど、
その女の子達は 誰一人として救いなど求めてはいない、自分は幸せだと感じている女の子が多くて、
私もそのうちそれを理解することとなった。


親から虐待を受け、親から愛情を与えられずに育った人は多分永遠に、
自分が人から愛されることをとめどなく渇望し、
そして永遠に、
自分が人から愛されることがあるなんてことを心の底からは信じ切れない。
私も同様なのでよく知っている。

愛情を渇望したとしても、
「あんたが馬鹿だから頭が悪いから愛情を与えられないのだ」
…と幼い頃から叩き込まれてきたこのM嬢の女の子達は口を揃えて「この仕事が楽しい」と言っていた。

女の子達が所属するSMクラブは高級で、プレイ料金は物凄く高かったために、社会的地位の高いお客さんが多かったので、
女の子たちは皆プレイの内容がどんなに酷いものであれ、お客様からとても紳士的に優しく扱われていた。
例 えば見たこともない素晴らしい料理が並ぶレストランに連れて行ってもらったり、素敵な服や本物のアクセサリーをプレゼントされたり、海外旅行に連れていっ てもらったり、好きな映画やコンサートや美術館に連れていってもらったり、風邪をひけば電話をしてきてくれたりお見舞いに来てもらったり…と、
お客様からとても大事にしてもらえていた。
店の人たちからも大切に扱われていた。
一人の人間として尊重してもらえていた。
価値がある人間だと認めてもらえていた。
つまり、クラブ内では 
それまでの人生とは真逆の扱われ方をされていたんだ。

「仕事は大変だけど、お客さんも店長も私のことを馬鹿だって怒らないから。
私を好きだって言ってくれるから。
今まで皆から馬鹿だ馬鹿だって言われてたけど、ここの人達は皆優しくしてくれるから。」
彼女達は幸せだと言っていた。

例えそれが一時のコトであるとしても 例えそれが疑似であるとしても、
M嬢の仕事で自分の渇望しているものを手に入れることができるから幸せなんだと言えているんだ。

一瞬だって疑似だって、
幸せは幸せだ。


【39窃盗団】に出てくる女の子は 父親に風俗で働くことを強要され、そしてその給料を父親にピンハネされている…が、その女の子はそれに気づけない。

このM嬢たちも 誰かしらに何かしら搾取されていた…搾取するのは親だったり親戚だったり友達だったり恋人だったり…
けれど 搾取する相手は優しくしてくれるから 絶対にその相手を嫌いにはなれない。
幼い時からの優しくしてもらった経験が とっても少ない女の子達だからだ。


彼女たちは普通の会社員の数倍の月収を手に入れられる。
彼女達はその月収の多さで自分のプライドを保つことができる。
多少他人に搾取されても気にはならないし、
私もそうだったのだけれど、何かしらを相手に差し出すことをしなければ…例えば金品だったり身体だったり服従だったり…を差し出さなくては、自分と仲良くしてくれる人や 自分に優しくしてくれる人がいるなんてことを信じられない。
無償で愛が与えてもらえるものだなんて信じるコトが出来ない。
それは
虐待を受けた人にはとても多い考え方だし、身にしみてしまっていて、
そしてそれは
知的障害を持ちながら虐待されていた彼女たちにとってはなおさらで、
搾取は、
何かしらを差し出すことは、
彼女達にとってはとても理解しやすくて一番シンプルな 人と仲良くし続けていくための方式なんだと思う。



彼女達とはそれ以来 1度も会っていない。
もう20年も前の話だから、彼女達も年をとり M嬢という風俗は続けていないんだろう。他の風俗で働いているのか?

あの時よりも幸せになっているのか?
自分にプライドを持ち続けられているのか?
搾取され続けてはいないのか?
私は馬鹿だから…なんてセリフを吐き続けてはいないのか?

一瞬でも嘘でも構わないから、
でも、それが嘘ではなくて真実ならば最高なんだけど、
   彼女達が幸せを感じてくれていることに巡り合うこと
を 私は心より願う。

「知的障害があるから風俗で働く、知的障害があるからM嬢になる」
なんて選択肢が当たり前のはずはない。私だってそうは思う。
けれど 親から疎んじられ虐待され、それでも自立をしていた彼女達の、あれはとても強くてプライドを持っていた美しく気高い姿だったと私は思う。尊敬に値する。
…なーんて
書くとさ、ゴタゴタ言ってくる人がいるのだろうけれどね。
私は彼女達を美しいと思っていたし
尊敬していた。



私は他にはあまり類を見ない内容の虐待を受けて育ったことをずーっと隠して生きてきていて、未だにどんな虐待を受けたかを誰にも話したことが無いし、
そもそも虐待を受けてたってコトをキチンと告白できた相手は今までに2人だけで、

私はこれまで、決して落ちないモチベーションを保つ力と プライドと ほんの一部分だけだが天才的なモノが頭の中にあったために、M嬢にならずに生きてこれたわけで、

でね、
昨年あたりから なんとなく自分が虐待を受けていたということをカミングアウトすることで 救われる人がいるかもしれないと考えるようになってきた。
まぁ、
私の心の傷は限りなく深いために 虐待の詳細は誰にも語れていないし、この先も誰かに語れはしないと思うんだけれど、
そんな私でも まぁまぁ今まで楽しく生きてこれましたよってコトを傷手ついている人達に伝えるコトで、傷ついている人達の傷を軽くできるんぢゃないかなぁって考えるようになってきた。
今、
あの知的障害を持ってたM嬢達に会えたならば もうちょっと違うことを深く話せるんぢゃないかな なんて思ったりもする。

私は、誰かに自信を与えてあげられる人になりたい。

私は自分の産んだ娘たちに救われた、
娘たちに自信というものを与えてもらえた。
娘たちは 私が何かしらの物を差し出さなくても私を無償で求めてきてくれた、
私も何かを差し出さなくてはいけないなんて思わずに接するコトができた初めての人が我が娘たちだ。
娘が生まれてから 娘たちに愛される求められている…ということで私はとても安定したし、
ちょびっとだけだけれど自分に自信を持てた…娘たちに持たせてもらえた。
そしてそれからは
   物凄く楽になった。

あのM嬢の女の子達も今
自分を無償で愛してくれていると信じられる相手が 一人でも作れていると良いな
それは自分の子どもでも家族でも、恋人でも友人でもいいからね。


【39窃盗団】は、たくさんの人に見て欲しいと思っていた。私個人としては嫌なコトを思い出すから2度と見たくはないけれど。
でも あの映画自体は軽く笑えたりして 最後はハッピーエンドの明るい感じの映画だ。観ていて苦しくなるような映画では決してない。
沢山の人に観てもらって
あれは決してフィクションではないということを 皆に考えて欲しかった。



上映会が滞ってしまったのは残念だわ。
皆さんに観ていただきたいと思いますよ。
感じてもらいたいと思います。



by じゃりかふぇ おおた

colors~色んな色があるって素敵ぢゃんね(^O^)

バリアフリー社会人サークルcolors代表や大田おもちゃライブラリー「じゃりかふぇ」の企画をしている、太田(石川)あきよのブログです。

 私はこのコラムにある意味、胸が張り裂けるような思いを感じた。
 私自身は重度のアスペルガー症候群当事者であり、精神障害者保健福祉手帳3級を取得する程のひどいシロモノである。そして、たまたま人に恵まれたこともあり、継続A型社員(事実上の正社員)として、青山の某企業に勤務することができた。
 その私の境遇と比較して、性を売り物にせざるを得なくなった彼女たちの悲しみにはそれこそ、なんと言っていいのか。
  • 2013年12月10日(火曜) 再放送:2013年12月17日(火曜)
出演者
山本 譲司さん (作家)
宮本 節子さん (大妻女子大非常勤講師)
山田 賢治キャスター
ナレーション
河野 多紀さん
番組概要

搾取される知的障害の女性たち

(VTR)
「熱いので気を付けて下さいねー」
東京 池袋。
ホームレス支援団体の炊き出しです。
この日集まったのは300人。ほとんどが路上生活を送る男性たちです。その中に一人の若い女性の姿がありました。
女性:カロナール(頭痛薬)飲んだんだけど効かなくて。首が後ろに引っ張られるの。
この日、支援者に不安を訴えていました。仕事が見つからず、街で声をかけてきた男性を頼るしかなかったという彼女。これまでだまされ続けてきました。
ディレクター:こういう所では寝てない?
女性:寝てないです。漫画喫茶とか。あと人の家とか、知り合った男の人のところへ行ったり。で、変なことされたり。
ディレクター:嫌とは言えなかった?
女性:言えない。
一見分かりませんが、彼女には軽度の知的障害があります。何度か外国人と結婚させられた事もありました。滞在資格を得るための偽装結婚だと見られています。
ディレクター:外国の人は結婚しようと言ってきたの?
女性:うん。
ディレクター:無理やりだったの?
女性:うん。
ディレクター:一緒にアパートに住んだ?
女性:ちょっと。
ディレクター:まだ籍は入った状態?
女性:うん。探してるけど、いるか分からなくてもうおしまい。
現在は生活保護を受けて、アパート暮らしを始めたという彼女。しかし、このように支援の手が差し伸べられる女性は少ないといいます。
支援団体
代表:(女性は)見つけづらいですね。見つけづらいし、危険だと思っているから身を 守っているし、外で寝てると、なんていうか…道行く男性が買うっていうか。ラブホテルに1000円で買うみたいな話が本当にあって、外は危険なんですよ ね。だから女性が野宿するのはすごい危険で、本人たちもそれをわかっているから、野宿しないことを選ぶわけですね。
行き場を失った女性がたどりつく場所。その象徴が性産業だと考えられています。東京で20年間、風俗店などのスカウト業をしている男性。住まいを提供する事で女性たちを取り込んできました。中でも、軽度の知的障害がある女性は、魅力があると言います。
スカウトの
男性:使いやすいっていうか、悪く言えばだましやすいみたいな。50万くらい入って きて、3万くらいで(危ない)仕事とかやらせたこともあるし。普通の女の子だったらいろいろ質問してきたりするけど、そういう(障害のある)女の子たちっ て文句一切言わないから。それが一番の魅力ですね。
だまされても、助けを呼ぶすべも知らない彼女たち。支援につながらない軽度の知的障害の女性は、数万人とも数十万人ともいわれています。
なぜ彼女たちは見過ごされてきたのか。
これまで知られる事のなかった実態と課題を考えます。

「夜の世界しかなかった」知的障害の女性

(VTR)
東京郊外のある繁華街。
20代のアミさんです。
2か月前まで風俗店で働いていました。
アミ:あれ、あそこ。あっち側。
奥の看板、ピンサロ。
ディレクター:どういう仕事をするの?
アミ:ぬきの仕事だよ。
アミ:療育手帳と、前の携帯。
アミさんには軽度の知的障害があり、障害基礎年金を受けています。複雑な情報の理解やお金の管理が苦手です。
アミ:(店で着る衣裳の丈は)短い、短い、ほんっと短い。
これまで、胸を触られるキャバクラやデリバリーヘルスなど、性的なサービスを行う店で働いてきました。
アミ:普通におさわりがオッケーだから、胸出したりとかして触ったりとか。お客さんするよ、普通に。そういうお店だからしょうがないんだよ、おっぱぶだから。
ディレクター:平気なの?
アミ:それはしょうがないよね。
もともと普通の仕事に就き、幸せな結婚を夢みていたアミさん。しかし、現実は違いました。
アミ:お金がなかったら生活もできないし、食べていけないからそうするしかないし。
夢に向かって頑張ってたのに、夢が崩れたみたいなね。何もかも人生おわったんだなみたいな、夢から絶望にかわっちゃったみたいな。
小学生の頃から勉強についていけず、高校は障害者のための特別支援学校に通いました。家庭は貧しく、両親が酒を飲んでは ケンカを繰り返す毎日。アミさんは暴力を受け続け、家に居場所はありませんでした。
アミ:夕方学校から帰る時、こういう(幸せそうな)家族いいなみたいな、窓から見えたりとかするんだ。超うらやましい、うちと比べたらみたいな。そんな感じ。
高校を卒業後、障害者雇用枠で地元の弁当工場に就職。しかし、作業は一般社員と同じでした。初めは単純な作業が多く、なんとかついていけました。しだいに難しい仕事が回ってくるようになり、3年後限界をこえ、ついに出社できなくなりました。
アミ:超ストレスたまってたもん。自分になんかイラついてたよね。イラつきがたまってたから、普通に。 だから人に八つ当たりとか、バーッとかしてた。友達とかにも八つ当たりだよね。謝るのも「どうもすいませんねー」みたいな。「自分こんなんじゃダメかー」 と思ったけど、治んないんだよね、治そうとしても。
「気持ちを吐き出せばいいだろう」って言われるけど、いや無理だよって、はきだせないよって。自分で心の中にしまってた。ははは。
とうとう会社を解雇され、収入も住まいも失いました。そんな彼女に声をかけてくる男性がいました。風俗店のスカウトマンでした。
アミ:スカウトの人には「家も住むところないんで」って言ったら、「じゃあ住む場所を確保して、仕事を 紹介してあげるね」って言われて。紹介されて、そこから(風俗店の)寮生活がは始まった。その時は一番うれしかったけど、あとになってくると、だんだん優 しさが一転と変わったから、普通に。
その男性は部屋の保証人代として、毎月5万円をアミさんに要求。しかしそれは、本来払う必要のないもの でした。契約書の内容を理解できなかったアミさんは、だまされている事に気付きませんでした。次第に要求はエスカレートし、障害年金も奪われました。しか し、逃げる事もできませんでした。
アミ:断ったら断ったで、何されるかわかんないし。「大阪にとばして帰ってこれなくするぞ」とか、脅されてたから。だから自分を守るためにも「あっ」みたいな感じ。消し去ってる。
こうした生活を続けて2年。現在は支援者と出会い、男性から逃れる事はできました。しかし、今後の生活の見通しは立っていません。

“見過ごされる”知的障害の女性たち

(VTR終了。スタジオでのトーク)
山田:今日は、これまで知られる事のなかった実態を取り上げていきます。取材に当たった林原ディレクターです。今、VTRにあったアミさんですけれども、一見、知的障害のあるようには見えなかったんですが。
林原:本当にそうで、私もあるという事をおっしゃって頂けなければ分からなかったかなと思っていまし て。最初の印象は、本当にかわいらしい女性の方で、お話もとても弾みますし、言葉もたくさん知ってらっしゃると。だから個性かどうか見分けるというのは、 本当に難しいんだなという事は感じました。
山田:今はどうしてるんでしょう。
林原:今回取材の過程で、実は最初何も困ってないという事をおっしゃってたんですけども。どんどんお話 を聞くうちに、どうやら搾取の対象になっているかもしれないという事が分かってきて。それで今は支援者の方とつながって、という状況なんですけど、まだこ れからお仕事とかお住まいをどうするかというのは全く見えていないので、まだ本当に渦中にいらっしゃる方ですね。
山田:ではここからは、ゲストの方を招いてお話を伺っていきます。
まずは障害者福祉の問題について詳しい、作家の山本譲司さんです。よろしくお願いします。
そして40年間、知的障害者の福祉、女性支援に携わってこられた、宮本節子さんです。よろしくお願いします。
そもそも知的障害とはどういった障害なのか。こちらで見ていきたいと思います。
知的障害というのは、知能指数と日常生活能力を基に判定されて、最重度から軽度までこのように区分されます。今日注目するのは、この軽度の知的障害についてです。山本さん、軽度の方たちというのはどういう問題を抱えているんでしょうか。
山本:今の日本の障害者福祉というのは、どうしてもね、この最重度、重度、中度の人への支援に重きを置 いてる。というのも、例えば最重度、重度の人たちに食事介助をする、あるいは入浴の介助をする。こういう事業者に対しては加算をされていく訳ですね。とこ ろが、日常動作の上でほとんどハンディキャップのない軽度の人たちについては、ほとんど予算がつかないというのが現状なんですね。従って、福祉事業者もど うしても最重度の人たちを支援対象としがちだし、またそういう人たちに合った支援メニューしか用意されてない。
山田:宮本さん、いわゆる健常の方と軽度の知的障害の方と…ここですよね。非常に境が曖昧だと。
宮本:先ほどのアミさんの例でよく分かるように、彼女はすごく語彙が豊富だし、だけれども、難しい問題 をきちんと自分の生活に引き寄せて理解する事ができない。従って、5万円も毎月だまし取られている事も、だまし取られているという認識には至らないで取ら れっ放し。でも、乱暴された事は分かるという形ですよね。なので、軽度の知的障害のある人たちの場合は、ややこしい人間関係をうまく自分で調整して生活し たりとか、金銭管理をきちんとしたりとかいう日常生活で普通に持っているスキルがうまく獲得できなくて、そこのところで支援が必要だっていう人たちが多い んじゃないかなと思う。
山田:それでは、軽度の知的障害の女性特有の問題をちょっと仕分けして見ていきたいと思うんですが…。
(家庭・地域等での支援を失った場合)
山本:まず申し上げておきますけど、必ずしも軽度の知的障害者だからこのルートに乗るという話では、決 してない訳ですね。貧困だとか、あるいはすさまじい親からの虐待を受けてるとかね、非常にやっぱり劣悪な環境の中で育ってるんですね。従って、性風俗の あっせんをするような人たちが言葉巧みに彼女らに近寄って…。それこそ、自己肯定感みたいのをあおっていく訳ですよね。「あなたはすばらしい」と。そこで  ある意味くすぐられる事によってね、そこしか居場所がなくなるという事ですが、ただし、いやいややっている人もいる訳でね。でもここよりも、よりましな 所がないのかと。そこを用意できない福祉、あるいは地域社会というのは一体何なのか。そこが問題だと思いますね。
山田:では、こうした女性たちをどう支援していったらいいんでしょうか。ある施設を取材しました。

傷ついた知的障害女性 支援の現場

(VTR)
3年前、施設に保護された30代の足立綾子さん。今、施設を出て暮らすための訓練を行っています。
スタッフ:ここがキュウリで、ここがハム。ゆっくりで大丈夫、ゆっくりで。
知的障害がある足立さん。料理の段取りなど、同時に複数の事をするのが苦手です。スタッフと手順を一つ一つ確認しながら、繰り返し練習しています。
スタッフ:だんだんだんだん速くなっていった気がします。3ヶ月練習されて。最初は「次どうするんですか、次どうするんですか」って感じだったんですけど、慣れたら職人のようです。
足立:おいしい。
スタッフ:久しぶり?
足立:おいしいです。本当に。
スタッフ:よかったですね。
今では明るい表情を見せていますが、保護された当時は衰弱し、心を閉ざしていました。小学校から授業をほとんど理解できず、高校に進学できなかった足立さん。しかし両親は障害を認めず、努力不足だと責め続けました。何をやっても認められず、劣等感にさいなまれる日々。
そんな時話を聞いてくれたのが、出会い系サイトで知り合った男性でした。その男性と暮らし始めた足立さん。しかし男性はギャンブルの借金を負わせた上に、暴力を振るうようになりました。
足立:お尻を足で叩かれたり、突き飛ばされたり。すねの部分を切られちゃって、ぶちっと。結構DVがあ りましたね。本当に別れたかったです。もう体も限界、精神的にも限界で。でも家には帰る場所もないし、居場所もないし。私の居場所ないんだから、しょうが ない。ここでずっと暮らすしかないと思ったんで。
無一文になってしまった足立さんは家を追い出され、路上生活をしていたところを保護されたのです。
婦人保護施設では傷ついた女性を危険から守り、安心して暮らせるよう心と体のケアを行います。この施設では利用者の半数に知的障害があり、一人一人に応じた支援に力を入れています。最も大切なのは、自分は駄目な人間なんだという意識を変え、自信を取り戻す事だといいます。
スタッフ:彼女がご本人で書いてこられた目標と、短期の計画の振り返りをしたところです。
ここではまず、本人に自分の目標を書いてもらいます。
歯磨きやお風呂をちゃんとやる事、規則正しい生活と食事をとる事。自分で考え、自分の言葉で書く。それが意欲を引き出すと考えています。
スタッフ:ご本人の書いたこの1枚が、ものすごく効果を発揮しました。(足立さんが)目標を見失ったん ことがあったんですけど、この自分が決めた順番の「1番はできました、2番もできてました。あっ、私ここまでできてました。けど、この3番ができていない です」「じゃあ、この3番をこれから一緒にやっていきましょう」っていうふうに決めて、彼女は「分かりました」というふうに落ち着かれたんです。
前施設長:人が書いたものはひと事なんですよね。でも自分の事なので、自分で書きましょうっていう事で書いたのがこれなんですけど。これはね、ご本人の努力もあるんですけど、本当に思いがけない力を、皆さん出しますよ。
足立さんが書いた目標は「健康で働きたい」でした。
その希望をかなえるために、スタッフは障害 者が働く作業所を回り、彼女に合った仕事を探しました。清掃や部品の組み立てなどを体験し、足立さんはお菓子の箱作りを選びました。わずかでも自分の力で 収入を得る。真面目に働いて周りからから信頼される。少しずつ手応えを得ていきました。
足立:今までは仕事ずっと嫌だったんです。でもここで働き始めてからすごく楽しいです。楽しいです、本当。自分が頑張ったからお給料もらえるのは、すごく嬉しいんですね。
そして1年がたったある日、足立さんの中で大きな変化が起こりました。街で声をかけてきた男性がしつこ く交際を迫ったため、スタッフ同席で話し合いが行われました。これまで男性の言葉に流されてきた足立さん。しかし、心配するスタッフの前できっぱりと言っ たのです。「私は仕事を一生懸命やるって決めてるんです。邪魔しないで!」。初めて、自分の意思を貫くことができたのです。
前施設長:びっくりしました。まさかそんなセリフが出てくるとは思わなかったから、びっくりした。一番 思うのは、やっぱり人って変われる。変わるのはご本人の力であって、それを私たちがどう見ながらサポ-トしていくかという事の表れであって、それはいろん な方が、いらした時と比べたらみんな変わっていきますね。自信を持った時から変わっていきますよ。
    成功体験を積み重ね、自立する力を身につけてきた足立さん。
    スタッフ:ゴミ袋もね。
    足立:はい、ゴミ袋も買いました。
    苦手なお金の管理にも積極的に取り組んでいます。間もなく施設を出て、支援を受けながら地域で暮らし始める予定です。
    足立:自分に少し自信が出たかなみたいな感じはあります。今は信頼してる人がいっぱいいて、応援してくれる人もいるんで、私は仕事をしながら支援員さんたちと一生懸命、一緒に成長していきたいかなと思います。

    軽度の知的障害 地域でどう支える?

    (VTR終了。スタジオでのトーク)
    山田:宮本さん、自信を持つとここまで変わるものなんですね。
    宮本:変わる場合もあるという事ですよね。つまり、彼女の場合は自分でも考えるようになったし、考える いろいろなヒントを与えられて、それが うまく彼女の胸に落ちて、こう生きていける、自分はこんなふうに生きる事ができるんだっていう先が見通せるように なった。その事が彼女を変えていったんだろうと思います。社会ときっちりつながっていられる。それを実感できる事ってすっごく大切だと思うんですね。
    山田:何か例ってありますか。
    宮本:ある朝ですね、電話がかかってきたんですね。
    「宮本さん、更新できたよ、更新!」。
    山田:更新? 何の更新ですか。
    宮本:私もとっさには分からなかったんだけれども、「あっ、そうか、家賃の更新ね」。
    その人はずっと施設をあちこち回り回って、グループホームを体験して、1人でアパートを借りて生活できるようになった。2年頑張って更新できた。その喜びたるや…すごい喜びと、そして2年頑張れた自信っていうのは大変なものなんですね。
    ただそうなっていくためには、いろいろな人たちに助けられないと、その生活は維持できないと思います。
    山田:地域で生きていくためには、ずっと長い支援というのが大事になると…。
    宮本:いろんな人たちが、ヘルパーさんだとか保健婦さんだとかソーシャルワーカーだとか、それから元いた施設の職員とか、複合的にいろんな形でその人のために組み立てられないと、うまくいかないという事だと思います。
    今回番組には、現場の支援者や当事者の方からもたくさんの声が寄せられました。

    『特別支援学校で教員をしています。軽度の生徒の中には「私は障害者ではない」と話し、療育手帳の取得を嫌がる子もいます。しかし就職は障害者枠なので、療育手帳を取得しなければいけません。比較的理解ができる軽度の子にとっては、辛い現実なのかもしれません』

    『知 的障害による判断力・倫理感の欠如、または性衝動を抑制するのが困難であるというのは誤りです。私が出会ったグループホームに住む女性で、出会い系サイト を通じて男性と関係をもつことを繰り返す人がいました。話をしていくうちにだんだんと人懐っこさを見せ、求めているのは性的な関係等ではなく、こんな当た り前の人との触れ合いであるということを強く感じました』

    『私は知的障害ですが、見た目は普通ですが、お店に入ったら、お前に売るものはないといわれ、入店拒否されたりしました。差別が多すぎですよね? 仕事も今は、夜の仕事をしています、普通の仕事は、ないので、ても不安です、』
    宮本:とかく、性産業に巻き込まれる女性に対する偏見っていうのがあると思うんですね。だらしがないか らとか批判的な目で見る人がいるかもしれませんけれどもでも、やっぱり人は人一人だけでは生きていけなくて、人によって支えられながら生きていく。その支 えられる場が、たまたま性風俗が一番マッチングしてしまう。そういう社会っておかしいというか、そうじゃない社会を私たちは作っていかなきゃいけないん じゃないかなと思うんですね。
    山本:やっぱり福祉の方の意識も変えなくてはならない。これまでともすれば…そりゃ福祉の現場も 
    大変なんですよ、かつかつの予算の中でやって。しかしそんな中で、どうしても支援対象者に対して既存の制度の枠組みに適応するように求める訳なんです。そう じゃなくて、彼女ら彼らのニーズに合わせてフレキシブルに対応する事によって、こういう福祉のはざまに落ちてしまった障害のある人を支援をする事によって、現場の皆さんのね、福祉的な支援のスキルもアップすると思うんですよね。
    山田:この問題、私たちは継続的にこれからも取材していきます。
    今日はどうもありがとうございました。


     風俗産業が彼女たちの受け皿になっていることは断じて放置してはいけない。
     なぜなら、そこで人間として誇りを持って生きられるのかという観点からすると明らかにおかしいといえる。風俗で働かなくても、働く環境を全体でほんの少しでも変えれば、障がい者でも働けるのである。
     私の知り合いのご主人は育児をされているが、「バリアフリーがあってほんとうに便利だと痛感した」と話している。最近のトイレには赤ちゃんのおむつ替えもあるからだ。そういうことの積み重ねに多くの人たちの努力があったのだということだ。
     私はこの話を聞いて前回のコラムでも述べたように、頭を鈍器で殴られたかのような衝撃を受けた。そして、激しい怒りを覚えた。そういうことで搾取して稼ぐ連中はもちろん、不甲斐ない私自身にも。もっと私は強くいい続けてこなければならなかったのだと今は思う。
     障がい者というよりも、生活者として、尊厳ある生活ができるようになる社会。そのために政治があるのは明快だ。そのことをネオナチジャパンは全く自覚していない。大企業やアメリカ、大資産家共には利益を不当に流し、弱者から搾取するのがネオナチジャパンの本質である。
     この夏の参議院選挙では、絶対にこのゆがんだ仕組みに断罪を下さねばならない。

     ネオナチジャパン=自民党・公明党・維新の党(大阪維新の会含)・次世代の党か、
     国民与党=日本共産党・生活の党・社民党を選ぶかにかかっているといってもいい。民主党の再生は、国民与党との和解、ネオナチジャパン一派を断ち切る厳しさから始まると指摘してもいい。